小脳出血発症30年の妥協なき機能回復⑦ 振戦をほぼ消失させた その方法とは! | どんなに有名で地位と名誉と権威のある治療家や医師に絶対治らないと言われた後遺症でも根本再生させる妥協なき機能回復のブログ

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さて、その方の振戦をどうして止めたのか、、、

結論から言いますと

1週間くらいでも震えは落ち着いてきまして

いかんせん週2回の訓練だったので

日常生活にほぼ気にならないレベルに行くまでに1年くらいかかりましたけど

なんせ自主訓練がメインだったのでね

まぁ、そういう事で

まずは

単純に位置覚の検査的な感じで

位置覚がズレている事への認識から入りました

筋緊張の低下により

各筋肉、皮膚、関節が緩くなっているため

普通の動きより、筋肉、皮膚、関節の突っ張り感がないために

自分が予測した場所よりもいつも越えた場所に身体があったんです

予測した位置を越える?

そう、いつも少なく見積ってしまった

もう、これだけでも、なぜ小脳疾患の方が、測定障害が出る事や 鼻指鼻試験陽性になる意味も繋がりますよね

つまり、肘は過伸展してるのに

『真っ直ぐです』と答えたり

肩を外転130度くらいなのに

『90度です、水平です』

と、答えたりするんです

こんな感じで、損傷側の関節は

いつも、予測した場所より
超えた場所にあったわけです

だから、このズレにまず気づいてもらうように訓練を進めた

すると、それだけでも

バラバラな動きがわずかながら落ち着いてきました

震えるのも当然ですよね

患者さんは、実際の腕じゃなく

透明の幻肢のような腕を操作していたわけですから

このように

脳内で出血が起こると

体性感覚野は傷を受けてないもんだから

身体が変わった事に気付かないんです

脳科学的に考えても、妥当な症状です

脳血管障害の多くは経路の途中で出血なり梗塞なりが起こりますからね

だから、感覚野はずっと

損傷前の健常な身体を

持ち続けるんです

脳の可塑性は視覚のフィードバックと実際の運動の予測、結果の検証が不可欠なので

運動を覚える時と同様

変わった身体を知るためには

特殊な認識訓練が必要なわけです

多くは脳損傷のために気付かないのだ

脳には様々な心理防衛規制なんかがあるし

脳損傷による高次脳障害がある

ましてや、この方は学習に深く関わる小脳が右半分真っ黒だったしね



ま、とりあえず今日はここまでで