※アクセスありがとうございます。当記事作成から時間が経過し、現在においては飼育内容や飼育環境が変更となっております。以下のリンクが最新まとめとなります。ぜひ、参考にされてください。




ヒガシヘルマンリクガメ、ヘルマン氏。



ヘルマン氏を飼育する設備環境を記述する。



●ケージ

ニッソーワイルドプラネット。信頼のニッソーブランドが展開する爬虫類飼育ケージ。型式はWP- 850。



前部と上部がメッシュの為、程よい通気性がある。
ヘルマンリクガメは歩き回るからなるべく大きな面積のあるケージがよい。ちなみに、ケージを床に置くのはダメ。特に冬季の床近くは冷気が溜まる。温度管理の観点から、ある程度床から離した方が良いでしょう。
ケージ上方部はなるべく空気が流れるところがいい。このケージはリビングの24時間換気システムの吸気口近く。ケージの周りの空気が動くと、ケージ内の空気もゆるやかな動きとなる。





●紫外線ライト


スドー社、ソラーレ。メタルハライドライト。亀を含め爬虫類には必須の紫外線をガッツリ放射してくれます。非常に優れた商品だが、今はスペアのランプしか販売されていない。





●保温設備


ソラーレメタルハライドライトは意外と熱量に関しては少ない。なので、バスキングライト(50w サングロータイトビーム  )を付けてホットスポットを作る必要がある。しかし、夏季は暑いのでバスキングライトは消し、ケージ内の気温上昇を防ぎます。外気が35℃を超えるような日は、部屋のエアコンも稼働した方が良いでしょう。

ちなみにサングロータイトビームは、下方へ一点に集中するように設計されたライトなのでバスキングスポット作りにピッタリです。







ケージ内の床面にはパネルヒーターを設置。みどり商会のスーパー1。ケージの総床面の半分くらいをカバーする。低温になると自動で発熱し、適温を維持。適温以上だと通電せず。
スーパー1の素晴らしい特徴は、濡れてもOKなところ。リクガメのオシッコや柔らか糞などに対して全く問題なく使用できます。




このパネルヒーターを、タイルで挟む。以前、パネルヒーターが暴走しサバクイグアナのお腹を火傷させてしまい、さらに、ガラスケージに損傷が出た経験からの対策。
熱伝導率の高い陶器タイルが熱を柔らかに穏やかに伝えるでしょう。








天井に、みどり商会暖突。下方へ熱を下ろすパネルヒーターです。この暖突をサーモスタットへ接続。昼夜とも30℃を維持する。(ヘルマン氏がベビーの為。)







サーモスタットは爬虫類サーモ。前述のように昼夜の寒暖差や、時間に合わせてメタルハライドライトやバスキングライトの照明設定が可能。
なお、オーバーヒートやオーバークールの場合にアラームが鳴る機能付き。



爬虫類飼育において保温管理は極めて重要な生命線。その為、床下パネルヒーター(スーパー1)と、サーモスタット(爬虫類サーモ)は電源コンセントを完全に別系統としてます。どちらかが故障しても最悪の事態を防ぐ為です。







●湿度管理


湿度管理の為の湿度計。湿度に関しては、冬季になるべく40%を切らぬよう維持しなくてならない。冬の前に、対策したいと思います。


  



●ケージ内その他設備


手前がタイル広場。食べ物を散らかしても床材まみれになりにくいように。
右上には水入れ。
奥にはシェルター。


シェルターは奥から入り込み、光を遮るように設置。しかし、ここに入ってリラックスするのかどうかはまったく不明。このヘルマン氏の場合、何かに隠れたい様子は全く無く、もしかしたらシェルター不要かもしれない。生体の性格次第かもしれません。







●床材


床材はカミハタ  デザートブレンド クラシック。クルミの殻でできており、多少の誤飲も問題ない。さらに吸水性が抜群なので、フンやオシッコがあっという間に乾燥する。結果匂いが出にくい。スコップで床材ごとすくってトイレに流せる。清潔で手軽な床材。
幅約80センチ奥行き45センチのケージだと4.4Kgのデザートブレンドを2袋必要です。


基本的に以前飼育していたフトアゴヒゲトカゲの設備と共通であり、温度と湿度の設定変更で環境づくりが出来ております。

以上、
飼育環境設備の忘備録となります。