SHINeeのオニュが歌うNessun dorma『トゥーランドット』から、 | WHY? TVXQ by Rurineko

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東方神起 どうして君を好きになってしまったんだろう?

SHINee(シャイニー)のオニュさんの歌を今日は取り上げてみます。

韓流アイドルは、歌の実力を鍛えた方々が多いですが、クラシックもイケるんです。

ジャコモ・プッチーニ作曲の歌劇『トゥーランドット』(Turandot)のアリア、

『誰も寝てはならぬ』(Nessun dorma)

Onew - Nessun Dorma (SM Town Live in Paris) [English]
https://www.youtube.com/watch?v=JaMrq-SOb-M
Ninyboni RS
2012/11/22 に公開
Download the video with English subs: http://adf.ly/FAu4m

There's a mistake in 00.54. It's not "No one will know name", but "No one will know my name". I apologize. I saw it after uploading it to Youtube.



梅雨前の、暑くてもまだ耐えられる初夏の宵に聴いてみたい、

オペラの内容を真に受けると呆れてべーっだ!ゾクッとするような名曲です。


舞台は、いつかも定かではないお伽話の中国、北京。

かぐや姫の様な婿選びの昔話なのに、主人公のキャラと展開が全く違います。

絶世の美女で皇帝の娘、トゥーランドット姫は冷酷非情な肉食系です。

自分の求婚者に「3つの謎解き」を課します。

謎が解けなかったら広場で斬首の刑に処する。何人も犠牲者が出ている模様。

にも拘わらず、彼女の美貌に一目ぼれして、懲りずに求婚した韃靼の王子カラフが登場します。

そして王子は見事に3つの謎を解きました。

姫は、尚も王子との結婚を渋るので、ハタと気が付く。

「そういえば、俺の名前知らないよね?」と言ったかどうかは兎も角として、

求婚者の名前も知らないという間抜けな展開でも、それが物語の種になります。

王子は夜明けまでに自分の名を明らかに出来たら、命を捧げると約束します。

そこで、出ました!!

冷酷非情な姫から命令

今夜は誰も寝ないで王子の名前を突きとめなさい。
出来なかったら住民皆叫び死んでもらいます。」

すると王子が受けて立ちます。

「いいね、姫様らしい渋い命令じゃん、みんな、姫もね、寝ちゃ駄目だぜ!

性懲りも無く王子がテノールで歌うアリアが『誰も寝てはならぬ』(Nessun dorma)です。

庶民の命を、恋の駆け引きに使うという、全く呆れかえる展開なんです。

この肉食サド姫さんは、王子の父親の召使を拷問に掛けて、自殺に追い込む非道を躊躇いません。

結局、夜が明ける前に王子は自らの名前をサド姫に口づけ(^ε^)しながら告げる、

サド姫は、前言を翻し「彼の名はラブラブ『愛』」と住民のまえで叫び、二人は結ばれたとさショック!

目出度し、目出度しって゛(`ヘ´#)。

                     http://now.smtown.com/#/Show/1696


『トゥーランドット』は1926年ミラノスカラ座で初演されました。

20世紀前半の西欧諸国に蔓延していた空気感なのか。

全てお伽話と割り切って、人間性の残酷さと欲望を風刺したブラックジョークと受け取ればいいのでしょうか?


音楽が素敵だからと、うっとり聞き流すには惜しい挑発的な歌詞を聴かされている事を自覚しながらこの曲を味わって下さい。

歌詞の翻訳サイトのアドレスを貼っておきますので、覗いて戴けると面白いです。
http://www.geocities.jp/lune_monogatari/turandot.html

最後の感動的な王子の熱唱は、「姫を朝までに絶対落とすチョキ」という駆け引きの勝利宣言なんです。

まさに弱肉強食の世界です。

何処までもエゴ(自己愛か)を押し通した人間に勝利が齎されるのですね。

その上、バンビーノのダンソンみたいな「おかしみ」も在ります。

人間の劣情を解放して、お腹の底から嗤うのかストレスを解放する仕掛けなのか?

オペラは、面白い世界です。

All'alba vincerò!    夜明けになれば私の勝ちだ!

Vincerò! Vincerò    私は勝つ! 勝つことになる!


        http://now.smtown.com/#/Show/1696

向かって左から、オンユ(オニュ)、テミン、ジョンヒョン、ミンホ(ミノ)、キー君


SMTOWNパリ公演(2011年6月10、11日)に登場した韓流スター達は、パリの少女達の眼に、

オニュの演じた韃靼の王子カラフのような神秘的で妖しい異国のアイドルと映ったことでしょう。

彼女達を極東の別世界に攫(さら)って夢を見せてくれる、お伽話の世界の王子様なのね!

SMEの演出が粋(いき)です。

オニュがパリのみで、この歌を歌った意味が、記事を書いてみて理解できました。





ところで、オニュさんはSHINeeのリーダーです。

彼の極めて上品なテノールの声。 声に匹敵する誠実な人柄が彼の持ち味です。

バラエティー番組のレギュラーを務められるぐらい、天然のユーモアセンスも持ち合わせているようです。

彼らの情報は下記のサイトでご覧下さい。

SHINee ミンホ「オンユは柔らかいカリスマ性を持つリーダー」
http://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2021114
Kstyle |2015年05月26日10時34分  
OSEN 元記事配信日時 : 2015年05月26日00時29分 記者 : イ・ジヨン


“デビュー7周年”SHINee、成長する音楽世界
http://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2021160
Kstyle |2015年05月27日16時44分
10asia 元記事配信日時 : 2015年05月26日07時00分 記者 : チェ・ジンシル、翻訳 : ナ・ウンジョン