そういえば、浮腫がなくなったかも | 脳卒中で右半身麻痺、失語症を宣告された夫と支えた妻のリハビリ記録

脳卒中で右半身麻痺、失語症を宣告された夫と支えた妻のリハビリ記録

心理カウンセラー・天命カウンセリングを行っている夫。
そんな夫が56歳で脳卒中で倒れ、右半身麻痺と失語症を告げられましたが、社会復帰するために行ったリハビリと、自主トレのお話。
そして、家族ができる事をお話します。

わが夫さんは、麻痺側の手足がよくむくんでいました。

足の甲がむくみ。
手も全体がむくみ。

浮腫んでるってことは、血液を送り出すポンプが弱いってことですね。
筋肉が痩せてきてるということでしょうか。


物凄くむくんでいる麻痺手が痛かったのかどうだったのかは覚えていません。
が、その当時の夫さんの麻痺手は、存在すらほとんど忘れ去られていました。
だから、食事の時もテーブルの下でダランと垂れ下がっておりましたよ。
床に座った時に、座面に下がった麻痺手の手首が変な方向にグニャってなってても気づかないのです。(それは今も時折見受けられますが)

足だって、靴下のゴムが食い込むほど浮腫んでました。
浮腫んだ足に装具と靴履いたもんだから、爪の形も変形してきて、大変なことになってました。
足は気温の変化で痛むことがあるようで、初冬になると、麻痺足のマッサージが欠かせない。
でも、どれだけマッサージしても、浮腫むもんは浮腫むんだなぁ…

そんなこんなで、川平法を続け、自主トレも続けて…徐々に夫さんのむくみは減ってきた。
むくみの軽減と同時期に、夫さんは少しでも日常の中に麻痺側の手を使う努力をするようになってきました。

ダランと垂れ下がっただけの右腕…ではなく、常にテーブルの上に手を置き、右手を使って食べられる物(バナナやイチゴなど)は極力右手を使う。
歯磨きの時は、麻痺側の手に歯ブラシを持たせて、左手で歯磨き粉をつける。

なんやかんやと、補助手になれるかなれないか…ぐらいのギリギリのラインで麻痺手を使う努力をしてました。

そのおかげもあってか、浮腫みがほぼない状態になってきましたよ。


今年もまた、冬がやってきます。
冬になるとむくみは一層激しさを増していくとおもいますので、準備できることから始めていきたいですね。