12月10日(水)から12日(金)まで、母の通院の付き添いのために、隣町の柏崎市に行ってました。11日(木)は病院と、隣接するスーパーに同伴した後、夕方にはソフィアセンター(図書館)にてPC作業、ソフィアセンターが19時に閉館すると、21時まで開いている市民プラザで1時間ほど作業を続け、その後は飲み歩くことに。まずは柏崎駅の駅南にあって小学校の同級生がやっている津和野に8月以来再び寄って、刺身(タイ、マグロ、それと隣に座っていた客が要らないと言うのでいただいた、脂の乗ったカンパチ)と焼き鳥をいただきながら地酒「景虎」を2杯ほど。
しかし本日の真の目的は、同じ建物内の向かいにあるショットバー、ORANGE倶楽部(オレンジクラブ)。以前、南町にあるスコルピオのマスターが市内に3軒あると教えてくれたショットバーの、最後の店です。
ORANGE倶楽部のマスターは広島出身のFさん。柏崎のS大学で勉強したことがきっかけで当地に居座ったとのこと。開店して30年ですが、バー・フォーチュン(確か開店して25年だったような)で修行をしたと言っていましたので、ここで働きながらフォーチュンにも行っていたのかもしれません(間違っているかもしれませんが)。
ブログに載せるためにボトル棚を撮影していいか聞くと、ご自身はカウンター内から退きます。私は基本的には写真に人を入れない(時々例外あり)ので問題ないですが、彼は特に写真に写りたがらないようです。
最初に頼んだのは、津和野で隣の客が薦めていたジン・ライム(850円)。特にオン・ザ・ロックがおススメとのことで、それでいきます。
クセのあるジンを私はあまり好んで飲む方ではないのですが、これはスカッとしていて、口当たりがいい。
突き出しはフルーツ。手前に横たわっているのは、最近は特によく見るようになった洋梨。
上に書いたように、これで柏崎のショットバーは3軒目になるわけですが、普段は安酒ばかりを飲んでいる私には、酒はどの店が一番美味しいのか云々できません。しかし会話はここのマスターが一番面白そうです。海外に行きたいと言っており、私の話に興味があるようです。
……ということは、彼の話が面白いわけではなく、彼が聞き上手ということか(笑)。
私は主に中南米に赴任しており、直近ではエルサルバドルにいたということで、2杯目はラム酒ベースのキューバ・リブレ(850円)。旅先のあちこちで飲んできた酒です。
この店ではホワイト・ラムではなく、ダーク・ラムのコルバ (Coruba) をベースにしており、コクがあります。「こんなのは初めて飲んだ。一昨年(ラム酒の本場の)プエルトリコに行った時にバカルディの工場見学をしたが、その時もウェルカム・ドリンクではホワイト・ラムがベースのキューバ・リブレだった」と私は彼に言いましたが、ダーク・ラムもなかなか美味しいものです。
なお、コルバはジャマイカ産なので、私が得意とするスペイン語圏ではありません(ジャマイカの公用語は英語)。
津和野で少々食べて来たものの、酒が進んでくると何か食べたくなってくるものです(健康には良くないかもしれないけれど)。カマンベール・チーズ(750円)を所望しました。
次にバー・フォーチュンで知ったカクテルである、同じラム・ベースのボストン・クーラー(同じく850円)を。ベースはハバナ・クラブ (Habana Club) の3年物。シェイカーも一緒に撮らせてもらいました。
こちらはホワイト・ラムでスッキリ。
客は初めは私一人でしたが、途中で男性一人と女性二人のグループが入店して来ました。同じ建物の下の階で店を開いている人たちとのこと。夫婦と、もう一人の女性は内モンゴルで生まれ育った(たぶん漢民族の)中国人とのこと。柏崎が長いようで、普通に日本語を話す方です。彼女がここに来た経緯を聞いたような気がしますが、その頃にはかなり酔っていたようで、すっかり忘れてしまいました(汗)。
先日はアメリカ人を連れた一行が来て、色々と喋ったとか。当地の原子力発電所だったか、あるいはそれとだいぶ違うけれどもINPEX柏崎水素パークだったかに視察に来たのだそうで。やっぱり、酔っていて記憶が定かでない(汗)。とにかく、このように、新潟の片田舎の町なのに国際色が豊かなバーです。マスターが海外に興味を持っているのも納得。だから私が管を巻くのにうまく付き合ってくれるわけです。
夫婦の子という中高生らしい男の子も追って来店。もちろんアルコールは飲みません(少なくとも私の前では)。
ラム酒に飽きてきたので、今度はウォッカ・ベースのモスコー・ミュール(同じく850円。この店の酒が全てこの価格というわけではなく、単なる偶然の一致です)。
これを飲み終えた後、マスターが「これはサービスです」と言って、脚付きの小グラスに日本酒を入れて出してくれました。南魚沼市の蔵元、高千代の辛口純米+19 しぼりたてです。アルコール度数が18%で精米歩合は65%と共に高いのに、これもサッパリした感じがします。
もう、酔っ払って、どれも飲み心地が良くなってしまっているんでしょうか。危ない、危ない。
酒をサービスというのも、もちろん有難いですが、それにしてもショットバーで日本酒とは、地酒好きの私としては、嬉しくなってしまいます。
すると、下でお店をしているという彼が、別に頼んだわけでもないのに私の写真を撮ってあげると言うので、私は彼にカメラを渡しました。
撮られた写真は、まあ、大した記念になるわけではないけれども、還暦の私の姿を残す一枚にははなるかな。
更に彼は、写真を撮られたくないというマスターもカシャリ。マスター、レンズが向くと、一応笑顔を浮かべてくれています。
いずれの写真も、拙ブログの趣旨に沿わないので載せませんね。載せるとしたらモザイクをかけることになってしまいますし。
最後にジン・トニック(撮影せず)をいただいたところで、飲み過ぎてしまったようで、マスターに帰宅を促され、タクシーを呼んでもらいました。
実家に戻ったのは夜の1時半頃だったような。果たして翌朝は体調が悪く、午前中はしばらく寝ていました(汗)。マスター、帰してくれて、ありがとう。








