最近ちょこちょこ留学したいけど英語ができない、ワーホリしたいけど勇気が出ない〜と相談を受けたり聞いたりすることがあります
円安も進み、国にもよりますが海外の景気もあまり良くない今、日本人が海外に留学したりワーホリするのはとてもハードルが高いことのように思います。
そしてSNSなどの影響で、海外で暮らすことが大変だったり苦しんでいる人をもっと身近でみることができるようになり、
留学を諦めたり踏み切れない人がいるかもしれません。
私は今カナダに住んでいて、日本に帰りたいなとか日本の家族や友達が恋しくなることがもちろんたくさんあります。
でも留学したこと、カナダに来たことを一度も後悔したことはないです。
だってここでした経験や学んだことは絶対日本に住んでいたら経験できなかったことですから。
だから私はワーホリ、留学をどんどんやった方がいいと思っています
私が海外に来て得たことで一番大きなことは、日本にいた自分では想像もしなかったことや、絶対無理だと決めつけてできなかったことができたことです。
日本にいたときは絶対できない、無理だって思うことを何度もやってきました
。
例えばカナダに来てから初めての仕事探し。
カナダではウェブサイトから応募するという方法もありますが、連絡が返ってこないことが多いので直接お店や会社に行って履歴書を置いてくるという仕事の探し方も主流です。その方が見つかる確率も上がるからです。
私は自分で英語の履歴書を作っていくつものお店に直接配りました。
多分一日10−15件は配っていたとおもいます。
最初は知らないお店に行って英語で店員さんに雇っているか聞くのがとても勇気のいることでした。
正直怖くて何回かお店に行ったけど結局店員さんに話しかけることができずに店を出る、なんてこともありました。
こんなこと私にはできない。。と思っていました。
でもカナダではみんなやっていることだ、うまく喋れなかったとしても、その人にもう会うことはないし。
と自分に言い聞かせて勇気を出して履歴書をばら撒くことにしました。
最初は英語もうまく喋れませんでしたし、お店から連絡も全然来ませんでした。
結局採用されたのは１件だけでしたが、なんとか英語環境の仕事を見つけることができました。
カレッジ進学前に通っていた語学学校のカレッジ進学コースでは、
自分達で何かのテーマを決めてアンケートを作って、街の人何十人にも声をかけてアンケートに答えてもらい、統計を取って分析してプレゼンをしなければいけないという授業がありました。
最初は街で見ず知らずの人に声をかけるのが本当に嫌でした。
勇気を出して声をかけても、時間がないといって相手にしてもらえなかったり、何かの勧誘だと思われて逃げられたりちょっと攻撃的になる人もいました。
なんで仕事でもないのにわざわざこんな嫌な思いしないといけないの？と思いました。
でも私はこの課題を終わらせないと、この学校を卒業してカレッジに行くことはできないんだ。っと言い聞かせて、
頑張って一緒のグループの人と手分けしたりして課題を終わらせました。
今となっては一緒のグループの人と乗り越えたいい思い出です
カレッジに入ったときも、
そのカレッジは課題が特に多いカレッジで有名で、
課題の余りの多さに何度も挫けそうになりました。
しかもその学校は入学した当初95％がカナダ人だったので、生徒同士が何を言っているのかわからない、グループ組まされたけど今なんの話をしているのかついていけない、なんて日常茶飯事でした。
こんなんだったので卒業できる自信が全くありませんでした。
しかし、同じ立場の留学生の子たち数人と仲良くなり、情報交換したり、図書館で一緒に課題をやったりする中で少しずつ慣れていき、課題等もやりやすくなりました。
忙しい学期には学校に朝早くから学校に行き、課題をやり、授業を受けてそのあとまた図書館に言って課題をひたすらやり、図書館が閉まる11時ごろに家に帰って続きをやる、みたいなとにかく忙しい生活でした。
１週間のうちに提出物とテスト、プレゼンがが同時にあるなんてこともザラにありました
私がいた学科は特にグループワークとプレゼンが多く、ミーティングもたくさんしなければならず時間が常にない！！という感じだったのを覚えています。
そんな日々でしたが、なんとか卒業することもでき、その後就労ビザも無事に取ることができました。
大家さんと揉めた時も、ストレスでおかしくなりそうになったし、日本に住んでいたらこんなことで悩むことないのに！！
と思ったりしました。
でも今は笑って話せますし、今家探ししている日本人留学生にもアドバイスすることができます。
こうやって考えてみると辛かったし大変だったけど、乗り越えられないことってほとんどないし、
無理だ、できないって思っていることって自分でそう思い込んでいるだけなんだなと思えます。
今は困難なことに立ち向かっても、きっと自分ならできるって信じることができます。
そして私にできるということは、ほとんどの人ができると思っています
今までブログに書いてきたやった方がいいことや気をつけた方がいいことは、
私が行ったことでもあるし、やっていればよかったなって思うことでもあります。
でも失敗も成功も全部含めて私のカナダ生活だと思っています。
そもそも海外留学に失敗なんてないと思います。
海外に行ってみたけど英語がうまく喋れなかった、思った以上に伸ばすことができなかった、仕事が見つからず、結局日本帰ってこなければならなくなった、カレッジに入ったけど思ったより大変で挫折してしまった、
なんてこともあると思います。
日本から出て海外で生活したことがない人からは、失敗だとか、海外まで行って何してるんだ、無駄だなどいわれるかもしれません。
別に、いいじゃないですか
英語がうまく喋れなくて苦悩した気持ち、仕事探しで全然うまくいかなくて焦る気持ち、勉強についていけない、現地の人とうまくやっていけなくて辛かった気持ちは、絶対無駄じゃないと思いますし、自分を知るきっかけや、辛い人の気持ちをより理解することができるようになるきっかけです。
だから怖がらずにどんどん海外に行けばいいと思います。
これが7年カナダに住んでいる私が海外留学に対して思うことです。
迷ってるならいけ！！と思います
より良い留学生活を送るためにも過去の私の記事もぜひお読みくだい
（営業）