恐い話を読んでいて思い出したのですが……。
私が実家にいた頃のお話です。少しお付き合いくださいね。
我が家には飼い始めて10年ほどの雑種犬がいました。茶色と黒と、白の斑の犬で、普通に中型犬より少し大きいくらい、そして力も強いオスでした。ちゃんとしつけをしたおかげもあってか、人より先に歩こうとしない犬でしたが、最初だけはいつも人を引っ張ってしまう、そんな間の抜けた所もあった犬でした。
小学校6年になった末弟が、いつものように「チロ(父の権限で、名前が決まりました)」を散歩に連れて行くと言って出たのが学校から帰って来た頃。
私はその時夕飯をどうしようか迷っていて、とりあえずご飯は炊いておこう、と圧力釜をセットしていたのですが、きっといい返事はしなかったんでしょうね、気付いたら末弟は散歩に行ってしまっていました。
まぁいいか、と思って、とりあえずご飯を炊いて(ガスだったし、今のように炊飯器ではなかったので、台所に炊けるまで付きっ切りだったんです)、帰って来たら話でもしようと思って待っていました。
でも、ご飯が炊けても末弟は帰ってきません。
「おかしいなぁ」と思いつつ、釜からご飯を移動させ、何だかんだやっていたら……。
「ピンポーン♪」
玄関のチャイムが鳴って、血相を変えた近所のおばさん方が入ってきました(実家のある団地は、鍵をかけないのが常でした。今はどうか知りませんが)
「りぐさん、大変やちや。弟さんがすぐ近所の側溝で血塗れになって……。まぁほんまビックリしたよ。息しちょるから大丈夫やと思うけど、はように病院行かにゃ」
確かに血だらけの末弟が抱っこされてました。ビックリして犬は? って聞いたら、「チロなら弟さんの前におったで?」と一緒に連れて帰っていました。どうやら動かずにそこにいたようです。
連れ出してすぐに側溝に落ちたようで、発見されるまで気絶したままだったようです。よっぽど痛かったのか、動きたくなかったのかは分からないのですが。
その後すぐに母が帰って来て、その場で末弟の頭をちょっと剃り、縫って応急処置をして病院へ。見ているだけで寒気物でしたが、後頭部じゃなくて横の方だったような気がします、縫ってたのって。でも、かなり血は酷くて、本当に血塗れでした。
頭には何の障害もなく。
でも、30分くらい気絶してて、よく気付かれなかったな、と思っています。我が兄弟は有名(ある意味で)だったので、誰か倒れていたら気付きそうなものなのに。しかも、夕方。
末弟はかなり痛かっただろうなと思っています。よく考えたら麻酔も何もなしで頭縫われてるんだもん。何針か縫われてたけど、母さんも母さんだよねって言う気がします。
私の中でかなりインパクトのあった事件だったのでした。想像したらかなり「イタイ」
ちなみに、チロはその後も怒られる事もなく、平穏無事に過ごして、17歳くらいで他界しました。絶対に飼い主にも腹を見せないような、そんな強気な犬でした、最期まで。
私が実家にいた頃のお話です。少しお付き合いくださいね。
我が家には飼い始めて10年ほどの雑種犬がいました。茶色と黒と、白の斑の犬で、普通に中型犬より少し大きいくらい、そして力も強いオスでした。ちゃんとしつけをしたおかげもあってか、人より先に歩こうとしない犬でしたが、最初だけはいつも人を引っ張ってしまう、そんな間の抜けた所もあった犬でした。
小学校6年になった末弟が、いつものように「チロ(父の権限で、名前が決まりました)」を散歩に連れて行くと言って出たのが学校から帰って来た頃。
私はその時夕飯をどうしようか迷っていて、とりあえずご飯は炊いておこう、と圧力釜をセットしていたのですが、きっといい返事はしなかったんでしょうね、気付いたら末弟は散歩に行ってしまっていました。
まぁいいか、と思って、とりあえずご飯を炊いて(ガスだったし、今のように炊飯器ではなかったので、台所に炊けるまで付きっ切りだったんです)、帰って来たら話でもしようと思って待っていました。
でも、ご飯が炊けても末弟は帰ってきません。
「おかしいなぁ」と思いつつ、釜からご飯を移動させ、何だかんだやっていたら……。
「ピンポーン♪」
玄関のチャイムが鳴って、血相を変えた近所のおばさん方が入ってきました(実家のある団地は、鍵をかけないのが常でした。今はどうか知りませんが)
「りぐさん、大変やちや。弟さんがすぐ近所の側溝で血塗れになって……。まぁほんまビックリしたよ。息しちょるから大丈夫やと思うけど、はように病院行かにゃ」
確かに血だらけの末弟が抱っこされてました。ビックリして犬は? って聞いたら、「チロなら弟さんの前におったで?」と一緒に連れて帰っていました。どうやら動かずにそこにいたようです。
連れ出してすぐに側溝に落ちたようで、発見されるまで気絶したままだったようです。よっぽど痛かったのか、動きたくなかったのかは分からないのですが。
その後すぐに母が帰って来て、その場で末弟の頭をちょっと剃り、縫って応急処置をして病院へ。見ているだけで寒気物でしたが、後頭部じゃなくて横の方だったような気がします、縫ってたのって。でも、かなり血は酷くて、本当に血塗れでした。
頭には何の障害もなく。
でも、30分くらい気絶してて、よく気付かれなかったな、と思っています。我が兄弟は有名(ある意味で)だったので、誰か倒れていたら気付きそうなものなのに。しかも、夕方。
末弟はかなり痛かっただろうなと思っています。よく考えたら麻酔も何もなしで頭縫われてるんだもん。何針か縫われてたけど、母さんも母さんだよねって言う気がします。
私の中でかなりインパクトのあった事件だったのでした。想像したらかなり「イタイ」
ちなみに、チロはその後も怒られる事もなく、平穏無事に過ごして、17歳くらいで他界しました。絶対に飼い主にも腹を見せないような、そんな強気な犬でした、最期まで。