能力(技能)よりも大切な事 | カロンのブログ

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とある番組で、東大生の女性が、企業の人材採用基準について意見を述べられていた。

その方の考えによると、「人柄重視」と言うのが納得出来ない様だった。
「人柄」と言う曖昧なものではなく、「能力」を重視して欲しいと言う。


色々その方なりの意見をおっしゃっていたが、私は素直に「そうだなぁ。」とは思えなかった。


もちろん、業種によっては、専門的な知識や技能が必要になって来るものもあるだろうけれど、それと同じ様に、いや、どの業界でもそれ以上に、その人の「人間性」と言うものは重要なスキルの一つになるのではないだろうか


仕事に対する気持ち、仕事の上で出会う全ての人・物への接し方、コミュニケーション力、協調性等々・・・。

仕事そのものが上手くいくかどうかは、それらその人の人柄から来るものの影響が大だと思う。

と言うよりは、そこが一番大切だと思う。

だからこそ、その人がどんな人柄なのかは、採用する側にとっては、持っている資格や技能以上に重要視するのではないだろうか。


「能力を重視して欲しい。」とおっしゃった方は、恐らくご自分の能力に自信がおありなのだろうと思う。
東大で研鑽されているのだから、それなりの知識も技能もおありなのだろう。

それで、就職活動をされていても、なかなかそれを認めて貰えない事に苛立っていらっしゃる様に感じた。


しかし企業側からしてみれば、もちろん初めから色々出来るにこした事はないが、仮に出来なかったとしても、大抵の事は仕事をやって行きながら覚え、身につけられる。

それよりも、自社の仕事内容に、どれだけのプラスアルファを加えて貰えるかの「人柄」を、重要視して当たり前と言うか、そこを真剣に見る企業こそ一流だと、私は思うのですが・・・。



彼女のお話を聞きながら、
   「ああ、この方は、受験用のお勉強ばかりを必死でされて来たんだなぁ。」
   「こう言う事が分かる・出来る様になって・・・と言う、明確な目標(ゴール)がないと駄目な方なんだなぁ。」
   「どんな事が求められているのかを、自ら考え、感じ取り、見出し、それに意義を持たせて研鑽すると言う学習をされて来なかったんだなぁ。」
と思った。



私自身は、彼女とは比べ物にならないくらい平凡で、飛び抜けた学力や能力がある訳でもない。

なので、そんな私如きの者が彼女に意見するのはおこがましいけれど、人が生きて行く上で最も大切なのは、学歴でも経歴でもなく、人間性だと思っている。

どんなに優秀な成績を残そうが、どんなに立派な仕事を成し遂げようが、その人がどの様な人なのかによって、それらは全く異なる意味を持ち、違う結果となるのではないかと思う。


個々を大切にする教育の影響か、自分が大事な個人主義、他のものとのコミュニケーション能力の欠如を強く感じる今の世の中。


己にも常に言い聞かせなければいけないと思っている「謙虚さ」と「優れた人間性」。

人は、この一番大切なものを忘れる事なく、技能以上に心してこれらを研鑽しなければならないのではないだろうか。

そして、そう思う心を持ち続け行う事こそ、様々な人や場から求められる素晴らしい人になれる、唯一の道だと思う。


こんな考えは甘く、間違いなのだろうか