コンビニで立ち読みをしてどのくらいたったのだろうか。
腕時計に目をやる、もう午後の一時だ。
読んでいた雑誌を置いて、僕はコンビニを出た。
時間と月日は、僕を置いて早く動いていた。
あの時、中学二年の時のように、また僕の心は、どこか違う方向に向いていた。
ただ、思い出の中の時間をグルグルと、何回も回転している様に思えた。
その回転する歯車の振動が、いつからだろうか、辛く思えたのは。
懐かしく感じた時もあった、その振動を受けるたびに、微笑んでしまう事もあった。
でも、今となっては、その振動はただ痛いだけの物になっていた。
この数年間で、僕の心の歯車は止まり、逆回転を始めている。
過去の思い出という歯車にしがみ付き、そこに救いを求めている。
僕は、その痛みに耐えながら、ただ街を歩いていた。まるで・・・・。
誰かを探しているかの様に、無駄に歩いていた。
もしかしたら、彼女に出会えるかもしれないと、そう思いながら。
続く