あさのあつこさん 

「バッテリー」より

母 真紀子の言葉

 

「…いろんな人がいたけど

やっぱり、いるのよね。

野球をするために

生まれてきたような人。

 

そんな人は

他人に憧れたりしないの。

誰かに憧れて

同じように野球をしたいなんて

思ってる人はダメよ。

いつか、だめになる。

 

自分の野球に

憧れることができる人

自分を誰よりも

すぐれていると思える人じゃないと

ダメなの。

 

巧、あんたはそうでしょ。

憧れてる人なんていないでしょ。

部屋にもポスターなんて

貼ってないものね…」

 

「野球」を

さまざまな

「スポーツ」や「習い事」や

さらには

「学習」や「仕事」や

「子育て」なんかに

置き換えても

言えるんじゃないかと

いつも思っています。

 

大事なのは

自分自身の

制御下にある

自分です。