マイナビ31 | スーパーメグ日記 怒りのアフガン2

スーパーメグ日記 怒りのアフガン2

右手にガラケー 左手にウインナー 背中に赤いブツブツを背負い 志は高くプライドは低く 強い者に厳しく自分に優しく 欲は深く毒を吐き 肩で風切り動物引き連れ今日も行く いつも心に出刃包丁 ワタスの名前を言ってみろ アメーバの穀潰しメグ(めぐ)の自己満ブログ

スーパーメグ日記 怒りのアフガン

というわけで昨日の続き

ミッチャン『これがダイワハウスか、築40年の中古住宅に住むあたしには無縁だな』

サヤカ『ただいま!今日はミッチャン職長が来たよ』

ダンナ『おかえり、!?』

ミッチャン『はじめまして、職長のミチコでございます、皇后さまと同じ名前でございます、オホホホ』

ダンナ『よろしくお願いします!ちょっと!ちょっと来て』

サヤカ『どうしたの?』

ミッチャン『料理わかんねえんじゃないの?』

ダンナ『あの人職長?』

サヤカ『そうだよ』

ダンナ『物凄い美人じゃない?モデルさんみたい』

サヤカ『え?ああ、背も高いしスレンダーだよね、惚れちゃった?』

ダンナ『いや、信じられないぐらい美人じゃない?』

サヤカ『あれが?』

ダンナ『あれって!』

サヤカ『やっぱり男の目線って違うんだね』

ダンナ『美人に見えない?』

サヤカ『ウチらはヤギって呼んでる』

ダンナ『ヤギって!あんな美人なヤギ居る?』

サヤカ『わかったよ、ミッチャン喜ぶよ』

娘『母さん!今日はまたかっこいい人だね』

ミッチャン『あら良い子ね』

サヤカ『ミッチャン、ちょっとダンナさん手伝ってあげて』

ダンナ『ちょっと!ちょっと!』

ミッチャン『何を作ってるんですか?』

ダンナ『は!は!ハンバーグです』

ミッチャン『そんなのも作れちゃうんですか?』

ダンナ『ポー』

ミッチャン『え?』

ダンナ『ポッ』

ミッチャン『ウフフ、ちょっとサヤカチャン!娘さん手伝ってあげて』

娘『はーい』

サヤカ『何ですか?』

ミッチャン『ちょっとあんた、自惚れてるわけじゃないけどさ、ダンナさんあたしの事タイプだよ』

サヤカ『そうなんです、すごい美人だ!ってびっくりしてました』

ミッチャン『本当?なぜサヤカチャンより早く出会わなかったんだ?』

サヤカ『意外、ミッチャンみたいな女の人がタイプなんて』

ミッチャン『わかった、あたしサヤカチャンの真逆だもん、サヤカチャンは目がパッチリした可愛い系じゃない?あたしキツネ目のトンガリ顔だもん、男が浮気する時は、嫁と似たようなのか真逆かなの、中途半端なのは手をつけない』

サヤカ『さすが恋愛師匠、モデルさんみたいって言ってた』

ミッチャン『体も見てるのよ、サヤカチャンと違う平らなおっぱいに興味を持ったの』

サヤカ『脚も細くて長いしね』

ミッチャン『このままハンバーグ作り続けたらあたしを抱くぞ』

サヤカ『あの人はそんな事出来ません、手伝ってあげて下さい』

ミッチャン『君の自信はどこから来るんだ?』

というわけで(笑)翌日

ミッチャン『というわけでダンナさんはミッチャンにメロメロになってしまってな』

エリ『妄想はやめなさい』

ミッチャン『マジだよ!あたしもびっくりしたもん』

メグ『動物好きなんだ』

キミ『なんて可愛いヤギだ』

ミッチャン『本当だって!』

サヤカ『本当です』

ミッチャン『ほら』

サヤカ『ミッチャン帰った後も、あんな美人な人がー、あんなモデルさんみたいな人がー、あんな良いニオイの人がー、ってずっとミッチャンの話』

メグ『化粧ぶ厚かったもんな』

エリ『化粧品売場のニオイしてたもん』

ミッチャン『浮気しちゃうよ』

サヤカ『出来ないんです、エッチな本も見ないんです、だから興味を持ってくれて良かった、あのスイチャンを全力拒否したんだよ?』

キミ『するさ』

メグ『ヨダレママだぞ?』

サヤカ『一番ヤレそうな女じゃない?』

キミ『サヤカチャンも変わってしまった』

マナ『メグさんハローワークから求人の電話です』

キミ『え?』

ミッチャン『締め切ってないの?』

ヨウ『忘れてたの?』

マナ『面接します?』

メグ『電話変わる、もしもしご苦労様です』

キミ『どうすんだよ?』

エリ『優秀な人材だったらね?』

ミッチャン『知らね』

電話『ガチャ』

ヨウ『どう?』

メグ『32歳女性』

ミッチャン『いや、断ったの?』

メグ『明日面接します』

エリ『え?』

キミ『まだ取るの?』

メグ『ニーソ、モニカ、チョップは新卒枠だ』

ミッチャン『サヤカチャンは?』

メグ『障害者枠、これは元々本社に押し付けられた枠だ、だからあと二人取れる』

キミ『二人取るの?』

メグ『もう一人優秀な人材が入れば、配置をガラっと変えてより効率的に出来る』

マナ『だから締め切らなかったんですか?』

メグ『新人3人とサヤカチャンが思ってたよりかなり使えたから、こっちも一歩先を考えれた、でもどうしてももう一人欲しかった、最後の一人はキミチャン班に預けるから』

キミ『またウチ?』

メグ『採用決まれば詳しく話す、明日の面接で採用決まったら、ミッチャンにも配置を話す』

ミッチャン『わかったよ』

つづく