ある女性ライダーたちの悩み2 | スーパーメグ日記 怒りのアフガン2

スーパーメグ日記 怒りのアフガン2

右手にガラケー 左手にウインナー 背中に赤いブツブツを背負い 志は高くプライドは低く 強い者に厳しく自分に優しく 欲は深く毒を吐き 肩で風切り動物引き連れ今日も行く いつも心に出刃包丁 ワタスの名前を言ってみろ アメーバの穀潰しメグ(めぐ)の自己満ブログ

スーパーメグ日記 怒りのアフガン

というわけで昨日の続き

ムー『お姉さんを食事に誘ったら乙女歩きで付いてきてかわいいんです、ウフフ』

ハナ『何を食べたの?』

ムー『ラーメンです』

フジ『普通はバイク女子が出会うとパンケーキだがな』

メグ『どこで食った?』



ムー『むろん最北端食堂です』

メグ『よし』

ムー『宗谷岬で他で食べるヤツはニワカだとお姉さんに教えてあげました』

メグ『よし』



ムー『最北端食堂は横から見たらびっくりするぐらいボロいのも教えてあげました』

メグ『よし』

ジャカネ『許したれや』

ハナ『お前がムーたんを仕込んでたのか』

ムー『食べながらお姉さんと色々話したんです』

組長『いくつよ?』

ムー『26歳です』

組長『丁度良いな』

ハナ『何が?』

ムー『お姉さんもヤマハが好きなんです』



ムー『FZ1の前はFZ750スーパーバイク仕様に乗ってたそうです』

フジ『そりゃかなりの変態だな』



ムー『カメラもFZ1000だと見せてくれました』

アキ『ヤマハギャグ!?』

シャブ『カメラ女子!?』

クウ『私もFZ1000です、カシャカシャカシャ!』

ムー『でも女の子のバイク仲間が居ないからと喜んでました』

山チャン『本州の人?』

ムー『近いです、遠山さんやババチャンちや斎藤さんちの方です』

フジ『あの辺はバカしか住んでないからな』

斎藤『言うねえ』

ババ『豆腐夫妻も居るよ』

ムー『最悪の町ですね』

斎藤『言うねえ』

ハナ『これは仲間が増えるな』

ヒビヤン『しかもアゴしゃくれ』

ムー『今日来ますよ、町内のゴミ拾いしてから来るそうです』

アキ『良い人!』

ハナ『お前らやらないのか?』

ババ『はあ?何が?』

斎藤『違う町内ですから』

マン『家知ってるのか!』

ムー『バイクに乗る男の人はすぐに下心丸出しで近付くと』

組長『そうだ』

ハナ『お前が言うな』

アゴチ『女マニア』

ムー『そのくせお姉さんはしぐさや顔がセクシーで化粧も濃いの、ウフフ』

スイ『そういう女居るよね~』

マン『お前が言うな!』

ムー『だから帰りはお姉さんと一緒に帰りました』

アゴチ『ムーたんのソロツーリング終了』



ムー『お姉さんは宗谷岬は初めてだったから最北端証明書を買いました』

ハナ『そんだけバイク乗って初めてだったんだ』

ムー『車でやお土産屋さんが閉まってる夜中には来たそうです』

マン『組長か!』



ムー『あと鉄道での最北端証明書も持ってました』

アキ『鉄オタ!?』

ムー『それで一緒に給油したんですが』



ムー『最北端スタンド給油証明書ももらってました』

シャブ『証明書オタ!?』

ムー『それを手作りのかわいいファイルに入れるんです、ウフフ』

マン『ハンドメイド女子!?』

ムー『バイクの整備もほとんど自分でやるそうです』

ババ『とりあえずユキジ以外とは仲良くなれそう』

ムー『そしてお姉さんと走って信号待ちをしてたら』



ムー『UKIって書いたダセーオートバイが並んで来たんです』

アキ『ついにスズキ!?』

ムー『しかも私たちの前に出て被さるように、古いヤマハは避けろと言わんばかりに』

シャブ『ジスペケあるある!』

フジ『本当にあるあるだしな』

ジャカネ『絶対スペック厨やな』

山チャン『本当に皆さんいつもすいません』

ムー『俺様のジスペケにひれ伏せと言わんばかりにウォン!ウォン!ウォン!って空吹かしして』

アズン『マジでジスペケあるあるだな』

山チャン『本当にごめんなさい』

ハナ『まだそんなバカ居たのか?何か聞いてるだけで腹立ってきた、14Rになってからそういうヤツが並んで来なくなるからな』

組長『あたしは何にも並ばれないぞ』

ババ『白バイもヒグマもね』

アゴチ『リアルウォンウォン』

ババ『どういう気分でやってんだろ?』



フジ『うおォン!俺はまるで人間火力発電所だ!』

アキ『一人焼肉!?』

シャブ『しまった!豚が被ってしまった!』

ハナ『イモも被るぞ』

ジャカネ『みんなボケっぱなしや』

ムー『だから私も頭に来ちゃいました』

みんな『キター!』

ムー『ユキジさんの下着みたいな下品な色で自分の会社の名前も適当に書くスズキのダセーオートバイで、偉そうにヤマハの芸術作品の前に出て空吹かしして芸術作品を汚す?二度とヤマハのバイクに並べないぐらい、音叉を見ただけで震えが止まらなくなるぐらい、黄色いFZS600を2台以上見たら死ぬぐらいのトラウマを与えてやりますよ』

フジ『ムー先輩完全にキレちまった』

カミナリ『そうじゃないとアネキじゃねえ!』

山チャン『ウチらの話にジスペケ出たらだいたい煽って来るスペック厨かコケる話』

アキ『ジスペケはそんなヤツしか乗ってないからな』

山チャン『お前もジスペケだ!』

ハナ『どんだけぶっちぎった?』

ムー『全く話にならない、レガシィの覆面より遅い』

シャブ『スズキがスバルに負けた!?』

斎藤『やはりそっちもぶっちぎってたか』

ムー『走れない狼のくせにジスペケごときでよく並んで煽って来たもんだと関心しますね』

山チャン『すいませんでした』

アゴチ『お姉さんは?』

ムー『私も冷静になってミラーを見直したら付いてきてました』

ヒビヤン『さすがあごシャクレ』

ハナ『夜中に宗谷岬に行くヤツだぞ』

ババ『完全に合格ですね』

ムー『後で聞いたらお姉さんも頭に来ちゃったみたいです』

フジ『ヤマハのバイク女子二人をキレさせたら大したもんだ』

ムー『すると、お姉さんのバイクを抜いてきたバイクが私の後ろに居るんです』

山チャン『ジスペケ?』

ムー『あいつは二度と見ませんでした』

山チャン『すいませんでした』

ムー『あまり見たこと無いバイクが迫って来ました、私はペースを上げました』

山チャン『余力たっぷりでジスペケちぎった?』

ムー『当たり前じゃないですか』

アキ『ジスペケはニワカのオートバイだぞ!』

山チャン『お前もジスペケだ!』

斎藤『これってムーたんはキリンの最終回レベルの走りしてますよね?』

ハナ『カタナじゃ勝てない』

フジ『たぶん追い上げて来たのは世界最速のインディアンだ』

アキ『ただいまの記録!……!』

シャブ『早く言えよ!』

ムー『本当に一気に追い上げて来ました』

山チャン『BMWとか?』

フジ『ムーたんはオバチやヤスシでBMW見てる』

ムー『帰りは山側ルートを走りましたから、この先はワインディング』

ハナ『そりゃムーたん思うつぼ』

シャブ『ざまみろ!』

ムー『ワインディングでも振り切れません』

フジ『それはたぶん霊ですよ』

アズン『ムーたんはタイトコーナーがめちゃくちゃ速い、あの辺はタイトコーナーが全く無いからな』

ムー『もちろん直線でも振り切れません』

アキ『ムーたんが負けちまうのか!?』

ムー『しかし、我が名は走る芸術、音叉を背負い走る峠のカリスマ、ワインディングロードでは誰が相手でも背中を見せ続けなければならない』

斎藤『キリンの最終回!?』

アキ『ムーたん!戻って来い!』

ムー『勝負をかけてワインディングを駆け抜け、何とか少しだけ突き放す事が出来ました』

アズン『こんなライダーにUKIで勝とうとしたヤツがおかしい』

山チャン『すいませんでした』

鳥居『その伝説のライダーは、ムーたんのかわいいリュックとキラキラヘルメットが小さくなって行くのをどういう気持ちで見たんだろう』

ムー『この後は直線が続きます、私は道の駅に止まりました、直線では勝てないでしょうし』

フジ『ムーたんをここまで追い詰めるとは大したヤツだ』

モエ『ムーたんは地名より先に道路線形や路面の食い付きを覚えるのでご了承下さい』

ムー『するとそのバイクが私の隣に来たんです』

シャブ『今度こそバトル!』

マー『ブンナグレ』

山チャン『何だったの?』

鳥居『そう言えばFZのお姉さんは?』

ムー『お姉さんは少し離れて来ました』

ヒビヤン『さすがあごシャクレ』

ライオン『本物だぜ』

山チャン『そのバイクは何だったの?』

ヒビヤン『バイクバカあるある!いかなる時もバイクの話!』

山チャン『今はバイクの話だ!』

ムー『そのバイクとはなんと!』

山チャン『なんと!』

フジ『亡霊』

アゴチ『組長!』

アキ『まさかのユキジ!』

シャブ『ミラーのゴミだった!』

マー『シロバイ』

ムー『なんと!明日につづく』

山チャン『アァァァ!』

つづく(笑)