後編です。

 

 

映画原作ともにネタバレしています!

 

個人の勝手な感想です。優しい愛に溢れたとても素敵な映画でした。

映画に大満足な方達の気持ちも十分わかりますし、否定するつもりは一切ありません。

ですが愛ゆえに否定的なことも書いていますので、読みたくない方は避けてくださいm(__)m

 

再会した夜に魔法喪失

安達の手紙を見て思わず黒沢が長崎に飛ぶエピが、映画では無理しすぎた安達が事故にあうという重めの展開に変わっていました。

それ自体は意図が明確なので納得しています。

パートナーシップを結んでいない同性愛CPの現実を描きたかったのでしょう。

壊れたスマホ。公衆電話で黒沢に電話しようにも番号がわからず戸惑う安達。

夜の病院の廊下の出来事がリアルです。過労で倒れる場面は上手くてヒヤヒヤしました。

二人が会えた場面は泣いちゃいました。

安達に再会するまで黒沢がどれだけ心配したか、想像するだに胸が痛みますショボーン

直接のキスシーンがないのは想定内(あったらときめきが増したでしょう)

お互いに本音を言い、ようやく結ばれる場面はキュンキュンしました。

ドラマ版より意識して丁寧に綺麗に撮ってくれて概ね満足。

全体的に風間監督の淡い色彩で描かれる世界がとっても綺麗な映画でした。

黒沢に初めて作った朝食が目玉焼きからオムライスにバージョンアップしてましたねお願い

黒沢の反応が原作映画共に可愛すぎまし!た。

安達のエプロン姿も可愛すぎましたお願い 

東京に帰って安達の部屋に一緒に住むことになったにびっくり!

黒沢も安達の部屋が好きなのはわかります。でもいろいろ(意味深)狭すぎませんか?

この場面、勝手に安達が黒沢の部屋か、新しい住居に引っ越しする場面だと思ってました。

黒沢が安達へ服を勝手に買ってしまい、怒られる場面も良かったですドキドキ

 

テンポの良いラブコメ度と尺が足りなくて勝手に凹んだ終盤

原作の黒沢は、陶器メーカーと契約を結んで、しょっちゅう仕事にかこつけて長崎の安達に会いに行きます。黒沢はそのくらいハイスペックだし、安達のためならなんでもしちゃう。

成長した安達の虫除けのために、楠本さんにまでマウントに必死。

安達限定、イケメン変態紳士黒沢こそが、チェリまほの真骨頂だと思ってます。

磨きがかかった町田さんの演技力で、それをもっと見たかった。

互いの両親への紹介場面。特に安達のお父さんが黒沢を受け入れる場面は泣きました。

一方で、現実はこんなにうまくいかないことが多いよね・・・と勝手に凹みまくった私。

 

原作では

・黒沢が安達の良さや安達への思いをしたためた10万字の原稿エピソード

・安達の家族構成を知るための写真を見て、萌えすぎてそれどころじゃなくなる黒沢

など可愛くてクスっとなるエピソードが随所にはさまれます。

 

自慢の息子・優一の相手が男性だと知って、寝込んでいた黒沢母。

彼女が安達の真摯さを知り、二人の決断を受け入れる場面はとても素敵でした。

でも原作の

「あなたに出会ってから優等生だった優一は変わったわ~あなたが変えたのね、きっと・・初恋だったのね」の場面はどうにか入れてほしかった。

一方で、チェリまほの世界に似合う優しい場面だな、とも確かに感じたのです。

 

あの結婚式をどう捉えるかで印象が変わる作品

これが一番私を悩ませたところ。

砂浜での指輪交換場面は最高!だったんです。

町田さんの男らしい手。赤楚くんの繊細な手。どちらも綺麗だし二人の表情も最高。

安達か黒沢の想像かと思わせるようなウェディングでまた急激に寂しくなりました。

絵的にはとても綺麗なだけに余計になんだか凹みました。

 

映画に概ね満足な夫は「結婚式は安達か黒沢の想像かもしれないけど、あの場面を描いたってことは、会社の人達は二人の関係を受け入れてくれたんだと思った。だから温かい気持ちになったよ」という意見でした。

そう言われたら、そう思えてきました。

また「舞台挨拶ライブビューイングの回に行ったからテンション高かったとは思う」だそうです。

 

ラストの周囲を気にせず歩いていく二人は現実の厳しさを垣間見せつつも良かった。

家族に認められて二人が幸せなら、それでいいんです。

 

作品愛ゆえに傷つくこともある

でもやっぱり寂しくて見終わった後は落ち込んでしまいました。

本当に受け取り方は人それぞれでしょう。

期待と緊張しすぎたせいも多分にあるでしょう。

 

映画化にあたり、テレ東制作サイドはとても苦労が多かったはず。

脇役にいたるまで売れっ子ばかり。出演者のスケジュール調整。コロナ。

その上、様々な層への配慮も出来る限りしたのが明確に見て取れます。

その結果、チェリまほの醍醐味がやや減ってしまった。

何度もキュンキュンしましたし、泣いたり笑ったり感動したり大変でした。

でも映画を見終わった後、どうしても考えてしまったんです。

 

どう見てもメインターゲット、かつ一番課金してくれただろうBL好き層の受けを出来るだけ排除したBL映画ってどうなんだろう。

LGBTQ(乱暴な呼称ですが便宜上使わせていただきます)の方たちに配慮した作品なら、キスを普通に写した方が良かったのではないか。

 

原作なしの作品ならいいと思うんです。

でも、映画化にあたって再度尽力してくだあった原作者様・豊田悠さまは「原作はBLです。くろあだです」と仰っています。

異性愛者俳優が男性同士の恋愛ものを演じられる日本はまだ自由だとも思います。

 

僭越で本当にすみません。また、問題を再燃焼させるつもりもありません。

個人的には赤楚衛二、町田啓太ではなく、何らかの大人の事情かなと思っています。

あんなに映画化を喜び、現場の雰囲気を楽しみ、タイプは違えど徹底した役作りをする二人が原因だとは思えません。

でも、初めて見た方はそう思ってしまうかもしれない。だから書きました。

もしそうであったなら訂正いたします。

二人ともありがとうドキドキ

 

制作側が出来る限りがんばってくれたことは十二分に伝わっています。

テレ東でなければ、この配役や神展開なドラマはありえなかったと思います。

映画も役者は全員最高オブ最高。前編で書いた通り、素敵な場面もたくさんありました。

風間監督、本間プロデューサー、スタッフの皆様、本当にありがとうございます。

 

仮面ライダービルドの作品愛ゆえに、仮面ライダークローズの展開に疑問符が浮かび上がり、一部ファンが騒然となった当時を思い出しました。

(ビルドは仮面ライダーグリスで綺麗にしめてくれました)

 

テレ東も相変わらず大好きです。しろめし修行僧、先生のお取り寄せ、楽しんでいます。

 

長いエントリーを読んでくださった方、どうもありがとうございます。

ムビチケ残っているし、また観に行きます。

ライブ配信も楽しみです。

 

どうしても書きたいことを書いたし、またもとに戻ります。