それでもキミを追いかけるから14 | つっつんライトニング軍曹のブログ

「 何か買うの? 」

「 ううん、ただこの街の地図とかないかと思って 」

そうだった、朱里は転校して来てまだ二週間しかたっていない。

まだこの街にも慣れていないのだろう。

「 私、この街の映画館とか知らないから・・・ 」

朱里は苦笑いしながら地図帳を探す。

僕は朱里の右腕を掴んだ。

「 大丈夫だよ、僕が連れて行くから 」

「 あはは、ごめんね 」

朱里は笑いながら言った。彼女は優しすぎるようにも思えた。

普通なら、自分から連れて行ってと言うものなのに。彼女は自分で全てやろうとしている所もあるようにも思えた。

「 謝る事なんてないよ。朱里はまだこの街の事そんなに知らないんだから 」

僕は彼女の腕を離し、微笑みながら言った。

「 ありがと、早く慣れないとね 」

朱里も微笑みながらそう言った。


続く