新潟の温泉へ | 60代からのヨーロッパ・ドライブ旅行ガイド

60代からのヨーロッパ・ドライブ旅行ガイド

◆70代の今は、「70代の旅日記」「遊び」を掲載していきます

グリーンの湯

ゴールデンウィークの只中になりいささか旧聞ですが、この22日に新潟・月岡温泉に行ってきました。

3月にも湯沢に行ったので2か月続けての新潟になりますが、北陸割が新潟も適用になるということで、かって行ったことのある咲花温泉に行こうとネットで調べると、目的のホテル「平左衛門」は昨年10月閉鎖されていました。阿賀野川沿いにあり、エメラルドグリーンの露天風呂から滔々と流れる大河を臨む絶景がもう見られないと思うと残念至極です。ぜひ再建してほしい宿です。

 

(*当時の写真が見つからず、近日中にアップします)

 

で、泉質が近い月岡温泉の宿を探すと「摩周」という旅館が見つかり、HPを見ると温泉もしっかり湯守しているようなので予約しました。なかなか北陸割の予約が取れないと聞きますが、ここはあっさり取れました。

 

関越自動車道は小出ICで降り、越後山脈沿いに走る国道290号線で北上します。

栃尾の手前、栗山沢はしだれ桜の里として有名なのだそうです。

 

 

まだ桜が見られました。

 

途中、道の駅R290とちおで休憩。

 

 

栃尾で有名なもの。

1つはあぶらげ(あぶらあげとは言わない)。

 

あぶらげ入りのうどんを食べました

油っぽくなく肉厚のあぶらげです

もうひとつは「雁木」

雪深い栃尾の雁木は4.3kmもあるそうです。

 

 

 

五泉市に入り、「ラポルテ五泉」という文化施設に立ち寄る。

近くの会場ではチューリップまつりをやっていて、ここにも展示されていました。

 

 

館内には文化ホールがあったり、地場の物産販売やレストラン、こどもの遊具など複合施設で賑わっていました。

 

 

五頭山の麓にある村杉温泉はラジウム温泉として有名ですが、その共同浴場には以前入ったことがあります。村杉・今板・出湯を 合わせて五頭温泉郷といい、緑深い鄙びた温泉地といて一度は泊まりたいところです。

 

12の宿が点在する五頭温泉郷(組合のHPより引用)

 

五頭山麓の美しい景色に車を止め、散策しました。

 

桜と新緑、杉がおりなす錦絵

 

月岡温泉にはチェックイン時間の15時にちょうど到着。

ロビーにまで硫黄泉の硫化水素臭が漂い、温泉気分が高まります。

部屋からは里山の芽吹き時の柔らかい緑が見えます。

 

 

早速、入浴。

 

宿のHPから引用

 

硫黄泉はふつう白濁することが多いですが、月岡は硫化水素イオン濃度が高いため(含有量は日本一)湯色は澄んだエメラルドグリーンになっています。

源泉温度50度、酸性が多い硫黄泉なのに弱アルカリ性、ぬるすべ感、いずれも私の好みです。硫黄臭と油臭が混じった焦げたような匂いも好きです、連れは湯の表面に油膜ができていて気になる、と言いますが・・・・。

 

夕食前に温泉街を散策

 

入館はしませんでした刀剣の博物館

公園の中の教会

この地随一の高級ホテル「白玉の湯華鳳」

 

夕食は個室会場で

 

 

 

 

地産の食材づくしのようだが新潟だけあってお米が美味しかった

 

翌日は、新発田市の街歩きをしました。

まずは蔵春閣へ

 

大成建設が移築工事、2023年4月開館

 

新発田出身の大倉喜八郎の向島別邸(1879年築)の一部を移築したもの。彼は、現在の大成建設、大倉商事、日本皮革、ホテルオークラなどのもととなる大倉財閥の創始者ですが、商家に生まれた才を生かし上り詰める姿は渋沢栄一とダブります。現に鹿鳴館、帝国ホテル、東京電燈などでは共同で事業を行っている。

 

 

武家屋敷の清水園や足軽長屋など城下町の風情がある街並み

 

足軽長屋は解体修理され、国重要文化財に指定

 

 

月岡の温泉といい、新発田の街といい、味わい深い旅となりました。

 

(この項、おわり)