ある女性ライダーたちの悩み | スーパーメグ日記 怒りのアフガン2

スーパーメグ日記 怒りのアフガン2

右手にガラケー 左手にウインナー 背中に赤いブツブツを背負い 志は高くプライドは低く 強い者に厳しく自分に優しく 欲は深く毒を吐き 肩で風切り動物引き連れ今日も行く いつも心に出刃包丁 ワタスの名前を言ってみろ アメーバの穀潰しメグ(めぐ)の自己満ブログ

スーパーメグ日記 怒りのアフガン

というわけでバイクバカ いつもの場所から

ムー『昨日初めてソロツーリングに行きました』

ハナ『は?』

フジ『何を面白い事を言ってるんですかベテランライダー?』

ムー『本当に一人は初めてですよ』

アズン『そう言えば初心者か』

山チャン『色々覚える順番を間違えてしまってるからね』

フジ『ハングオンを覚えてから自分がスポーツバイクに乗ってるのを覚えたからな』

ハナ『どこまで行った?宗谷岬か?』

ムー『はい』

シャブ『いきなりそんな遠くに行けませんよ、はい!?』

ムー『みんなと初めて行ったのが宗谷岬でしたから、もう少し遠くに行けましたね』

フジ『宗谷岬の向こう側はロシア領ですよ』

ハナ『ていうかみんなと初めて行ったのが宗谷岬ってのも異常だよな』

アキ『しっかりしろみんな!』

モエ『あれ?初心者みんなと初めて行ったのは小樽だよね?』

ギャル『そうですね』

ムー『?』

アゴチ『近距離はツーリングにあらず』

ハナ『日帰り?』

ムー『はい』

フジ『当たり前だろ誰だと思ってんだ?』

ムー『朝ごはん食べてから出発して明るいうちに帰ってきました』

フジ『ムーたんをそこまでにしたヤツは反省しろ』

ハナ『たぶんペアルックの服着たおじさんが乗るレガシィが諦めるスピードで走ったぞ』

ムー『パトカーは居ました』

アキ『ぶっちぎり?』

ムー『ウフフ』



フジ『乙女立ちしながら言うセリフですか』

ムー『本当に今はバイク女子多いんですね』

ハナ『回りよく見てね』

ムー『途中色んな所にバイク女子が居たんです』

フジ『組長はそれらをナンパして仲間を増やし今に至ります』

アキ『リアルオートバイSNSです』

ムー『すると海沿いの道の駅にバイク女子の集団が居たんです』

アズン『ナンパされた?』

マン『組長か!』

ムー『リーダーぽい子はライムグリーンのニンジャに乗ってたんです』

シャブ『ユキジ!?』

ムー『違いました』

フジ『ユキジが道北に行くと拿捕される』

カミナリ『漁船!?』

ババ『ニオイはね、オエ!』

アゴチ『思い出し吐き気!』

ムー『バイク女子のみんなに語ってるの「やっぱり道北は良いわ~邪魔な車が少なくて気持ち良く走れる」とか「思い通りのラインで走れる」とか』

アキ『走り屋!?』

アズン『そりゃムー先輩から成敗されますよ』

ムー『私もそう思ったんですが』

ハナ『思うな』

ムー『バイクが10Rだと思ってよく見たら』

山チャン『6Rだった?』



ムー『新しい方のニンジャ250Rでした』

ババ『10Rに似てきたもんね』



ムー『しかもマフラーが虹色チタンで余計そう見えました』

フジ『ムー先輩の前で虹色とは生意気に』

ムー『かわいいですよね?ウフフ』

フジ『ムー先輩は偉そうな事を言う前に速くなりましたからね』

ムー『私は近くに居たから、話しかけられるかな?と思ったら見てみぬフリされました』



ハナ『そりゃそうだ、森の精霊みたいな女の子が8耐優勝マシンに乗ってんだ』

組長『かわいかった?』

ムー『なかなかのブスでした』

ババ『言うねえ』

ムー『カワサキは乗ってるだけでハッタリ利いて便利ですよね』

ハナ『すいません』

組長『気を付けます』

フジ『ごめんなさい』

ムー『だからさっさと出発して違う所に行きました』

ライオン『そうしてあげて下さい』

ムー『次に止まったのは森の公園ですね』

モエ『ムーたんは地名より先に道路線形や路面の食いつきを覚えるんですいません』

ムー『今度はハーレーのバイク女子が居たんです、しかも私より小さいかわいい子』

組長『何だって!?』

ムー『すごいハーレーなんです、アメリカンチョッパーみたいな』

アキ『プレイメイツかもな』

組長『うん』

キリ『アメリカか!』

ムー『だからその子がトイレに行った隙に何のハーレーか調べました』

ハナ『スパイスキルも付いたか』

ムー『すると、なんと』



ムー『ホンダでした』

アキ『悪質な偽物!?』

山チャン『VT1300CXか』

ムー『オートバイの増刊号見たらこれ1300もあるのに50馬力ぐらいしか無いんですね、ウフフ』

ハナ『そりゃシャバいっすねムーさん』

ムー『かわいいですよね?ウフフ』

マン『謝れヌモ!』

ヌモ『ビクン!ビクン!』

ムー『これホンダってすごい小さく書いてるんですよ、何でですかね?ホンダって自信を持って書けない理由でもあるんですかね?』

ヌモ『ビクン!ビクン!』

マン『威信をかけて作れホンダ!』

ムー『しかも名前はVTですよ?ヤマハはハーレーの偽物をRZと名付けませんよ?売れなかった名前のバイクを自動車に使い回したりしませんよ?どうなってるんですかホンダ?』

ヌモ『ウワアァァァ!』

アゴチ『泣いた』

マー『カマウナ』

ムー『泣けば良いなんて女のつもりですか?』

ハナ『あなたも女の子ですわよ』

ヌモ『ムシャムシャ!』

ライオン『ホルモン焼きそばのヤケ食い!』

ジャカネ『今日も大将来とるもんな』

マー『マタコエル』

ムー『だからさっさと行きました』

ライオン『そうしてあげて下さい』

ムー『そしてもうすぐ宗谷岬という所で』

カミナリ『展開早!』

アゴチ『2休憩で宗谷岬』

フジ『ムー先輩を誰だと思ってんだ』



ムー『ケニーストロボカラーのカスタムFZ1が前を走ってました』

ギャル『盆栽?』

ハナ『ムー先輩の相手にならん』

ムー『だから抜きました』

ライオン『そうしてあげて下さい』

ムー『するとFZ1は宗谷岬までずっと付いてきました』

フジ『ムー先輩に付いてくるとは大したヤツだ』

ムー『宗谷岬でバイクを止めたら隣に来たんです』

ライオン『バトルスタート?』

マー『ブンナグレ』

ムー『したら茶髪の髪が長いお姉さんなんです』

組長『何だって!?』

ラン『女好き過ぎ、モグモグ』

ムー『シールド越しの目は完全にバイク顔の切れ長美人』

アキ『顔もFZ!?』

ムー『組長の仲間かと思いました』

ハナ『君も組長の仲間だからね』

ムー『その人がヘルメットをファサって脱いだんです』

鳥居『ウィーウォンナヘルメット脱ぎ!?』

ムー『そして私に向かってニコニコしてるんです』

組長『どんな子?』

ムー『すすきのタウン情報顔』

ポニ『風俗ライダー!?』

ムー『すごい派手な顔なのにずっとニコニコ笑ってるんです』

フジ『バカなのかな?』

ジュン『あああ!』

ムー『だから私もヘルメットを脱ぎました』

マン『被ったままだったのか!』

ムー『するとお姉さんが話しかけてきました』

ハナ『何て?』

ムー『きゃわいい顔してしゅごいバイクぬ乗ってましゅねって』

アキ『あごシャクレあるある!?』

ヒビヤン『いきなり喋ると上手く喋れない!?』

ムー『なかなかのスラントノーズでした』

ハナ『またシャクレ美人か』

サキ『もうシャクレいらねえよ』

ムー『どうして自分も凄いバイク乗ってるくせにそういう事を言うんですかね?』

マン『お前が言うな!』

ムー『そのお姉さん顔もバイクも派手なのにシャイでかわいいんです、乙女立ちしてキョロキョロして、どうしましょう?って、ウフフ』

フジ『宗谷岬にヤマハのレーシングオートバイに乗る乙女が二人』

アキ『さすが最北端』

ムー『だから一緒に何か食べましょうと誘いました』

シャブ『マブいスケをナンパしましたね!』

カミナリ『さすがアネキ!』

ハナ『ムーたんをこんな風にしたヤツは反省しろ』

盛り上がってますが

つづく(笑)