さて、予告通り、古代オリエントの文化についてまとめていきます。
まずは、シュメール人の文化から。
シュメール人は、月の満ち欠けで1日を判断する太陰暦を使用し、六十進法、また、天体の動きから、一週間を7日とする七曜制を定めたりしました。
楔形文字と呼ばれる文字を粘土板に刻んで使用し、そうして書かれたギルガメシュの叙事詩と呼ばれる旧約聖書のノアの方舟の原型になった説話も残されています。
フェニキア人は、後述のエジプト文字を表音化し、アルファベットを発明しました。
このとき発明されたアルファベットはギリシア文字、ラテン文字など様々な言語へと進化していくことになります。
さて、以前お話したセム系3民族が活躍できた理由、についてですが
まぁ、要約すると、『エジプトはそれどころではなかったから』です。
セム系3民族が活躍した時代エジプトは中王国時代。
そう、ヒッタイトの侵入で勢力が落ちている時代だったのです。
エジプトが新王国時代に入ると、今度は海の民がシリアを荒らし始め、ヒッタイトを滅ぼしたエジプトはすでにシリアから撤退していました。
こうした背景が重なり彼らは発展を遂げることができたのです。
ところで、エジプトの新王国時代、アメンホテプ4世の頃、アマルナ美術と呼ばれる、それまでよりも写実的な、みなさんが古代エジプトの絵と言われて想像するような美術とは一風変わった独特な美術があったということも一応紹介しておきます。
さて、次回はメソポタミアからペルシャにかけてを解説していきます。
あしからず