Q:勉強部屋は必要ですか?

 
 
A:お勉強に適した場所として
どんなお部屋を思い浮かべられますか?

子ども部屋などは一般に
落ち着いて取り組めるように
セッティングなさることが多いと思います。

方角、風水、カーテンの色、アロマまで…
涙ぐましい工夫をなさっておられる
お母様もいらっしゃいますが…
正解は180度違います。
絶対に落ち着いてはいけないんです!
 
連想ゲームをしてみましょう。
落ち着く
=静か
=穏やか
=リラックス
=目を閉じる
=眠い…
全くダメダメなのが
よくお分かりいただけるかと思います。
 

引きこもりの3条件
というのがあります。
『ネット環境』『食い物がある冷蔵庫』とともに
大きく左右するのは
『鍵のかかる部屋』です。
 

居場所なんて与えるから、出てこなくなる。
電気切ってネット切って
食いもん撤収したら
出てきます。
 

子どもたちがしんどいこと嫌いで
楽しいことが好きなのは
ずっとずっと変わりません。(いいオトナでも…)
昔、引きこもりが少なかったのは
家が圧倒的に居心地が
悪かったからです。
 

ふすま一枚、しかもいつ開くかわからず
ちょっとだらけてたら
じいさんばあさんが小言を言い…
 

だから勉強は嫌いだけど
仲間に会いに学校には行ったのです。
 
 
だから
勉強部屋と名付けられた
子ども部屋なんて
本当は要りません。
子ども用の寝所があれば充分です。
 
 
じゃあ学習は…
驚くべきデータとして
成績優秀者の
ほとんどが
『リビング・
ダイニング学習』です。
 
 
どちらかと言えばおうちで最も騒がしい場所…
兄弟が騒いでて、お母様が支度をし
場合によってはテレビがついてる… 
 
 
出来る子とはそういう場所を
モノともせず切り抜けられる子
なのです。
 

腹ぺこで、時間に追われていて
少し寒いもしくは暑いくらいで
イラッとしているくらいで
落ち着かない色合い
一番解決力も処理速度も
速いんですね。
 

スポーツカーの内装に赤が使われるのも
この部分…闘争的になるからです。
 
 
簡単に言えば
学習は『飢えてる』時が
一番。
 
だから、食後、お風呂に入ってから
落ち着いた内装の暖かい部屋で
テレビやゲームを堪能してから・・・
では絶対にまずいのです。
 

だからあえてややバランスの悪い状況で
急かしてお勉強をさせてあげてください。
 
もちろん
すぐブンむくれるようなダメ男くんは
いつやってもどこでやってもキツいですが・・・
 
少なくとも
楽しいことを先にするようではお先暗いよ
とお子たちにお伝えください。

よろしくお願い致します。