マサイマラ(8)野鳥の2 | Que sais-je? ク・セ・ジュ――われ何を知る

Que sais-je? ク・セ・ジュ――われ何を知る

エルサルバドルに単身赴任中。
気候が良く日本より健康的な生活を送っています。
ドライブ旅行をぼちぼちしていますが、
この国で最も注意すべきは交通事故。
今や治安以上に大きなリスクです。

なおヘッダーは2020年に新潟県長岡市にて撮影。

今回は猛禽類(もうきんるい)です。はっきり言って、今までにこれほど多くの種類を見たことはありませんでした。

 

 

宿に到着して、いきなり玄関前の木に留まっていたのは、ハイイロチョウゲンボウ (Grey Kestrel)。玄関先に野生のハヤブサですよ。カッコ良すぎですね。イケてますね。

 

 

こちらはサバンナの中で見ました。

 

 

これも、宿にて撮影した鳥です。庭の脇に付設された高架遊歩道から撮ったカワリウタオオタカ (Gabar Goshawk)。玄関先にハヤブサなら、庭先にはタカですよ。カッコ良すぎですね。イケてますね。

ただ、離れた所にいたので、トリミングして、やや不鮮明な写真になってしまいました。背景にも明らかに「二線ボケ」が出てしまっていますし。

 

 

サバンナに出ると、収穫はこんなもんではありません。絶滅危惧種、「絶滅危惧 (EN)」のヘビクイワシ (Secretarybird) です。ナイロビ国立公園でも見ましたが、その時は鮮明な写真を撮れずに残念な思いをしていました。今度はバッチリです。

 

 

低木の中にカタグロトビ (Black-winged Kite) が止まっているのを運転手のアントニーが見つけてくれました。私の眼からは完全に逃れていました。普通のトビとはえらく違った、白い胴体に黒い羽。これもカッコ良すぎ。

 

 

こちらのカタグロトビは私も容易に発見。

 

 

 

ヒガシコシジロウタオオタカ (Eastern Chanting Goshawk) だと思うんですが、あるいはよく似ているウタオオタカ (Dark Chanting Goshawk) かもしれません。

 

 

 

はいっ、またカッコ良すぎの鳥をお見せしますね。カンムリクロクマタカ (Long-crested Eagle) です。長く立った冠羽はもちろん、黒のコーディネートに鋭い眼。もう、きゅんですね!(←またこんな若作りした言葉を使っている私は、エンジェルズの大谷選手が4月15日の試合で、その日の2本目である2号ホームランを打った時に実況アナウンサーが「ショウヘイ、キュンデス!」と言ったのを聞いた瞬間に気に入ったのでした)

 

 

 

 

大物に行きますね。ミミヒダハゲワシ (Lappet-faced Vulture) も、上のヘビクイワシ同様「絶滅危惧 (EN)」になっているのですが、それにしては、しばしば見ました。上の3枚はすべて別の場所で撮った写真です。

大物も大物です。ウィキペディア(英語版)によると、翼を広げた時の長さは2.5メートルから2.9メートルなのだそうで。

 

 

これなんですがね。カッコ良すぎ、ではなく、怖すぎです。

 

 

 

 

アフリカソウゲンワシ (Tawny Eagle) だと思いますが、アシナガワシ (Lesser Spotted Eagle) かもしれません。前者ならまさに和名が示すように、アフリカの草原を悠々と飛行していました。

 

 

行く手の道のすぐそばにヒメハイイロチュウヒ (Montagu's Harrier) がいました。

 

 

 

飛び立ってもしばらくは車と並行に飛んでいたので、このように綺麗な画像を得ました。

 

 

ヒメチョウゲンボウ (Lesser Kestrel) のメス。上に数々のカッコいい、または怖そうな鳥を見てくると、可愛いとさえ思ってしまいます。

 

 

 

ダルマワシ (Bateleur) が上空を長々と飛び回っていました。これも「絶滅危惧 (EN)」だそうです。

 

 

最後はムナグロチュウヒワシ (Black-chested Snake-eagle) です。胸部から頭部にかけて黒く、腹部の白い配色が特徴的です。こちらは「低危険種 (LC)」。

実に12種の猛禽類を見ることができました。

次回以降の数回は別の記事を挟んで、しばらく後にその他の野鳥をお見せします。