ナイバシャ湖で見た鳥(1)水鳥 | Que sais-je? ク・セ・ジュ――われ何を知る

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エルサルバドルに単身赴任中(7/15~8/5一時帰国)。
気候が良く日本より健康的な生活を送っています。
ドライブ旅行をぼちぼちしていますが、
この国で最も注意すべきは交通事故。
今や治安以上に大きなリスクです。

なおヘッダーは2020年に新潟県長岡市にて撮影。

お待たせしました(誰も待っていないか)。2週間振りの記事更新です。

 

ナイバシャ湖ではフラミンゴこそ見ませんでしたが(生息はしているそうです)、ペリカンをはじめ、様々な水鳥を見ることができました。水鳥以外にも幾つかの野鳥を見ましたが、今回は水鳥に焦点を当ててお見せします。

 

 

まずはボートの発着所の辺りで見た鳥。こちらはナクル湖の記事で詳しくご紹介したシロクロゲリ (Blacksmith Lapwing)。たくさんいました。

 

 

日本にもいるセイタカシギ (Black-winged Stilt)。水鳥には渡り鳥が多いためか、分布の広い種が多く、従って日本でも見る鳥も多いです。

 

 

セイタカシギの後ろを歩くのはオオソリハシシギ (Bar-tailed Godwit)。こちらも日本でも見られるそうです。「オオソリハシ」という割には、嘴(くちばし)はさほど反り上がっていません。和名は嘴に注目しているのに対して、英名では縦縞の入った尾羽 (bar-tailed) に注目しているのは面白いです。

 

 

マラウイでもここケニアでもよく見るヒメヤマセミ (Pied Kingfisher)

 

 

ホバリングして水中の獲物を探しているのか、見つけて狙いを付けているのか。

 

 

レンカクゲリ (Long-toed Lapwing)。サハラ砂漠以南のアフリカにしかいないようです。

 

 

カンムリサギ (Squacco Heron)。ヨーロッパ・中近東とサハラ砂漠以南アフリカを往来する渡り鳥だそうです。

 

 

お、日本でもよく見かけるオオバンがいる、と思って調べると、アフリカオオバン (Red-knobbed Coot) でした。よく見ると、英名の通り、頭部に赤いこぶが(2つ)あります。

 

 

こちらもサハラ砂漠以南のアフリカでしか見られないアフリカレンカク (African Jacana)。その幼鳥です。

 

 

こちらが成鳥。

 

 

再び日本でもよく見られる鳥に戻って、コサギ (Little Egret)。季節のせいか、チャームポイントの長い冠羽がありません。

 

 

巨大な(ウィキペディア英語版によると体長 120-152cm)オニアオサギ (Goliath Heron) は日本では見ませんね。

 

なお左手前にボケて見える鳥はヒメヤマセミ。

 

 

サギをもう一つ。チュウサギ (Yellow-billed Egret, Intermediate Egret) です。

 

 

水鳥には大きな鳥が多いです。この、ケニアでは至る所で見るエジプトガン (Egyptian Goose) も、ガンだけあって、なかなか大きい。ウィキペディアによると、全長70センチ。

 

 

しかしさすがに、こちらのモモイロペリカン (Great White Pelican) には負けますな。140-180センチ。

 

 

こうして並んでみると、エジプトガンはかわいいものだとさえ思われてきます。

 

 

ナイバシャ湖には、鵜(う)もたくさんいます。これは White-breasted Cormorant(和名不詳)。直訳すればムナジロウとでも呼べるのでしょうか。

 

 

アフリカコビトウ (Reed Cormorant) のちょうど飛び立つところを捉えることができました。これはボートの発着所近辺で撮ったもの。

 

 

 

 

ペリカンに負けず劣らず、ケニアの湖の主とも言えそうな鳥、サンショクウミワシ (African Fish Eagle) です。「キョーーッ、キョーーッ」といったような甲高い鳴き声を始終耳にします。

 

 

クレセント島に上陸して、こちらはオウカンゲリ (Crowned Lapwing)。「ケリ」なので水鳥のはずですが、初めて見たナクル湖岸でも、ここでも、なぜか水辺から離れた所で見かけます。

 

 

ここにもコサギが。

 

 

エジプトガンも。

 

 

モモイロペリカンの群れも。

 

 

サンショクウミワシも、とげとげしい木の上で睨(にら)みを利かせています。

 

 

最後に、島から戻る時に撮った White-breasted Cormorant。

次回は水鳥以外をお見せします。