夏休み…と言えば8月31日まで…それが長い間の当たり前でした。
だから宿題できなくて休む(多くはここから不登校になります)ことを「8月32日」なんていうヤツもいたりしました。
しかし…
私学の中・高が「補習授業」と称して7月をほぼ登校にしたりし始め
そうこうするうちに夏休み自体を2週間程度に抑える学校が続出しました。
大学進学実績をもって争い、保護者の方が大賛成とあれば当然の流れです。
こういう動きを受けて31日縛りはどんどん薄れていき、私学の小学校などは「キリのいいところ」で動かし始め、「金曜終了月曜開始の6週間」とするところが増えてきました。
早く始まって、早く終わる…そんな年も出てきます。
今年は27日始業の学校も多かったようです。
しかし厳然と31日までお休みの学校もまたあります。
そうすると困るのが塾の夏期講習…
いったいいつまでやればよいやら…で、31までは出し物を用意します。
ウチのように「従量制」だと問題は起きないのですが、月謝制のところではこれが少々厄介になってきます。
友人の塾長…
ひとりは「学校が始まってしまって受けられない分の代講」を求められ、土曜日曜から運動会代休まで駆使してフォローするそうです。
もう一人のところはもっと深刻で「受けられない分の返金」を求められてるとか…
夏期講習の日程はあらかじめ発表されていますから、受けられないんなら受講そのものの見合わせも可能だったと思いますし、何より事前に相談すべきだと思うのですが、今頃になってブツブツ仰ってるようです。
こういう方はそのうち
「アタマ痛いから休むので返金」
「ユニバ行くから返金」
「友達と焼肉行くことになったから返金」とだんだんエスカレートしていきます。
大手さんは「ハイ、むり~」の一言で問題ないのですが、中小にはなかなかしんどい問題です。
もちろん突発的に起きたことには柔軟に対処しますが、見通せるものを見落としたから「今のナシね」はないのではないかと思っています。
自己責任って…死んだんでしょうか。