Shudder Log -34ページ目

Shudder Log

* このブログの内容はすべてフィクションであり、実在の人物や団体とは一切関係ありません。

chunjOeじゃなくてchunjAe。
Janne Da ArcのLove is Here。
YC→JJ(→?YH)。
もちろん分裂後。
半分ポエムで、あとはヤってるだけになりそうな。
wyseのfloat。
もちろんHC→HG。
タイトルは「部屋を散らかしてるのは」。
曲が完璧すぎて、本人視点で付け加える言葉はない。
なので、Hanchul前提のTeukhee(LT視点)とか。

その日のスケジュールを終えると、僕とAJは買い物に出て、といってもカロスキルを眺めただけだったけど、ちょうど日が落ちた頃、漢江に着いた。
街の向こうに隠れた太陽が、AJの横顔を照らした。
 
「もう少し待ったら夜景が見られるな」
「そうだね」
「それとも何か食べる? 腹減ってない?」
「んー大丈夫」
 
結局、近くのカフェでコーヒーを買って、川沿いの遊歩道を歩いてみることにした。
道路はラッシュアワーで、市街には灯りが点り始めている。
 
暗くなるのを待ちながら、とりとめのない話をした。
その中で、またユンジさんの話題が出る。
番組に出たときにどうだったとか、そのリハーサルのとき何があったとか。
 
AJが楽しそうに話すから、僕も頑張って相槌を打ったけど、手を繋いで温かいはずの指先が、冷たくなっていくのを感じた。
 
「‥‥だったんだ。で、ちょうどその時――」
 
喋りながらAJが僕を見て、言葉を止める。
 
「キソプ?」
「うん」
「大丈夫?」
「え? 何が?」
 
辺りはすっかり暗くなって、対岸は見事な夜景になっていた。
それでも、AJがいつものようにニヤリと笑うのは見えた。
 
「なんだかぼーっとしてる」
 
そんなこと言われたら、僕は怒らなきゃいけない。
でも。
 
夜景を背にして、余裕の笑みを浮かべて。
昼間のイタズラ好きな悪ガキとは違う雰囲気の。
まるで大人みたいなAJの表情に呑まれて。
 
何も言えなくなってしまう。
 
AJが近付いて僕の頬に触れると、あの香りがした。
 
プールオム ソワール。
 
似合ってる。
夜の大人っぽいAJに、とても。
ユンジさんがAJのそんな顔を知って薦めたんだとしたら。
 
ああ、そうか。
 
これは。
 
嫉妬、だ。
 
黙り込む僕を見て、AJが真剣な目になって言った。
 
「分かった?」
「何が?」
「ソワールが気に入らなかった理由」
「うん、今分かった」
 
素直に答えると、AJは笑顔になった。
 
「僕がみっともないのが楽しい?」
 
膨れるのを抑えられずに尋ねる。
AJは僅かに目を見開いてから、視線を落とした。
 
「いや、嬉しかったんだ。俺のことで妬いてくれると思わなかったから」
 
小さくなる声とは反対に、繋いだ手に力が込められる。
冷たくなった僕の指を温めるように。
 
「俺の方が、そういうの強いのは分かってるから」
「そういうの?」
「嫉妬心とか、執着心とか」
 
そうだ、知ってた。
僕にだけじゃなく、誰に対しても。
だから、イライにだけ態度が違うケビンを気にして、絡みに行ってた。
ケビンの可愛い困り笑いを見ることも多かった。
最近はそうでもないと思っていたけど。
 
「それに、キソプの嫉妬はEnvyだけど、俺のはJaelousyだし」
「英語は分からないよ」
「うん」
 
AJは目を上げ、いたずらを思いついた時の顔をした。
 
「あとでケビンに聞いたら?」
 
僕がケビンといたら、今度はAJが嫉妬するんじゃないの。
そしたらまた間に入って、ケビンを。
そう、ケビンを取るんだ。
僕じゃなくて。
 
どうして?
 
「またぼーっとしてる」
 
AJは僕の頬に触れて、僕はAJを見つめた。
そして、さっきの言葉を思い出す。
 
『俺のことで妬いてくれると思わなかったから』
『キソプの嫉妬はEnvyだけど、俺のはJealousyだし』
『あとでケビンに聞いたら?』
 
ジェソプのことで。
僕の嫉妬はEnvyで。
僕はあとでケビンに。
ケビンに?
 
一度大きく息を吸ってから、僕は尋ねた。
 
「僕が今まで、ずっとジェソプに嫉妬してたから?」
「‥‥そうだよ」
「ケビンじゃなくて、ジェソプを羨んだから」
「そう」
「ケビンとジェソプがいるときに」
「そう」
 
頷くAJの顔からは、いつの間にか笑みが消えている。
 
「嫉妬して欲しかった?」
「俺なのか、とは思ったよ。でも、仲が良いのは知ってるし。けど」
 
AJは目を伏せて、息を吐いた。
 
「けど、抑えられなかったな、結局」
 
自嘲するような悲しむような、その表情が綺麗で、僕はまたあの香りを感じた。
 
指の先が冷たくなって、胸の奥がキュッと熱くなる。
こんな気持ちをずっと、AJは抱いてきたんだろうか。
 
僕は唇を噛んで、頬の横にあるAJの手を取った。
それから、まっすぐに視線を合わせて言った。
 
「ジェソプ、好きだよ」
 
動きの止まったAJを見つめて、もう一度言う。
 
「僕は君が好きだ」
 
だから。
僕のことで妬いたりなんてしなくていい。
そんなことを言うのは、すごくわがままだと思うけど。
それでも。
 
「キソプ」
 
手が解かれたと思ったら、強く抱きしめられた。
 
「俺も愛してる」
 
その声はやっぱりすごくセクシーで、でもほんの少しだけ、震えているような気がした。
僕も苦しくなるくらいに抱き返す。
胸の奥に痛みを感じたけど、AJの腕の中にいると、それも心地良いと思えた。
肩越しの夜景を見る余裕なんてなかった。
 
やがて身体が離れると、AJの手が僕の顎を捉えた。
顔を上に向けられ、唇が触れる。
僕は目を閉じて、AJに似合うソワールの香りを吸い込んだ。
 
 
 *
 
 
翌日から、AJがつける香水はプールオム エクストリームに戻った。
それに気付いたのは、やっぱりイライだった。
 
「昨日の、もうやめたの?」
「昼はつけないことにした」
「へえ、なんで?」
「ソワールって、フランス語で『夜』って意味なんだ」
「だからって、夜用じゃないだろ」
 
そう言ったイライは、AJの顔を見て、僕を見た。
同時にAJも振り返って、僕を見る。
 
何でこっちを見るのかと聞いたら、二人は同時に、なんでもない と答えた後、顔を見合わせて笑った。
それからイライはAJの背中を軽く叩いて、ケビンの隣に戻った。
 
AJは僕の肩を抱いて、ミーティングが始まる、と嬉しそうに言った。
 
 
 ***





あとがき。
 

ジェソプのジェは

と、イライさんが仰っております(嘘です)。

AJは僕のことが好きだというけれど、嘘なんじゃないかと思う。
僕をからかっては笑っているし、僕と同じくらい他のメンバーにもスキンシップはするし、僕がケビンと居ると割り込んでケビンを取っていってしまう。
 
僕のことが好きなら、せっかくケビンと一緒に居るのを邪魔しないでよ!
 
ケビンにそう言ったら、一瞬目を丸くした後、ケラケラと笑っていた。
「ジェソプも苦労するなあ」なんて言いながら。
 
僕がAJに苦労している話をしていたんだけど。
 
でも、ケビンが笑っていたから、まあいいか。
 
 
 *
 
 
いつものように順にピックアップされ、スタジオにつくと、僕がそのことに気付くより早く、イライがAJに声をかけた。
 
「お、香水変えた?」
「うん、よく分かったね」
「なんてヤツ?」
「ブルガリのプールオム ソワール」
 
いいね、とイライは笑い、AJは得意気な笑みを返した。
それから僕を見て、笑顔のまま言った。
 
「気付いてた?」
 
気付いてなかった。
車の中からずっと隣に居たのに。
 
素直にそう答えるには気が引けて、僕はとぼける。
 
「何に?」
「香水変えたこと」
 
AJが僕に向ける笑顔は、いつだって少し意地悪だ。
ここで膨れたら、余計にAJを喜ばせるに違いない。
立ち昇る複雑で優しい香りを吸い込み、悔しさを抑えて笑って見せた。
 
「気付いてなかった。けど、ジェソプに似合ってる」
「だろ? ユンジ姉さんのお薦めなんだ」
 
そりゃ、顔を赤くして照れるなんて期待していなかったけど、せっかく褒めたのに、さも当然のようにされるのはなんだか気に入らない。
それに。
 
「なんだ、ジェソプが選んだんじゃないんだ」
 
自分の力じゃないじゃん、と呟くと、思いのほか暗い声になった。
けれど、何が楽しいのか、AJは更に明るく言った。
 
「確かに。姉さん、俺のことよく分かってるよ」
 
何。俺がユンジさんを褒めたのが嬉しいの?
 
朝のミーティングが始まり、マネージャー兄が今日のスケジュールを言い終わると、スヒョン兄がフンに話しかける声がした。
 
「夕方で終わるなら、飲みにいけるな」
 
それを見て、AJは僕を振り返る。
 
「オレたちもどこか寄って帰ろうか」
「え?」
「せっかく早く終わるから、買い物でも一緒にどうかなと思って」
「ああ、うん、そうだね、行こうか」
 
香水を変えたと知ったせいで、ふと前とは違う香りを感じて気になるようになってしまった。
 
確かにAJに似合ってる。
ユンジさんはAJのことをよく分かってる。
でもなんだか落ち着かない。
 
前のだってよく似合ってたと思う。
 
「前使ってたのってなんだっけ」
「香水? 同じブルガリのプールオム エクストリームだよ」
「もう少しさわやかな感じだった?」
「うん、まあ、そうだね。ソワールの方が甘くて重いかな」
 
甘くて重い。
なるほど、そう表現するのか。
AJは言葉の使い方も上手だ。
いや、感心している場合じゃないんだった。
 
「甘くて重い、って、別の言葉にすると『セクシー』じゃない?」
「そう思った?」
 
僕の顔を覗き込むAJの目は真剣だった。
 
「一般的に、だよ」
「似合ってるだろ?」
「似合ってるけど、前のも似合ってたよ」
「前の方が好き?」
 
いつもだったら、僕を馬鹿にしたような笑顔で言いそうな言葉。
それなのに。
 
「なんで僕に聞くの」
「似合ってる、って言う割りに、気に入らないみたいだから」
「似合ってるよ。ただ」
「ただ?」
「ただ、いつもと違うから、ちょっと慣れないだけだよ」
 
段々と声が小さくなって、言い訳してるみたいだな、と自分でも思った。
 
別に気に入ってないわけじゃない。
よく似合ってると思う。
甘くて、重くて、セクシーで。
 
ユンジさんはよく分かってる。
ただ慣れないから気になるだけ。
 
ふうん、とAJは言ったけど、納得はしてないみたいだった。

TEEN TOPの新曲「To You」のMVが公開されました。こちらから。
 
CJ2かっこいい。
NIかわいい。
RIかっこかわいい。
CA髪どうした。
そこまではいいとして、問題はCJ1とLJだ。
 
えー、Youtubeのコメントを見てみましょう。

2:53 NOW KISS!!!
Who else thought they were gonna kiss at 2:52?
I genuinely thought Chunji was gonna kiss L.Joe at 2:53!!! lol
Two guys in a room with a bed? No kiss? Wae?!
2:52 Love ChunJoe!!
Chun.Joe 2:43? <3
2:41 *now kiss*
2:43 NOW KISS

ですよねー。
みんなそう思ったよねー。
見事にホイホイされたよねー。
まったくもう、TOP Mediaめ。もっとやれ。

やったらいいと思うんですよ。いえ、見たことないんですけどね、ウギョル。
ミッションが提示されて、カップルでいろいろやるんですよね。それを同性カップルでやったらすごくいいと思うんですよ。実際は別のグループから二人連れてくるべきなんでしょうけど、まあそれは置いておいて。
Elvinや2Seopじゃないのは、Soohoonは二人とも男子っぽいから。ケビ子やキソ美ほど女子じゃないのがいいと思うんですよね。別グループから二人出すにしても、キー子やジョン子あたりじゃない方がいいですよね。女子担当じゃない子。しゃいにならJHやOE。ぴにならDWとかHYとか。閑話休題。とにかく今回はSoohoonです。Soohoonというか、Soohoonがウギョルに出たら、という妄想です。いえ、見たことないんですけどね、ウギョル。


EP.1、顔合わせ。当日まで相手を知らないのが本来のようだけど、少なくとも同性であることは事前に知らされてるよね。お互い「お前かー」っていうね。最初のミッションは、ウギョルに出ることとその相手を、誰か先輩に報告すること。5人くらい。1人目はちょっとよそよそしい感じで、でもまあいいんじゃないの、みたいに終わる。2人目は大爆笑されて、冗談にされて終わる。この時点でちょっと凹む。3人目と4人目は結構はっきり引かれる。ここで一旦ブレイク。同性ってだけでこんなに扱いが違うものなのか、最後の1人に電話するのが怖いよ、みたいな。でも話し合って、いやわかんないじゃん、あの人なら喜んでくれるかもしれないし、そうじゃなくても最初のミッションでくじけたくないじゃん、と。そしてまた、俺らが信頼し合ってたらいいじゃん、と。勇気を出して5人目にかけると、驚くけど、受け入れて、応援すると言って貰える。電話を切って、ミッションクリアと祝福されたことに安堵する二人。EP.1、了。


しょっぱなからタフ。でも次以降も似たような感じ。


結婚指輪を買うミッションでは、店員に、男子二人って何って反応をされる。ペアリングで、片方が女性的なデザインだけど、男性用の方だけ二つはできないと言われたり、「SHからHMへ」って刻印入れてくれっていうと、また微妙な顔されたり。半分クレーマー扱い、でも金払うなら客か、みたいな。でもまあなんとか気に入ったのを買う。


不動産屋を回って良い部屋を見つけるミッションでは、最初はやっぱり夫婦だと言うんだけど、「同性で夫婦なんていねーよ」って反応でけんもほろろ。それでHMが「指輪じゃないんだし、友達で通したら貸してくれるんじゃないの」と提案するけど、SHは拒否する。「俺たちは結婚したんだし、堂々としているべき」みたいな。他の不動産屋でトーンダウンして恋人だと言ってみても、似たような対応。そのうち、そういうやり取りの繰り返しに、HMが傷ついてるんじゃないかとSHは思う。それで「ごめん、辛いよな。ふにの言うように友達ってことにしよう」と言うけど、今度はHMが「いや、すひょにひょんのいうことが正しい。僕らの関係について嘘を吐きたくない」と答える。で、やっぱりなんとか部屋を借りる。


家具揃えたりするところなんかは、普通にラブラブしてたらいいと思う。


ウェディングフォトミッションは、タキシード二人で撮ってもらえるか電話しまくって聞くところから。最終的には衣装だけ貸してくれるところと、写真だけ撮ってくれるところが見つかって、持ち込むことに。HMは茶系のタキシード着てほしい。SHはシルバーグレーとダークグレーどっちがいいかな。あるいは二人でお揃いのブラックタキシードでもいいよね。撮るときにキスミッションが出てきて、今までのに比べたら余裕だよね、とか言いながら、結構照れたりするといい。


中盤の山場は先輩同性カップル訪問ミッション。EP.1で電話した5人目は、実はこの先輩たちと親しい。ここはできれば本当のカップルに頼みたいところ。OKしてくれる人がいなかったら、音楽業界の先輩に仮想カップルになって貰う。先輩たちも結婚していて、困難はあるけど、幸せに暮らしてる。もしセクシャルマイノリティの駆け込み寺とか相談先とかコンシェルジュみたいなのがあったら、教えてもらっておきたい。個別の店自体を紹介しちゃうと、逆に使いにくくなりそうだから、ポータルだけ。後日Soohoonが使うことになるけど、視聴者に紹介するためにも。


ハネムーンはニューカレドニアかタヒチかフィジーで街歩きするといいかな。海でアクティビティと。ソウルでもスポーツいろいろやったらいいよね。


あとは、放送中に日本活動期が来て、日本ロケが何度か入ったらいいのでは。メンバー総出演。共同生活の様子、オフの日のデート、イベントのバックステージ。早起きのHMと朝弱いSHはきっとまた別部屋。画面の端に映りこむElvin、Vinseop、2Seop、Jaeli。そしてSooliにJaehoon。やきもち焼いたらいいと思うよ。SH「そういやあの時ふに何してたんだろ」 JS「××行ってたって」 SH「なんでじぇそぷが知ってんの」 JS「本人からきいた」 SH「‥‥」っていうね。


ライブハウスに行ったりしても楽しいだろうな。飛び込みで参加して相手への愛を歌うミッションとか。和やかに受け入れられたら嬉しい。ポータルでLBGTフレンドリーなとこ調べて行くとか。SHもHMもボーカルラインだから、歌系が他にもいくつかあったらいいな。


ラストは普通にデートがいい。明洞とか東大門とか。最後はお家でマウス・トゥ・マウスのキス。膝枕してみたりして。最初は照れてできなかったよねー、この部屋も最後だねー、夫婦としては終わりだけど明日からまたメンバーとしてよろしくねー、みたいな。それとも番組中では別れについては触れないのか。


というわけで、やったらいいと思うんですよ。Soohoonでウギョル。というか同性ウギョル。いえ、ウギョルを見たことないんで、全然違うこと言ってるかもしれませんけど。

 

공화국 입장のアイドル企画会社列伝シリーズが面白い。
韓国語は検索エンジン経由でもそれなりに読めるのがありがたい。
 

* Excite翻訳を噛ませてます。
 

SM編         付録I
JYP編         付録II
YG編      
付録III    


H.O.Tで始まって、"K-POP"コンサートの虚実まで。
そういえばスヒョンもJYPの練習生だったなーとか思う。
シリーズの締めの言葉が詩的でいい。
試し読みするなら、付録Iの「SMの海外進出がなぜ国民的快挙とされるのか」かな。 
 

冒頭に書かれてる、大韓民国アイドル産業シリーズはこちら。

 

第1部: 契約
第2部: 企画会社
第3部: 2PM  東方神起
第4部:    ジャニーズ・エイベックス


これも最後の締めがいい。
ニューキッズが出た番組ってなんだ?と思ったら、NKOTBSBで出たAMAでした。DTOTLいいよ。

 

*追記

2016年にパート2が来てた。

 

JYP編2    エピローグ

 


* 「シッパー 意味」で検索してこのページを開いた方へ。 
このページではK-POPファンの間で使われる言葉について書いています。
もしあなたが貿易について調べているなら、知りたい内容はこのページにはありません。
もしあなたが海外のドラマや映画に興味があるなら、そのshipperはたしかにこのページにあるshipperと同じshipperですが、もしかすると「fanfic 用語」や「slash 用語」で検索したら、よりふさわしいページに出会えるかもしれません。


* Last Update 2018-03-30

fandom ファンダム。ファン、ファン界、ファン・コミュニティ、ファン・グループ、ファン・アイデンティティ、ファン社会、ファン文化、ファン精神、などなど。単にファンの集合として使われる場合もあるけど、個人的にはファン・コミュニティとファン・カルチャーを足すと意味が通ると思う。
couple カップル。コンビ。恋人同士でなくても、仲がいい二人を指して云う。仲が良くなくても二人で居れば云う。カップルネームについては表の下を参照。
bias (1)バイアス。贔屓(ひいき)。お気に入り。グループに対しても使うが、グループ内で特に好きな個人を指すことが多い。担当とか推しとか本命とか。
(2) (1)の元になった他動詞。be biased toward(s)…の「好意的な偏りを持つ」という意味から(1)が派生した。
biased 何かに偏っていること。個人・グループ・事務所・カップル、何でも使える。YG biasedとか。自身について使う場合は、単にそれが好きなだけ。他者について使っている場合、批判的な意味を持つかもしれない。
ultimate bias アルティメット・バイアス。すべてのグループの中で、一番の贔屓。大本命。これはもっぱら個人に使われてそう。
shipping シッピング。カップル化すること。同性カップル、異性カップルどちらでも使う。
shipper シッパー。カップル化を楽しむ人。カップルネームの後ろにつけて、それを愛好する人も指す。Yunjae shipperとか。
pairing ペアリング。だいたいはカップルと同じ意味だけど、単に二人の組合せを指す場合、カップルとは呼んでもペアリングとは呼ばない。下で書いてるけど、使われるジャンルが若干違うような。
OTP One True Pairing。カップルにおけるバイアス。(一番)お気に入りのカップル。
OT数字 おそらくOTPから転じた。one trueは「たったひとつの、本当の」なので、「このグループみんな大好き」くらいの感じで使われ、OTの後ろにはそのグループのメンバー数が来る。IOIならOT11、BLACKPINKならOT4など。脱退があったグループについてだと「真のYYはX人」「X人のときのYが懐かしい」みたいな感じで使われることもあり、その場合は少女時代ならOT9、Oh My GirlならOT8など。でも増えたら増えたで「このメンバー構成最高」てな風にも使われ、宇宙少女ならOT13、Red VelvetならOT5など。汎用性が高いというべきか何というべきか。
ship (1)シッピングの元の動詞。カップル化、ペアリング化、それに伴う妄想もろもろ。
(2)シップ。カップル化された組合せ。ペアリングとほぼ同じ意味。複数形のshipsとされることが多い。
scenario シナリオ。筋書き、ストーリー。カップルに対しても使われるが、カップルネームではなく個人名で書かれていたら、要はドリーム小説的な内容である。
Supernova スーパーノヴァ。超新星の英語名。Choshinsungとも。
The Boss ザ・ボス。大国男児の英語名。Daeguknamah、D-NAとも。
Coed School コーエド・スクール。男女共学の英語名。CoedはCo-education(男女共学)の略。
TVXQ/TVfXQ/
DBSK/THSK
東方神起の略称。 Dong Bang Shin Ki、Tong Vfang Xien Qi。
CSJH/
The Grace
天上智喜The Graceの略称。Cheon Sang Ji Hui The Grace。
SNSD 少女時代の略称。So Nyuh Shi Dae、So Nyeo Shi Dae、Girl's Generation。
Cass カシオペア。東方神起のファンクラブ名、転じて東方神起ファン。Cassie、Cassiopeia。
SHW シャウォル。シャイニー・ワールド。SHINeeのファンクラブ名、転じてSHINeeファン。Shawol(샤월)、SHINee World(샤이니 월드)。
Sone SONE。ソウォン。少女時代のファンクラブ名、転じて少女時代ファン。소원。
Hallyu ハルリュ。韓流の韓国語読みのアルファベット表記。한류。日本で「かんりゅう」でも「はるりゅう」でもなく「はんりゅう」になったのは、日本より先に流行った中華圏での北京語読み(han liu)をそのまま使ったかららしい。
trainee トレーニー。練習生。
rice wreaths ライス・リース。米花輪。rice donationと言うことも。
fan sign ファンサイン。fan sign eventでサイン会のことだけど、eventが落ちてもサイン会イベントを指す。fan-signing。
hi-five ハイファイブ。ハイタッチのこと。ハイタッチ会はhi-five session。high-five。
selca セルカ。セルフ・カメラ。自分撮り、自撮りのこと。K-POPを離れるとselfie。self camera。셀카。
teaser ティーザー。新作公開前の予告映像。
sasaeng サセン。漢字で書くと私生。ストーカー化したファン。사생。
stan (1)スタン。熱狂的すぎるファン。サセンとはまた違って、日本語だと「信者」が近いか。EminemのStanという曲の主人公が由来だけど、Stalker+fanの混成語と説明されることも。
(2) (1)から派生した他動詞。 I stan XXと書かれている場合、割と軽くXXのファンだとかXXが好きだというくらいの意味。K-POPを離れると I stan for XX と書かれて、XXが熱狂的に好き、というニュアンスがあると思う。
line (1)線。ライン。人脈。○○繋がり、○○組のような意味。91年生まれのメンバーをまとめて91lineと呼んだり、最年少メンバーが複数いればマンネ・ラインと呼んだりする。
(2)行。歌のパートや台詞など。それぞれのメンバーに割り当てられた部分。複数形のlinesとされたりもする。line distributionはパート分布。
screen time スクリーン・タイム。画面に映っている時間。視聴者投票のあるオーディション系番組だと、どれだけ画面に映るかがわりと得票に直結するため、貰えるか貰えたか貰えなかったかでファンが一喜一憂する。
saengil センイル。漢字で書くと生日。誕生日。その後に続きやすいchukha云々は漢字で書くと祝賀で、「おめでとう」の意味。생일。
hwaiting ファイティン。日本での「ファイト」とだいたい同じように使える。fightingをハングルで書くと파이팅か화이팅になるが、ローマ字書きするときはhwaitingにするらしい。
daebak テバクまたはテバッ。やばい! すごい! マジで! ありえない!とかなんかそんな感じの韓国若者言葉。肯定的。대박。
zzang チャン。最高という意味の感嘆詞。jjang。짱。
ulzzang オルチャン。美人、美男子。狭義ではセルカブログをやってるネットアイドル的な人。顔(オルグル=얼굴)が最高の略。eoljjang、uljjang。얼짱。
injeung shot インジュン・ショット。認証ショット。証拠写真。injeung shat、proof shot。인증샷。使われるケースはいくつかあり、たとえば (1)自分が今どこかにいる、何かをしている、という証明をするための画像。選挙のときによく見られる。あるいは (2)アイドルへのプレゼントが使われている写真を、そのプレゼントを送ったファンが「ソンムル認証ショット」などと呼ぶ。ソンムルは선물(膳物)で、プレゼントのこと。
fancam (1)ファンカム。ファン・カメラ。イベント・コンサート・番組収録のステージなどを、ファンが撮影したもの。好きなメンバーだけを追ったもの、ダンスパフォーマンス全体を定点で撮ったものなどがある。韓国語だと직캠=直カム。
(2) (1)から転じて、上記のような個人フォーカスやステージ定点などファンカムっぽい動画全般。ファンではなくテレビ局が自ら撮影してyoutubeやvliveで公開したりする。
focus フォーカス。ファンカムのタイトルで、メンバー名+Focusとあったら、そのメンバーを主に撮った映像という意味。
pro-shot プロ・ショット。ファンカムではなく商業撮影されたもの。あまり使われる言葉ではない。
moment モーメント。瞬間、ひと時、場面。動画のタイトルでfunny momentとあったら面白い場面、sad momentなら悲しい場面。カップル名+momentの場合、そのカップルが絡んでる写真を繋いだものや、絡んでるファンカムや、別の動画から絡んでる部分だけ切り出したもの。
FMV ファン・メイド・ビデオ。いろんな映像を組み合わせてミュージックビデオ風にしたもの。カップル名+FMVとある場合、必ずしもそのカップルが属するグループの曲ではない。fan-made video。
stage name ステージ・ネーム。メンバー名。本名とは別につけることも多い。帰国子女だと通名をそのまま使ったり。日本と韓国で違ったりも。
birth name バース・ネーム。本名。ステージネームがあってもファンは本名で呼んだりする。real name。
fanchant 掛け声、応援。ただの声援ではなく、決まった箇所で決まった言葉が入る。合いの手というか、掛け合いというか。韓国語だと응원법=応援法。
rom. ローマ字化したもの。romanization。
sub/subs 字幕。subtitle。
maknae/magnae マンネ。末っ子。グループの中で最年少のメンバー。mangnae。막내。
hyung/hyeong ヒョン。男性から見た兄。男性グループの中で、相対的に年上のメンバー。漢字語で、兄=형。
unni/eonni オンニ。女性から見た姉。女性グループの中で、相対的に年上のメンバー。女性アイドルに対して、年下の女性ファンが呼称したりする。unnie、eonnie。언니。
dongsaeng トンセン。漢字で書くと同生。弟または妹。グループの中で、相対的に年下のメンバー。동생。
oppa オッパ。女性から見た兄。男性アイドルに対しては年下の女性ファンが呼称し、女性アイドルに対しては年上の男性ファンが自称したりする。오빠。
noona/nuna ヌナ。男性から見た姉。男性アイドルに対して、年上の女性ファンが自称したりする。누나。
fangirl ファンガール。ファンとファンガールがいたら、ファンガールの方がより'濃い'ファンである。実態はどうあれ「年が若く、盲目的な、追っかけ」というイメージがある気がする。
fangirling (1)何かの追っかけをする、熱烈なファンになること。「ある種の熱狂状態にある」ということを指す感じ。
(2)ファンガーリング。黄色い歓声をあげたり、名前を叫んだりすること。
fanboy ファンボーイ。ファンガールの男性版。
fanboying (1)追っかけをすることだけど、ファンガーリングよりも気軽にジョークっぽく使われるような。
(2)ファンガーリングの男性版。ヒューヒューと囃し立てたり、声援を送ること。
fanfic fan ficiton、ファンフィクション、ファンフィク。単にficや、日本ではFF、SS、韓国では팬픽(ペンピク)とも。ファンが書いた二次創作小説。原作がドラマや映画の場合も、実在人物を題材にした場合(いわゆるナマモノ)も区別せずこう呼ぶ。メンバー同士のカップル化、オールキャラギャグ、夢小説まで内容は多岐に渡る。同じ事務所やウギョルを元ネタにしたグループ間での男女カップルが結構あるのが日本との違いか。
fanfic writer ファンフィクライター。意味はそのまま、ファンフィクションの書き手。前述の通りカップルものだけではないので、fanfic writer=shipperではないが、カップル名の後ろにつけることもある。Eunhae writerとか。
AFF Asianfanfics.comの略。アジアンコンテンツのファンフィクションの投稿サイト。FanFiction.net(略称:FFN)と異なり、あるいはArchive of Our Own(略称:AO3)と同様に、カテゴリではなくタグで検索する。2010年頃に、Winglin.netというまた別のファンフィクションサイトから派生して作られたらしい。
MKMF Mnet KM Music Festival。Mnet・KMTVの音楽賞。2009年よりMAMAとなる。
MAMA Mnet Asian Music Awards。MnetとSMが仲違いしてたので、SM勢は出てない時期がある。
SSTP シムシムタパ。MBCのラジオ番組。退屈打破、深深打破、ShimShimTaPa、SimSimTaPa。심심타파。
SOKO South Korea、サウス・コリア。韓国のこと。単にKoreaとあればそれも韓国。北朝鮮はノース・コリア=North Korea=NOKO。


 

* カップルネーム
メンバー(とは限らないけどとりあえず)のうち任意の二人を指すときの呼び名。
それぞれの名前からハングルを一字ずつ取って組み合わせる場合が多い。(ex. ユンジェ、ホミン、ユンユル)
ステージネームと本名、どちらでも使うことができる。(ex.カントゥク、雲雲)
ステージネームが韓国風じゃない場合などは、ずばり一字ずつとは限らない。(ex. Todae、Chuniel、変則でニョントリ)
同年生まれが二人しかいない場合、Line名がカップルネームとして使われることもある。(ex. 83line、93line)
名前に同じ字や音を含む場合、2Xとなることもある。(2U、2min、2ny)
名前に由来しないカップルネームもある。(ex.ソウルファイター)
任意の三人に対する呼び名もある。(ex. ユスミン、ウンシヘ)
決まった呼び名でなくても、適当に組み合わせて三人や四人を呼ぶこともある。(ex.キュヘミンウク、で通じるよね?)
上述例の通り、男性グループ・女性グループ問わず存在する。
異性の組み合わせに対しても使われる。(ex.ヨンソ、クントリア search also "私たち結婚しました")
 
たぶん基本的には「通じれば何でもいい」「(話し手の使用言語において)言いやすいものが好まれる」。
同じカップルに対して複数のカップルネームが存在することも稀ではない。
カップルネームを使うからといって、その人がShipperであるとは限らない。
個人的にカップルネームを使う最大の利点は、文字数・音数の節約にあると思ってます。



以下余談。CP名は「カップリング名」と読む。

 

Shipperだからといって腐女子とも限らない。
カップルネームがCP名にならない場合、別途CP名が自然発生するっぽい。その場合、一音節+一音節のカップルネーム方式(ex.トゥクヒ)ではなく、二拍+二拍のCP名方式(ex.トゥギレラ)になるみたい。そんなCP名をカップルネームに流用する(=腐的な意味なく使う)こともある。まあCP名がすでにあっても、別のCP名が使われることもある。
カップルネームのようなCP名もある(ex.ヘウン)。「ウネ(カップルネーム)」はウネ(CP名)とヘウン(CP名)を含むことがあるけど、「ヘウン(CP名)」はウネ(CP名)を含まないのではないか。とはいえCP名にできないカップルネーム以外は、カップルネームとCP名を明確に区別できるわけではない。
カップルネームでは左右は関係ない。ShippingやSlashでもあまり左右を気にしないような。
 

RPSはReal Person Slashの略ですが。Slashという言葉を知っているがために、同性カップル名にShipperが付くのを奇妙に思われる方もいるかもしれない。というか私。Shipperは元々X-Filesのfandomで、同性CP(モルスキとかモルクラとか)派であるSlasherに対して、異性CP(モルスカ)派のことを呼んだのが始まりのはず。どういう展開をして定着したんだろう。ここを見ると、二次元より三次元で使われてきたっぽいけど。

In anime/manga communities, shipping is more commonly referred to as 'pairing' or 'pairings'.

(ついでにこの記事にはハリハー派とロンハー派の抗争があったと書かれておる。ははは)

 

日本のfandomで他と違うところといえば左右非可換性と夢小説の隆盛じゃないかと思うんだけど、誰か詳しい人語ってくれないかな。

 

* 『』がJSです。

***

「ヒョン、触らないで」
 
もう何度目だろう。
 
「触らないでってば」
 
何度言っても聞いてくれない。
 
ベタベタ触られるのは嫌いだって。
 
もううんざりするくらい言ってるのに。
 
『やだ』
 
無残に拒否されて、ヒョンの腕は僕の肩に乗ったまま。
 
それどころか髪だの耳だのを撫でてくる。
 
「気持ち悪いからやめて」
 
首を竦めて言ってみても。
 
『やだ』
 
もう片方の手でスマートフォンを弄りながら、ばっさり言い捨てる。
 
僕は眉間に思いっきり皺を作って。
 
できるだけ不機嫌な顔で。
 
低い声を出す。
 
「ヒョン、うざいよ」
 
やっと僕を見たヒョンは、変わらずニヤけた顔のまま。
 
撫でる手も止めずに、さらに口角を上げた。
 
『しかめっ面も悪くないよ』
 
きっと今、僕は世界一呆れ切った顔をしていると思う。
 
それでも悪くないと言うつもりなんだろうか。

KS視点2Seop。同居中。JSが営業マン、KSがスチールカメラマン。
忙しいか、仕事の内容がしんどいのか、疲れてるKS。
夜、家に帰ると、YシャツのままのJSが、ちょうど夕飯を作り上げたところ。そのまま食事して、KSはシャワー浴びることにして、ふと思い出し、仕事で使っただか貰っただか何だかのアロマオイルをJSに渡す。
シャワーから出てくると、JSはやっぱりYシャツのまま、自室のPCでオイルがどういうものなのか調べてる。(部屋は2LDKで、JSの部屋にダブルベッド入れて二人で使ってる。KSの部屋は物が多いけど、一応ベッドもあって、ゲストルームにすることもある)
JSの報告を聞きつつKSはベッドに倒れこんで、JSはサイドテーブルで試しにに使ってみようとする。


***


「精製水なかったけどこれでいいかな」
 
ジェソプはミネラルウォーターとエタノールを持ってきて、ベッドサイドに座った。
僕は後ろから抱きついて、その手元を見守る。
アクリルのトレイにエタノールを入れ、アロマオイルを一滴垂らす。馴染んでから水を加える。
トレイを揺らすと、オイルの香りが立った。
嫌いじゃない。
深呼吸して、首筋に顔を埋めたら、名前を呼ばれた。
 
「キソプ?」
 
「うん」
 
顔を上げずに返事だけしたら、ジェソプはそれ以上何も言わずに、僕の髪をくしゃりと撫でた。
ため息を飲み込んで、代わりにもう一度深く息を吸い込む。
何だっけ、さっきジェソプが言ってた。
混ざってるオイルの種類。
ティーツリーと、イランイランと、もうひとつ。
 
「キソプ」
 
また名前を呼ばれて、僕は顔を上げる。
目の前にはもちろんジェソプの顔があって、どちらからともなくキスをする。
ついばむように。視線を合わせて、探るように。
唇を吸って、舌を舐めて、唾を飲み込んで。
僕が腕を引くと、段々と深くなるキスの合間を縫ってジェソプが言う。
 
「疲れてないの」
 
中途半端に浮いた不安定な体勢が少し辛いんだけど。
固まったジェソプの腕をもう一度引きながら、僕は答える。
 
「疲れてる。から、元気出させて」
 
シャツの中に滑り込んでくるジェソプの手を感じながら、僕はやっとベッドに背中を預けた。