続:モノに対する考え方、文化の違い〜地元のレストランにオムツポーチを忘れて来た件〜 | マムズスマイル 母親の学び会【茨城・日立市】

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毎月第三水曜の午前10時より子育ての分かち合いをしています。

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早咲 りほです。


早咲りほって何者?→プロフィール


娘を出産した年のことです。
当時、娘は生後4ヶ月。


在米中、私のお気に入りの地元のレストランがありました。

ファーマーズマーケットやワイナリーと農場も所有する家族経営の田舎のお店でした。


お店を知ったのは、日本語教会のフィールドトリップ(遠足)で、昼食を摂ったのがきっかけてした。


日本のようなジューシーなフライドチキンが気に入りました。(アメリカのチキンは、なぜかパサパサなものが多い💦)


教会のメンバーと楽しい昼食が終わり、私は娘のオムツ替えをしにトイレへ行きました。



帰宅して、オムツポーチがないことに気づきました。
授乳中でアタマがボーッとしていたのか、忘れ物に気づかなかったのかもしれません。


日本の友人のお下がりで、使い勝手がよく結構気に入っていました。


「お店のトイレに忘れて来たはず」



私は「日本の感覚で」電話でお店でオムツポーチの忘れ物がないか、問い合わせました。


「おむつポーチをトイレに忘れたんだけど、お店にありますか?」




すると、



そんなの知らねーよ

もちろん英語。






The End.



チーン…_| ̄|○ il||li




日本の感覚なら、


もし見つかれば


お店「こちらで保管しています。」


私「では、取りに行きます」



もし見つからなければ


「探しましたが、見つからず申し訳ありませんでした。もし見つかったらご連絡差し上げましょうか」


などなどとやりとりが展開されるんでしょう。



しかし、アメリカにおいては、


「知りません」



の一言で終わり。




この違いは何なんだ?




在米生活20年以上の友人によると、



「アメリカで遺失物を保管していると、
『盗んだ』と疑われる。


「犯人」に疑われないように、客の持ち物に店側は責任を持たないものなんだ」





ひぇー!!!



 

アメリカにおける、この価値観を聞いて驚愕(✽ ゚д゚ ✽)



こちらにも同じようなことが書かれていますね。



参考URL

アノ国では落し物を届けると「窃盗」!?世界の落とし物事情を徹底調査!



記事によると、カナダのケースにもあるように、アメリカと同じ見解。

北米では共通の認識のようです。



なるほど、日本は「お人好し」な国なのね。


人を信頼しているからこそ、悪いことはしないだろう。


そこに他人への疑念は起きない。


しかし、人を信じ込む=過度に期待する、騙されたことに気づかない。


やはりなくし物をして見つかる日本という国は、グローバルな視点で見ても、特殊なようです。 


まさに日本の常識は世界の非常識。



ましてやアメリカやカナダは移民の国。多国籍の人たちが出入りする土地柄。様々な文化や価値観が交差する。



なくしたモノは見つからない。



海外では常識と知りました。



あー、それにしても気に入ってたのに…。
一体誰が持って行ったの??



あの好きなお店でもこんなぞんざいな対応なんだ…。

当時はね、こういう背景が分からずショックでした。



こうして、また他人を信じず、


信じるのは己のみ


と心得るのでした。



海外生活では強くならないと生きていけない、と悟る訳です(笑)。



早咲 りほ