秩父上吉田 | Que sais-je? ク・セ・ジュ――われ何を知る

Que sais-je? ク・セ・ジュ――われ何を知る

エルサルバドルに単身赴任中。
気候がいいので日本よりよほど健康的な生活を送っています。
ドライブ旅行をぼちぼちしていますが、
この国で最も注意しなければならないのは交通事故。
今や治安以上に大きなリスクです。

なおヘッダーは2020年に新潟県長岡市にて撮影。

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インターネットで秩父の静かな山間にある、比較的経済的な温泉宿で調べていって、決めたのがかおる鉱泉秩父市上吉田地区(旧吉田町)の山あいの、ひなびた村落にあり、周囲が緑に囲まれています。リフレッシュには最適です。一泊二食付き一人 7,800 円(旅行時点)は標準的でしょう。

 

私たちは、秩父駅から上吉田まで「吉田元気村」行きの路線バスに乗って行きました。50 分、700 円。このバスに乗るなら、便数が少ないので、事前に必ず時刻をチェックしておいてください。「楽天トラベル」のサイトの情報によると、小鹿野方面行きのバスで途中下車すればピックアップに来てくれるようです。

 

事前に Google マップなどで周囲の環境などをよく調べておいたこともあって、ほぼ行く前のイメージ通りでした。群馬県へと続く道路に面していて、日中は少し落ち着かないものの、夜間は車もほとんど走っていないので、カエルの声が盛んに聞こえてくるだけでした。早朝は、ウグイスをはじめとした数種類の山鳥のさえずりで目が覚めます。客室の窓から小川(吉田川)を見下ろしており、川辺の緑が心を癒します。

 

お風呂は立派ではないものの、「たまごみず」と呼ばれている湧水(鉱泉水)が肌に心地よく、言われているように、確かに肌がすべすべしてきました。

 

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料理がこの民宿の「売り」です。手作りのさしみこんにゃくやニジマスなど、土地ならではの山の幸がたっぷり出てきて、どこから箸をつけていいか迷うくらいです。最後に出てくる手打ちそばが自慢の一品です。

 

温泉バカ一代」という名のサイトにも、詳しい情報がありましたのでリンクをはっておきます。それと、今年泊まった方の記事で、ベタ褒めしているものがありましたので、こちらもご紹介。タイトル中の「CP」とはコスト・パフォーマンスのことでしょうか。記事に書かれている印象は、だいたい当たっていると思います。

 

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上吉田地区には、合角(かっかく)ダムと、そのダムによって出来た西秩父桃湖(にしちちぶももこ)という人造湖があります。ダムに関する詳しい情報については、埼玉県のホームページウィキペディア、ダムマニアのこんなサイトこんなサイトをご覧ください。

 

このダムを皮切りに、「ちちぶ4ダムロマン」の始まりです。残りの3つは8月に行きました。後ほど記事にすると思います。

 

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西秩父桃湖です。ダムの脇に管理所があり、そこに一般向けの展示室があります。娘を見つけた係員の方が、人造湖に沈んだ天狗岩の伝説を説明した 10 分程度のアニメを上映してくれました。

 

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ダムの下の散歩もすがすがしいです。ヒメジョオンは日本の侵略的外来種ワースト 100 に指定されていますが、このようなアングルで、やって来たコガネムシ(こちらも害虫かもしれませんが)とともに撮ると、きれいに見えてきます。

 

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秩父市街に下りてきて、地酒を購入。情緒溢れる武甲酒造の店舗は、国指定の登録有形文化財とのこと。この店で前回の記事に書いたお酒を購入しました。期間限定販売です。

 

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西武秩父駅から望む武甲山です。グロテスクと言ったら失礼かもしれませんが、私が 16 年前に行ったボリビアのポトシで見た鉱山を髣髴とさせる、独特な光景です。