妥協なき機能回復のコラム13 ボトックスについて | どんなに有名で地位と名誉と権威のある治療家や医師に絶対治らないと言われた後遺症でも根本再生させる妥協なき機能回復のブログ

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妥協なき機能回復のブログです

今日は土日じゃないがコラム書かせてもらいます



小脳疾患編の途中ですが

読者の方から質問があり

興味深い話題ですので

一旦そちらに話を移したいと思います

質問内容はボトックス注射や筋弛緩薬の効果、適応についてです

長くなりますのでブログに書かせていただきました

お答えします

僕は医師ではないので専門外ですから、正直詳しくは分からないです

どちらも過剰な筋緊張を抑制出来るものくらいしか知識がないのが事実です

違いは効果のある期間や値段、副作用なんかが違うのでしょうが詳しくは分かりませんが!

でも、妥協なき機能回復を求めている自分としては

結論から先に言いますと

反対なんです

ただ、全く大反対という事ではないんです。弛緩するという効果を見ればメリットはあります。

あくまでも拘縮改善、予防のためだけなら

ぜひ使いたい!今すぐ使うべきだ!と思っています

例えば
現実早期リハビリ世界なので、もし自分が病院を任されたとしたらの話ですが

急性期で安静が必要な時期などに、高次脳機能障害なんかで認知面が悪かったりし、コミュニケーションすらとれなかったりする場合に、拘縮を防ぐためだとか
例えば早期リハビリの餌食になり痙性や固縮バリバリで、僕のところに来たが、圏外だったりで、リハビリが現実状況的に週2回くらいしか出来なくて拘縮を防ぎきれない場合

だとか

状況に応じて妥協なく必要な事は必要だと思いますが
骨が強直してしまえば機能回復がそれこそ不可能に近くなってしまうので(可能だが骨切りを行わないといけなくなるため現実問題が大きい)

トマトさんの質問の答えとしては弛緩薬の方が良いと結論から言えばそうなりますか、その時その時だけ何分かでも弛緩してくれれば可動域は保てるので
、、、


だから
妥協なき機能回復

妥協なき機能回復ですよ

良いですか。

機能回復を妥協なくっていう視点から考えたらですよ

という視点から見ればですが

するべきではないな

と、思うわけです

拘縮改善、予防のためだけに使うくらいじゃないと

逆に機能回復を阻害する結果になるのではないかと思っています


そりゃ、しないよりは良いとは思いますよ。高額だが、なぜならあれだけガチガチな緊張も取れるでしょうから、痛みがなくなったり、動きも、注射しないよりは動きやすくなる可能性は十分にありますよね

ただ、ただ、ですよ

理由はたくさんありますが厳選して述べると

まず、まず瞬間的に頭に浮かぶのは僕のブログをここまで見ていただいた方なら分かると思いますが、この人間という生命体自体が

芸術的、神秘的、複雑、難解、無限、未知

ほとんど魔術的だと言っても良いほどの生命体だというのはお分かりですよね

脳は宇宙の星を超える数の神経経路を持っている

そんな超超超精密機械に対して



そんな単発の処方で

動きを妥協なく再生出来るのか?

と思うわけです



もちろん、それだけでなくそれと併用してリハビリで機能回復をはかるんですよね

それが言いたいのはすごく分かります

で、それが逆に機能回復を困難にするリスクがあるのではないか

と、僕は考えるわけです

これは非常に難しい問題ですが

本当にたくさんの問題を抱えているわけです

弛緩させて運動学習を促していくわけですよね

つまり、その弛緩された筋肉は物理的に動かないのであって

薬が切れると動き出すわけですよね

それって、ボトックスなり、弛緩薬なり
(機能回復ならボトックスだろうが)


一生処方し続けなければならないわけですよね

高額だし、副作用はどうなのかとか

瞬間的に思いますよね

さらに

物理的に弛緩させているわけですから

もともと、人間の動きは無限の動きですから

その弛緩している筋肉がずっと弛緩している事で必ず運動に悪影響が及ぶような気がするんです

その筋肉は運動に参加したくても出来ないわけですからね

痙性って、参加したいけど参加の仕方が分からない状態だから

僕からしたら『参加の仕方を教える』だけの事なんで
そんなネガティブじゃないですしね

むしろ弛緩性麻痺の方が難しいわけですから

あえて弛緩性麻痺を作り出すのはどうかと思いますし



それはつまり、結局生きている筋肉だけを使って機能回復をはかる現代の代償運動療法と同じような気もします

過程は違いますが、自ら筋肉を使えない状態にするわけですからね

で、使える筋肉だけを使って動きを獲得しようとするわけですよね


まだまだ気になる点はたくさんあります

ここからは瞬間的に思いつく問題というより、気になる点レベルではありますが

そもそも感覚障害はどうするのか?

という問題

痙性や固縮の場合一次的二次的な感覚障害がある事がほとんどですが

筋肉が弛緩するだけで感覚障害が改善するのか

が、しかし、これは自分なんかでも感覚障害のリハビリを施せば改善すると思う、思うのですが

さて

弛緩させてしまった筋肉周辺の感覚は改善できるんだろうか

なぜなら、弛緩状態を長く続けるわけですから

つまり

弛緩性麻痺という病的な状態を作り出すわけですよね
それは必ず弛緩性麻痺特有の感覚障害は出ると思いますんで

どうするのか?

じゃあリハビリしたら良いんじゃないの?

って思いますよね

弛緩性麻痺の感覚障害の改善

そこからの運動の改善

自分は出来ます

時間さえあれば




でも、ここが気になる。

弛緩性麻痺は麻痺でも、純粋な脳血管障害や末梢神経損傷ではない
脳はそのボトックスなんかの通常の損傷ではない人工的な長期の弛緩性麻痺をどのように解釈するのだろうか?

ここの予測が出来ない

脳は身体の事など何も知らないんです

筋肉も知らない

ただ、電気信号を入力し、出力するだけ



だから、人工的なボトックスという刺激を脳がどう解釈するかが分からない

損傷だと解釈してくれたら良いが

2、3ヶ月したら元に戻るような刺激だから

どうも通常の自然な損傷とは違う解釈をしそうな気がする



妥協なきセラピストとしては

脳や身体がどのように損傷を解釈してて、何を望んでるかが分からないと訓練を構築、計画していく時に

道標がない迷いの森から出るようなものです

分かりにくいですかね

ようするに

自然な脳血管障害なんかの損傷なら

脳は身体は回復しようと努めるわけです


それが身体、脳、細胞の本能ともいうべき原則

だから、それでも生きて行こうとするから

痙性なんかが出来たりする事が予測でき、

痙性の意味が分かり、アプローチに正確性が出てくるのだが

ボトックスはどうなるんだ?

損傷なのか損傷じゃないのか

身体にどのような反応が出るのか本当に分からない

リスクが高いと思うわけです

ちょっと長くなりましたんでそろそろ終わりますが(笑)

ま、とりあえず瞬間的に挙げてもこれだけ問題があるので

自分は、弛緩薬だけ瞬間的に用いて、あとはノーマルな身体、脳にアプローチを施しますかね

それの方が明らかに先が見えるからです

どうなるか分からないなんてリスクが高過ぎる


ま、ま、ま、(笑)

でも、やってみなければ分からない

僕も知りたい

そんな神レベルな脳、身体の問題を


注射一本でどうにか出来るならば、すがりたい

いや、それで結果、機能回復がありえないほど促す事が出来たなら


自分の人間に対する、脳に対する理論を、いや、地球、宇宙、全ての成り立ちからの理論を覆し

勉強しなおしたい

結果が全てですから

結果が出ているなら使わない手はない

そこに変な意地やプライドがあっては一流じゃない

だから、勇気ある方がいれば、ぜひ挑戦してもらいたいです
(いるんですけどね(笑)このブログを始めて出会ったMさんという熱い熱い人間の方が)

だから勘違いしないでくださいね(笑)

否定してるわけでも何でもないですから

ただ、自分は先が読めないから、リスクがあって処方を薦めないというだけの事です

自分よりも薬に専門的な知識のある医師などは先が予測出来てるはずですから

あとは医師の指示に従ってください

Mさん、本当に応援してますよ

ぜひ、覆してください

自分もこんな妥協なく人間理解するんじゃなく

薬や注射、機械に頼りたいんですから(笑)

今は、そういうものが本当にないから、妥協なくやってるだけなので

自分の身体を使って挑戦される事には、本当に感服です

勇気を学ばせてもらってます

結果楽しみにしています

それと、トマトさん

答えになっているでしょうか?(笑)

いつも話が飛び飛びで申し訳ありません 泣

また読んでもらって質問なりなんなりお待ちしています