前回のブログでは、「毎日少しずつ練習すること」の大切さについてお話しました。
今回は、お家での練習と保護者の方の関わり方についてお伝えしたいと思います。
毎日の練習を続けるための工夫
続けやすくするために、おすすめなのがこちらです。
① タイマー練習
「10分だけ頑張ろう!」
と時間を決めて、タイマーが鳴ったら終了。
終わりが見えることで、お子さんも取り組みやすくなります。
② 生活の流れに組み込む
・おやつの前(または後)
・夜ご飯の前(または後)
・お母さん、お父さんが夕飯を作っている間
・朝、幼稚園や学校へ行く前に5分だけ
など、毎日の生活の中に組み込むと習慣になりやすくなります。
短時間でも効果の出る練習方法
「ここだけ練習」
苦手なところや、間違えやすいところを2小節くらいに絞って練習してみましょう。
ゲーム感覚で、
「3回連続成功したらクリア!」
というルールにすると、あと1回!という気持ちになり、集中力も高まります。
タイマーを使った部分練習
「この部分を3分だけ練習しよう!」
というように、曲全体ではなく部分練習に時間を決めるのもおすすめです。
※「今日は5分だけ」という方法は、どうしてもやる気が出ない日の最終手段として使うくらいで大丈夫です。
保護者の方の関わり方とお家で避けていただきたいこと
保護者の方には「習慣づけ」と「応援」を。
これだけで十分です。
未就学児〜小学校低学年くらいまでは、
「今日はどこを練習しようか?」
「10分だけ頑張ってみようか?」
と、一緒に練習メニューを考えてあげるのも良いですね。
そして何より大切なのは、上記にも書いたように練習に向かえる環境を整えてあげることです。
「できたね!」
「頑張ったね!」
そんな一言が、お子さんにとって一番のサポートになります。
反対に、お家で避けていただきたいこと
お子さんがピアノを習い始めると、
「この音はここだよ。」
「このリズムはこうだよ。」
「こうやって弾くんだよ。」
と教えてあげたくなることがあると思います。
お子さんのために、何とか力になってあげたいというお気持ちは、とてもよく分かります。
でも、お家では先生にならなくて大丈夫です。
・音を教えること
・リズムを教えること
・ミスを指摘すること
・お手本を弾いてあげること
これらは、お子さんが自分で楽譜を読む力(読譜力)を育てる機会を少なくしてしまうことがあります。
例えば、お家の方が毎回音を教えてしまうと、その場では弾けるようになります。
でも、それは「楽譜を読んで理解している」のではなく、「教えてもらったことを真似している」状態かもしれません。
レッスンで突然、
「この音は何の音かな?」
と聞くと、何度も弾いていたはずの音なのに答えられないことがあります。
また、小さなお子さんは記憶力がとても良いため、お手本を見たり聴いたりして覚えて弾けてしまいます。
すると、楽譜を見て弾く力ではなく、「覚えて弾く力」に頼るようになります。
これを「覚え弾き」といいます。
覚え弾きになると、
「最初からは弾けるけれど、途中からは弾けない」
ということがよく起こり、分からないから、お母さん(お父さん)に聞こう
という流れが自然にできてしまい、自分一人で楽譜を見て考える力が育ちにくくなることもあります。
将来、自分一人でも新しい曲に挑戦できるようになるためにも、「まずは自分で考えてみる」という経験を大切にしてあげたいと思っています。
分からないところは、そのままレッスンへ
もし自分で考えても分からないところがあれば、レッスン時に教えてくださいね。それが難しければ、その場所に印や付箋をつけておいていただければ大丈夫です。
レッスンで一緒に確認しましょう。
そうすることで、
「どこまでは理解できていて、どこでつまずいているのか」
を正確に知ることができ、その子に合った解決方法をお伝えすることができます。
できるようになるまでの過程こそが、一番大切な時間です。
コツコツと続けていけば、必ず上達しますので、一緒に頑張っていきましょう♪