Q:余裕のあるうちに

本は読んだ方がいいですか?

 

 

A:お母さま方の脳内に

「絶対必要」

というお答えがあられるとは思います。

現に「本を読まない」というご相談は

男児を中心に後を絶ちません。

 

しかし

これには学年による大きな差があります。


まず

小6で本を読み倒す子は

ほぼ展開が

あまり芳しくありません。
推理小説やホラー

ファンタジーはなおさら…

それは現実逃避が伴うからです。

 
もちろん時間を決めて

自分を律することのできる子

全く問題ありません。

しかし

現実逃避の誘惑は

延びやすいものです。

 

いい大人でもそうですが

現実逃避を

すぐにする人間

何もなすことが出来ず

すぐ他人のせいにする

イジケた見苦しい人間

が多いです。
 

こういう読書は大きな意味では

「ゲーム」「動画」「漫画」

と同じ直線状にあり

お母様の目をごまかせる

という意味で

むしろ悪いです。 

ですから

受験学年は多読NG

です。
 


では他の学年ならいいのかというと

単純にそうでもありません。
「読んだから国語が伸びる」と言うものでは

絶対になく

せいぜい活字に対するアレルギーが

減るぐらいのものです。

 

ですからどの学年でも

ただただ読ませるのは時間の無駄です。

 


読解力と言うのは乱暴に言えば

オトナの感覚にフィットした

読み取りができるチカラであり

子ども本来の感性とは真逆の

モノも多々含まれます。

だから「オトナがハッとするツボ」を

キチンと教えないといけない…

そのためには

ディスカッション

が最重要になります。
必ず読後感を

語ってもらってください。
 

そして

オトナはこう感じるんだな~

言うことを話してあげてほしいと思います。


これは「本」に限りません。

テレビでも映画でもDVDでも…

観光ですら全く同じです。

感想を述べあって感性の調整をすすめる。
いつでもできる

国語教育です。
今日からよろしくお願い致します。