伴奏のすすめ] | カロンのブログ

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結論から言います。

音楽を勉強している、あるいは志している方。
歌 ・ 楽器など何でも、また音楽のジャンルを問わず、是非、いえ出来れば必ず、一度は伴奏を経験 ・ 勉強して下さい!

自分の専門分野以上に勉強になるのはもちろん、しいては本来の勉強分野に、より幅広さ ・ 奥行き ・ 豊かさを与えてくれます。

私は、大学で声楽を専攻。
ソプラノだったので、それまで歌にしても楽器にしても、主旋律・ソロばかり。
合唱でも一番トップのパート、ピアノの連弾ですらFirstしか弾いたことがありませんでした。

そんなある日、同級生のホルンの伴奏をする事になりました。

とても厳しい先生で(と言うよりは、荒っぽい ・ ・ ・ なぜか男子にだけで、女性にはとてもジェントルマン)、友人(男子)がミスをすると、足蹴りが飛んで来たりしました ・ ・ ・ ヒエ~Σ(゚д゚;)

そのため、伴奏については厳しく注意されたことはあまりありませんでしたが、毎回レッスンは、私の伴奏で彼が演奏しにくくならないよう、良い演奏が出来るようにと緊張の連続で、胃が痛くなりそうでした。

ある日のレッスン。
いつものように演奏していると、「違う!」と先生の一声。

ああ~、また愛の?ムチが飛んで来る~ ・ ・ ・ と身構えた次の瞬間。
優しい表情をされた先生が、私の横に ・ ・ ・ 
そして、「そこはこう演奏するんや! じゃあいくよ。」と、私にニコッと合図。

あわてて伴奏を弾き出したのですが、そこでビックリと言うか、衝撃が

先生の伴奏は初めてだったのですが、合わせようとかこう演奏しようとか全く考えず、何かに導かれるように、いつものような緊張も力みもなく、ごく自然に演奏出来たんです。
ホルンが主で、その伴奏をしているという感覚ではなく、二つの楽器が正に一つなって一つの音楽を奏でている ・ ・ ・ 。
そんな不思議な感覚でした。

ああ、これが本当のすごい人の一流の演奏なんだ ・ ・ ・ と目からうろこ状態でした

合わせようとしていないのに、あうんの呼吸とでも言うように、気持ち良いくらいピッタリ息が合い、自分でも今のは良い演奏が出来たなあ~と思えて。

決して私が上手だったからではないのに、その時先生が友人に、「この素晴らしい伴奏者は、大事にしろよ。」とおっしゃってくださいました。

それ以来、友人と私の音楽作りは変わりました。
いろいろ意見を出し合いながら練習をするのには変わりはありませんでしたが、その内容や求める音楽性は一変しました。

もちろん私自身の声楽においても、伴奏者との音楽作りへの意識が変わったのは、言うまでもありません。
私自身も、伴奏者が自然に良い音楽を奏でられるように、引っ張って行けるようにならなくちゃ、とも思いました。

それを機に私は、歌やフルート ・ 小編成の合奏等の、いろいろな伴奏をさせてもらいました。
(余談ですが、今まで演奏した事のない楽器も、音出し程度ですが、友人や先輩のを借り教えてもらいました。)

そしてその全てから、様々な音楽性や音楽を作っていく上での大切な事を学びました。
決して上手な演奏だけではなく、一見失敗に思えることですら、その中からたくさんの物を学びとる感性を、身につけられたと思います。

自分の専門以外の事を経験し学んだからこそ、より一層専門分野のことも見えて来て、深められたんだと思います。

そして音楽において、伴奏が決して「従」なのではなく、伴奏と主旋律が本当の意味で一つになった時に初めて、真の素晴らしい音楽が奏でられる事を実感するためにも、出来る限り多くの伴奏経験の機会を持って下さい。

もし、ピアノは苦手とおっしゃるなら、一番大事な低音部のみを演奏するとか、何か楽器をされているなら、それで伴奏部分、あるいはコード進行を支える音のみでも演奏するのも一つかもしれません。
反対に、それで「これだ~!」と言うような音楽が出来たら、それこそ素晴らしい!!!

是非是非、挑戦してみて下さいね。
今日は、偉そうな事言っちゃいました(><;)  すみませ~んm(_ _ )m

でも、私が感動したあの瞬間を、是非一人でも多くの人に経験して欲しくて(*^▽^*)