アカフトラ(エルサルバドル) | Que sais-je? ク・セ・ジュ――われ何を知る

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エルサルバドルに単身赴任中。
気候がいいので日本よりよほど健康的な生活を送っています。
ドライブ旅行をぼちぼちしていますが、
この国で最も注意しなければならないのは交通事故。
今や治安以上に大きなリスクです。

なおヘッダーは2020年に新潟県長岡市にて撮影。

エルサルバドルに来てから2週間は、クラウン・プラザという名の高級ホテルに泊まっていましたが、そこからもう少し安いところに宿替えをしようと思い、幾つかの候補を回ってみました。最終的にはオテル・マレーラにしたわけですが、その候補巡りの中で覗いてみた宿、ラス・マグノリアス (Las Magnolias)は宿泊先には選ばなかったものの、そこに付設してあるアカフトラ (Acajutla)というシーフード料理店には、是非訪れてみたいと思っていました。

 

今回の出張も残り日数が少なくなり、サンサルバドル滞在も最後になろうかという晩(この翌日からサンミゲルという町に2泊したものの、結局は予定変更で、そこから空港に直行することなく、再びサンサルバドルに一泊することになりましたが)、満を持して行ってみました。


アカフトラとは、エルサルバドル、ソンソナテ県 (Departamento de Sonsonate) にある港町の名前。日本で言うなら、海鮮三崎港、といった感じのネーミングでしょうか。

 

 

半オープンエアーのテーブル。街路に向かってひらけていますから、銃を持った強盗が突然やって来たらどうにも逃げられないな、などと思いつつも、同行者の希望で最も外寄りの席にしました。

 

こういう国の高級レストランの入り口では大抵、銃を構えた警備員が見張っています。むしろそういう人がいた方が安心できます。それでも道端からバンとこられたら、警備員もどうにもできないでしょう……。

 


いやいや、そんな話ではなかった。料理です。まずは'''アカフトラおつまみセット (Plato de Bocas Acajutla)'''、18ドル。値段からして、3人でシェアするのによさそうだと思って頼んだのですが、皿が来てみると、どーんと山盛りのポテト、チキン、ビーフ、トルティージャ(と思しきもの)、魚フライ、そしてチーズの詰まったエビ。これだけで十分だった。



おつまみはおつまみだからと思って、その他にサラダと、メインにこのイセエビのエビ、カニ、チーズ詰め (Langosta rellena de camarones y cangrejo con queso)、ラージサイズ19.50ドルを頼んでしまっていました。もう食べきれません。私はこちらの方には少ししか手を付けられず、残りを持ち帰りにしました。

食べ始めると、カニカマが……。エビもカニもインチキではないか! と怒り始めた頃、もう少しほじくっていくと、ちゃんと肉厚のイセエビの身が出てきました。

 

インチキではなかったが、やはりカニカマを使ってあるのは底上げ感がします。

 

味は、普通にイセエビでした。上のおつまみセットと共に、もうちょっとあっさりした、脂っこさの少ない料理が我々の好みだったのですがね。

 

とにかく、この店といい、ベートス・エスカロンといい、ロベルト・クワドラといい、シーフードを色々と堪能できたサンサルバドルのレストラン巡りでした。