赳赳武夫公侯干城 | 『千里の道も一歩から』

赳赳武夫公侯干城

仕事で会ったある人から、
福田赳夫元首相の名前の由来を教えてもらいました。


中国最古の詩集である詩経に「赳赳武夫公侯干城」、
「赳赳(きゅうきゅう、強くたくましいの意)たる武夫(ぶふ)は
 公侯の干城(たてき、干は盾、外からを防ぎ内を守る者のこと)」
という詩があるそうです。


この「赳赳たる武夫」から「赳夫」の二文字がとられたとか。


将来国を動かす偉大な人物になることを
想定していたかのような命名に驚いてしまいます。



そういえば、福田首相の前が三木武夫首相ですが、
こちらも「武夫」の2文字が同じ詩経に含まれています。


生年を調べると、1905年と1907年。

日露戦争の勝利に湧く軍国主義に傾いた時代背景を考えると、
上記の詩もまた深い意味を帯びてきます。



群馬が生んだ偉人、名前からも様々なことを考えさせてくれます。