La Porte ~扉が開くとき~

今夜は、↑のライブに行ってきました。



出演
高橋美千子(ソプラノ)
髙橋全さん(ピアノ)

前半はトークと公開リハーサル
後半がコンサート

という構成でした。




フランス近代の作曲家、フォーレ、ドビュッシー、プーランクの歌曲にフォーカスした催しだったのですが、この集まり、結構その道に詳しい方々(マニアック?)が集っていたみたいです🤣

フォーレの歌曲くらいしか知らずに気楽に来てしまった私、場違いなところに来ちゃった???
ドビュッシーやプーランクに歌曲なんてあるとは知らなかったよ…

という私に反し、
私以外の聴衆はのっけのトークからバリバリ反応していて少々怖気づきました🤣

ですが、髙橋全氏が、古典派の落ち着くカデンツと、落ち着かないモヤモヤした近代フランス曲の進行を自身の動作を交えながらピアノを弾いて面白おかしく説明してくださり、一気に惹き込まれていきました。

日曜日に御茶ノ水で初めて高橋美千子氏の歌を聴いてそのお声と表現にとても惹かれたのだけれど、今夜リハーサルを聴かせてもらい、当たり前なのだろうけれどこんなに緻密に計算されたものだったのね、とあらためて感嘆しました。

リハーサルでは音楽用語が次々に出てきて、かろうじてついていけたけれど、やっぱりこれはマニアックな会だったのかも?

フォーレの「夢のあとに」をハ短調、ニ短調のどちらで聞きたいか聴衆に質問して多数決でニ短調で演奏してくれたのですが、最後の撮影タイムにハ短調でも演奏してくださり、両方聴けて良かったです。
私は最初、ニ短調を希望してその通りになったのですが、最後に聴かせていただいたハ短調の方も落ち着いていていいかもしれない、と感じました。



音楽という括りから離れて、
ざっくり言って、私はどこかフランスよりドイツの方が性に合っているというか…

言語も耳馴染みがいいのはドイツ語の方で、フランス語のニュルンとした感じ?😅(語彙力なさすぎ😅)があまり好みではありませんでした。なので第二外国語として履修したのもドイツ語だったし。

でも、今夜、この三人の近代のフランスの作曲家の歌曲を解説付きで聴かせていただき、そのハッキリとしないどこに行き着きたいのか分からないモヤモヤとした浮遊感を味わうのもアリだな、と思いました。

今宵のライブのタイトルは

La Porte ~扉が開くとき~

でしたが、私にとっては音楽に限らず、人生における割り切れないモヤモヤも滋味深いという感覚の扉が開かれたようです🥰



因みに、髙橋全さんには
2019年12月6日、私の還暦の誕生日に
モノリナのひらい麻莉さんとのコラボの個人セッションを受けさせていただいたことがあります。↓



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