日本に住んでる方は海外の景気事情ってなかなか知りづらいと思うのですが
今日はトロントが今どれだけ不景気かって言うところにフォーカスしたいと思います
欧米の国=給料が高いって思いがちですが、
トロントはすごく物価が高い割にそこまで給料が高くありません。また、高くても物価が高すぎるため余裕のある生活をしている方は多くないと思います。
物価はものにもよりますが大体日本の約2倍と考えられると思います。
とにかく何をするにも高いです。スーパーに売っている食材が高すぎてデモ運動が起こるほどです。
最近では、ある程度収入のある大人(年収800万など)がスーパーのものを買えなくて万引きすることが多いと言う記事もありました。
それだけみんなが苦しい生活をしています。
もう一つの悲しい現実が、就職難で、圧倒的に仕事が足りていないと言うことです。
カナダは移民や難民を多く受け入れてる国の一つです。
それによって、人の数が年々一気に増えていますが、住む場所と仕事の数が追いついていない状態です。
就職難と言うと、正社員になるのが難しい、会社に入るのが難しいと考えがちですが、
実際は学生や留学生の多くがやるようなパートタイムやアルバイトの仕事も全然足りていません。
多くの学生や留学生が仕事が見つからず路頭に迷っています。
私が働いているベーカリーにもほぼ毎日従業員を雇っているかどうかの問合せの電話や人が来ます。
スーパーやレストラン、チェーンのコーヒーショップなどに従業員募集の張り紙が出されるとそこに応募しようと人の長蛇の列ができます。
仕事の足りてなさは結構深刻です
学校を卒業した人や経験やスキルがある人も仕事が見つからないので、とりあえずパートタイムの仕事を探します。
そうすると本来パートタイムの仕事が必要である学生や留学生、ワーキングホリーデーの人の仕事が全然ない、と言う状態です。
景気が良かった頃に人が全然足りていなくて学生や外国人の労働力が必要だった職種なども今では応募者が殺到しているため、現地の人や少しでも優秀な人や経験のある人を優先的に雇っています。
なので、カナダで仕事の経験がない人、英語を学んでいる段階の人、ビザの期限がある人は特に仕事が見つけにくいです。
選ばなければ見つかるかもしれませんが、労働環境が粗悪と言うことも多いようです。
そのような仕事は賃金も見合っていないことが多いことから、結局家賃など払うことができなくなって自国に帰る人も多いと聞きます。
これから留学やワーホリで来る方にもしアドバイスできるとしたら、
1、英語は日常会話以上は喋れるように勉強してくる
英語が喋れることは仕事を探す上で最低限で、英語が喋れれば見つかるという次元でもないのですが、最低限これはした方がいいかなと思います。また、現地に来てから学んでも、数ヶ月では英語が伸びるのには限度があります。短期間でペラペラになるには、元々ある程度日常会話はできるようにして、それ以上をこっちで学ぶくらいの気持ちできた方がいいかもしれません。
2、何かスキルを身につける
以前はワーホリで来ていても、日本食レストランが特に簡単に見つけられて言語の観点からも働きやすく、チップもあるので賃金もそこそこいい仕事でした。が、最近では日本食レストランのサーバーの仕事も現地で育った人や英語ペラペラな人、永住権を持ってる人に取られてしまっているようです。何より応募者が溢れているので狭き門です。
ですが、美容師免許を持っている人、キッチン経験がある人、バリスタとして働いていた人(ラテアートができるなど)、エステティシャン、まつ毛テクニシャン、ネイリストとして働いていた人は仕事が圧倒的に見つけやすいです。さらにこのような職種は日本で働くより労働環境が良くて稼げることが多いみたいです。
今はスキル無しで海外に行ってしまうと苦労する時代なのかもしれませんね
3、貯金を蓄えておく
こちらは家賃が高く、その他の物価も高く、しかも仕事も見つけづらいので、不安を最小限に抑えて楽しむためには予想以上にお金がかかると予想して貯金を蓄えてくることです。
思ったより全然仕事が見つからない、家賃が高いので毎月すごい額が飛んでいくと言うのはよく耳にします。
もちろん人によりますがワーホリなら最低100万円以上、学生なら学費とは別に150万円以上準備してくることをお勧めします。
厳しいことを言ってしまいました(反省)
でももちろん悪いことばかりではないですし、海外でできる経験もたくさんあると思うので海外に来てみたい人はぜひ諦めずきてほしいです
前よりハードルが上がっていると言うだけで、
こちらに来てすぐ仕事が見つかって充実しながら勉強したり生活してる日本の方もたくさんいますよ