妻の幼なじみでも、一番仲の良かったYさん
大学4年生の時に、某大手生命保険会社への就職が決まっていた。
卒業の2か月ほど前、Yさんのお母さまは、交通事故にあってしまい
救急車で病院へ行くのだが、夜間の当番(研修医)の先生が専門外ということもあり、大した処置をしないで、家に帰された。
翌日、容体が急変し、急死した。
結果は、内臓破裂だったそうで、事故、最初の病院の対応と
不幸が重なり、46歳の若さで、この世を去った。
Yさんは、ショックで体調を落とし、決まっていた大手生命保険会社にも、断りを入れてしまう。
その後も、仕事には恵まれず、アルバイトなどしていた。
結婚も、40歳を超えてご縁に恵まれたのだが、子宝には恵まれず
50歳を手前に離婚してしまう。
直近も、店舗の開店前の清掃と、カラオケ店のアルバイトの掛け持ちをして、自分の時間はほぼない状況だった。
お父様も、介護が必要な状況になり、Yさんは疲れ切ってしまい。
メンタルをやられてしまう。
心療内科などを受診し、少し回復してまだ仕事が出来るような状況には程遠いのだが、まじめな性格で、生活もあるので、ファミリーレストランでアルバイトを始めた。
ファミリーレストランは、営業時間が長いわりに少ない人数でいろいろな事を行う必要があり、覚えることも多く、お父様の介護に
さく時間も長くなっていき、以前よりもメンタルが深刻な状況になり
ファミリーレストランの仕事もやめることになった。
生活のための収入が無くなり、お父様の介護も行う必要があり
さらに落ち込んでしまう。
妻が、LINEなどで励ましのメッセージを送るのだが、返信すら
厳しい日が出てきたり、Yさんとは飛行機などで行かないといけない距離のところに住んでいる妻が、実家近くに行くので顔を見ようと
連絡した時にも「会えない」と生きていくのがやっとの状況と察した。
Yさんは、お母さまが亡くなるまでは、大手企業に就職が決まっていたように順調だった。若いときに大手企業の方と結婚していたかもしれない。きっかけは、お母さまの死だ。
お母様が無くなり、おそらく35年以上が過ぎていた。
私は妻に「Yさんにお母さまの33回忌を行うよう」指示した。
妻は、LINEで33回忌の件を聞いてみた。
もちろん、行っていなかったのですが、Yさんは気になっていた。
「教えてくれてありがとう」力ない返事だった。
お父様は、供養などは全く興味のない方だそうで、
Yさんは勇気を振りしぼり、お父様に「お母さんの33回忌」を相談した。お父様も、前向きに考えてくれ、結果33回忌を無事行った。
妻が様子を聞くと、お父様に33回忌の話をしたときに、
すでに体調が、改善し、33回忌が終わり、体調が良くなったと報告があった。