チェリまほTHE MOVIE、先日二度目を観てきました。

一言で言うと、一度観た時よりだいぶ楽しめました。

 

 

映画原作ネタバレしています。オフィシャルビジュアルブックのネタバレもあります

なぜ私が映画の一度目を観た後、とても凹んで疲れたのかを書いているのでご注意。

セリフ等は間違っている可能性もあります。良かった点も書いています。

一ファンの超個人的な戯言です。

「自分だけは騙せない~」は名歌詞ですね。

 

一度目より楽しめた理由は

・二度目だと内容がわかってるので、ストーリー展開の衝撃が薄れた。

・上映後の特典映像、ライブビューイングでぐっと明るい気持ちになれた。

・ドラマファンに向けて、何度も見る度に新しい発見があるように撮ってある。

 

もちろん、観に行けない方や複数行けない方もいらっしゃるので、賛否両論だと思います。

でも、何度か観ると味わいが増す作品であることは間違いないでしょう。

 

私が凹みまくって疲れまくり、チェリ家失格だなガーンダウンと落ち込んだ理由を分析してみました。

初回観て勝手に凹み、いろいろ考えすぎて、気が付いたら体重が2kg減っていました笑い泣き

睡眠にまで影響が出るし、我ながら拗らせすぎててどうかと思います😅チェリ家失格と言われればその通りでしょう。

 

ひらめき電球安達の事故は衝撃が大きかった

原作にはない安達の事故。安達が疲労する描写や演技がすごくリアルでした。

映画のおいて大切なテーマのために必要な描写だと理解してます。

結果的に無事だったからいいけど、大怪我の可能性もありえる描写。

黒沢も安達もあの事故はトラウマになっているんじゃないでしょうか。

だからこそ、安達はお互いの両親に自分達の仲を認めてほしいと行動に出るきっかけになりました。

 

ひらめき電球事故の衝撃が収まらないうちに(想像?)結婚式。

ひらめき電球結婚式が妄想?と凹んでいるのに、ラストで二人の表情が硬くて余計に落ち込んだ。

 

このトリプルでダメージを(私が勝手に)受けたんだと思います。

あとやはり、圧倒的に尺が足りない。

 

ひらめき電球一番こたえたのはやはり、結婚式が事実か否か?です。

ウェディングが想像だとしたら、正直言ってダメージが大きすぎて寝込みそうです。

結果として「結婚式は事実だ」と判明しましたひらめき電球爆  笑

 

ビジュアルブックで、赤楚くんのインタビューを読みました。ネタバレしています。

ざっくりですが、一部抜粋させていただきます。

 

(好きなシーンは?の答えで)

赤楚衛二「もちろん結婚式で皆に祝われるところ」

 

よ、良かった~。これを読んで安堵して泣きそうになりました。

私の中では結婚式は事実です!

風間監督、脚本家の方、なぜあの演出にしたのか?とは思いますがあせる 

 

でも、安達が移動本屋で「王子と魔法使い」を読む場面は、それ自体が素敵な童話みたいで好き。

 

ウェディングが想像説でも幸せだという方もいらっしゃるし、それぞれの感想は否定したくありません。

でも、私はあれが本物で心底ほっとしたし、嬉しかったです。

赤楚くん、本当に安達になりきっていたんですね。

結婚式が事実なら、最後の表情もいろいろあっても家族や大切な人達に認められているし、何より二人の愛情が確かならば幸せ、と思えます。結婚式が妄想ならラストの表情は笑顔であって欲しいです。

 

冷静になってみると、映画はシリアスに傾いているものの、ドラマと地続き。

会社のエレベーターでキスしたり、お揃いの万年筆を笑顔で振ったりしている二人ですよ。同性同士以前に、相当ラブラブなCPでも、会社のエレベーターでキスはしません笑

特に黒沢は幸せオーラを隠す気がないとしか思えない。

 

もし、上司が真剣な顔の二人に呼び出されてカミングアウトされたとしても「知ってた。おめでとう。黒沢はもちろん、安達もかなりの戦力だし、移動とか面倒くさいことしないから」と思って終わりでは。唯一気づいてなかった六角はもちろん祝福するでしょう。

 

安達の成長曲線がやや唐突に思えた理由

映画後半で安達はドラマ版と比べ、特に恋愛面で目覚ましい成長を見せます。

単に強いという表現は違和感があるくらい、包容力やしなやかさを感じさせます。

ただ、最初に観た時、ややそれが唐突に見えて違和感を感じたんです。

恐らく、安達清という人はこれまで「出来るだけ目立たないで生きていきたい人」だったと思うんです。

実はルックスもいいし仕事も出来る。もちろん性格もすごく素敵。

でも、自己肯定感が低くて、すぐに「俺なんか」と思っちゃう。

それを変えてくれたのが黒沢。終始溢れるような愛情で安達を包み、自信を与えてくれた。

黒沢は安達に対して愛情しかない人なので、安達は安心して成長出来た。

安達に本心を伝えられなかった理由も、安達の為を思ってのこと。

私はもう少し、その表現を映画でも観たかったのでしょう。

 

それもオフィシャルビジュアルブックのインタビューにありました。

 

赤楚衛二「(黒沢の両親に、黒沢を)愛してるってよほどの覚悟がないと言えないですよね。安達のことだから、めちゃくちゃ怯えて~」

 

これは演技で確認出来ました。そしてすごくしっくりきました。

ものすごく勇気を振り絞って「愛してる」と言ったのが伝わってきて、それが安達の成長なんだな、と感慨深い。私が黒沢だったら、安達の一連のセリフはどれも泣くのを堪えられません笑い泣き 

 

「黒沢が弱ってる時は俺が助ける。俺が弱ってる時は黒沢が助けてよ

 

後半のセリフで、本当に安達が成長したことが伝わってくる。

前半だけだったら、大丈夫でない時も「大丈夫」と強がるのではないかと心配するところ。

 

この、恋心はそのままで(これまで以上?)家族や愛情が増してゆくような表現はすごく良かったです。

 

ひらめき電球最初に違和感を感じた両親への紹介も、この優しい世界観ならアリと思えた

 

私がドラマで感動した点のひとつが、黒沢の恋心を知った安達のフラットさでした。

いろいろ悩みながらも、黒沢の思いを全く否定しない、安達の素敵さがたまりません。

 

安達がこういう人だから黒沢が7年間、恋し続けたんだろうな、と容易に想像出来ます。

特筆すべきは安達家の「清」への信頼感のすごさ。

安達家の場面では、安達のフラットさはこの両親や家族があってこそ、と伝わりました。

理想的な優しい夢の世界ではあるけど、ああいいなあ、とほっこりしました。

 

また息子が結婚相手として男性を連れてくると知って寝込んだ黒沢の母親。

息子の優一だけではなく、安達が真摯で誠実な人柄なのを(恐らくは黒沢の性格などから)、理解して本気で安達のことも心配しているんだろうな、と思いました。

 

ここからは妄想ですが笑

黒沢母は一度認めたら話が話そうな気がします。いきなりケーキいらない、ですから。

二度目の訪問では結婚式は洋装?和装?とか話を広げて、全てをこだわって決めたい黒沢に苦笑されている様子が目に浮かびます。

 

真面目で優しくて誠実な黒沢と安達だから、お互いの両親に関係をカミングアウトした。

現実では同じ理由でカミングアウトすることが出来ない方達もいるだろうな、とは思いました。

 

キュンとした2人の同棲生活

これ以外にもキュンとした場面は山ほどあるのですが、書いていなかったので。

届いた郵便に微笑む安達も良かった。

家事当番表がきちんとあるのも、この2人らしくてめちゃくちゃほっこりしました。

オムライス以外にも、安達が食事を作っているんですね!爆  笑

黒沢、嬉しいだろうなあ。安達も黒沢に刺激されて料理しようと思ったんだね!

正直、狭すぎない?防音大丈夫?あせるなど突っ込み所はあるのですが、しばらくの間にせよ、安達の選んだものに囲まれてくらしたいという、黒沢の気持ちもわからないではない。

どんだけ安達が好きなんだよ~ラブラブ

 

細かい部分ではまだありますが、この辺で終わりにします。

ありがとうテレ東制作陣。

出演者の演技は何度見ても予想を超えて素晴らしいです。

GWに応援上映もあるそうですね!

 

拙くも勝手な文章を読んでくださった方、どうもありがとうございました。