Shudder Log -19ページ目

Shudder Log

* このブログの内容はすべてフィクションであり、実在の人物や団体とは一切関係ありません。


130831. Hands Safe
 2Seop/爪が伸びたら/800字

130830. Alright to be True
 Elhoon/大丈夫/800字

130817. Head Heated
 Sooseop/頭が痛い/900字

130808. Catching Vices
 Hoonseop/真似禁止/700字

130802. Possession
 Jaevin/誰のものでもない/500字

130723. Get You Stuck
 2Seop/好きになるのかと思って/600字

130630. Stomachache
 Hoonvin?/Will Do Wellから続く/600字

130625. Will Do Well
 2Seop/好きこそ物の上手なれ/400字

130621. Even Then
 Elvin/君が僕を愛する限り/600字

130614. Our Morning
 Soohoon/フンモーニン/1000字

130604. Happy Mind Making
 2Seop/誕生日のプレゼント/400字

130531. Greet You Good Night
 Sooli/Soonight?/400字

130511. Across the Water
 Jaehoon/ジャカルタ帰り/1500字

130430. Runway Run
 2Seop/モデル業/600字

130425. Drive Me Sweety
 Dongli/帰り道/800字

130414. Stand In
 Donghoon/代わりになれたら/1200字

130331. Sneaky Snatch
 2Seop/セルカの撮り方/900字

130322. Pale Grayish Dark
 Hoonseop/満月の夜/700字

130320. Shine Upon
 Dongvin/うたた寝/900字

130315. Untamed Heart
 Soohoon/これもまた嫉妬/1000字
 
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私が前の記事を書いたときの脳内ソースは「JSが辞めたら追加メンバーが投入されるのか」という疑問だったのですが、どこかで誰かが匂わせることを言っていたのかしら。
じゃなきゃ、そういえばのSHINeeか。
 
SHは絶対HMコースでやって欲しいよね。
DHは自分を攻略するんだよね。
KSはKEで、KEはELで、ELはKEに強制的にKEを選ばされるけど全然プレイしなくて怒られるっていう。
日本の端末じゃなくても対応してるのかしら。
頬杖をついて眠る横顔に、光が射していた。
コクリコクリと揺れる無防備なその様子は、どこか普段より幼く見える。
時折、前髪が束になって額に落ち、ドンホは寝ながら眉を寄せた。
大きく前に身体が倒れて、ゆらりと戻る。
明るい窓際のカウチは暖かく、うたた寝には絶好の場所だ。
 
僕は乱れた髪をそっと取って、ドンホの耳にかけようとした。
 
「…ケビン兄?」
 
気付いて目を開けたドンホが、僕の名前を呼ぶ。
 
「髪、直そうとしたんだけど、起こしちゃったね」
 
手は止めずに、すくった髪を耳にかける。
ぼんやりとした表情で、周囲を見回す。
皆それぞれに時間を潰していて、部屋には寝に入ったメンバーしか残っていなかった。
 
「まだ寝てて大丈夫だよ」
 
そう言うと、ドンホは何度か瞬きして僕を見た。
 
「ケビン兄、何してたの」
「僕? 別に何してたってこともないかな」
 
ドンホは僕の手元に視線を落とし、タブレットを見つける。
見えるように画面を向けてやると、窓の反射が鈍く光った。
 
「ここ明るいから、見難くない?」
「そうでもないよ」
 
僕の言葉には納得できなかったらしい。
ドンホはタブレットを取り上げ、近くのテーブルに置いた。
それから、僕を抱き寄せ、キスしようしてきた。
 
「ちょっとドンホ」
 
僕が慌てて顔を離すと、意外そうに目を丸くする。
 
「ダメ?」
「人が居るところで」
「みんな寝てるじゃない」
 
顎で部屋の中を指し、ドンホはまた顔を近付ける。
 
「キスだけだから」
 
当たり前だよ。
キス以外の何をしようっていうの。
 
僕が仕方なく目を閉じると、唇が触れる。
触れて、離れて、もう一度触れて。
キスが段々と深くなる。
身体を引こうとしても、ドンホの腕が腰を捕らえていて動けない。
止めてと言おうと口を開くと、奥まで舌の侵入を許しただけだった。
 
思う存分口腔を犯して、ドンホはやっと僕を解放する。
大きく息を吐くと、さっきとは打って変わって大人の目をしたドンホが僕を見ていることに気付く。
 
「メイク、直してもらわないと」
 
ドンホは僕の唇に触れて、事も無げに呟いた。
それに僕が答えるより先に、ドンホはまた目を閉じてカウチによりかかる。
 
「時間になったら起こして」
 
言われなくたって。
まったく、誰のせいで。
喉まで出かかった言葉は、けれどそこで止まり、数秒の後に僕は言う。
 
「分かった」
 
いつの間にか外は曇っていて、でも、満足気なドンホの顔は、さっきよりも明るくなっていた。
これで終わり。
 
 ***
 
「お邪魔しまーす」
 
鍵を開けて部屋に入り、電気をつける。
靴を脱いだキョンジェは、固くなった身体を伸ばしている。
 
「シャワー浴びてきたら?」
 
顔を洗って、ついでに着替えたらいい。
そう言うと、キョンジェは同意してシャワールームへ向かう。
俺は鞄を置いて、食材を冷蔵庫に入れて、先に着替えてしまう。
それから、キョンジェに着せる服を用意する。
体格差はそれほどない。
Tシャツとパーカー、スウェットパンツ。
買い置きの下着を引っ張り出してきたところで、キョンジェが出てきた。
 
「お先」
「服、これ着て」
「ありがとう」
 
濡れた髪から水滴が落ちる。
最近は運動をしていないと言っていたが、その身体は充分締まっている。
服を着終えると、タオルで頭から被る。
 
「もう寝るよな」
「そのつもりだけど。本当に腹減ってないの?」
「大丈夫」
 
タオルの下から、笑顔を覗かせる。
 
「また一緒に寝てもいいか?」
 
初めてキョンジェに会った夜、ベッドを譲ろうとしたら、独りは嫌だと言われた。
遠慮からかと思ったが、寂しがりなのかもしれない。
 
「ああ、もちろん」
 
キョンジェは早速ベッドへ向かい、濡れた頭を気にせずに寝転がる。
俺は部屋の電気を消し、その後に続く。
ベッドに腰を下ろし、床に置いた目覚まし時計をセットする。
 
「明日、早いの?」
「いつもと変わらない、6時だよ」
「充分早いや」
 
笑う気配を背中で聞き、俺はベッドにもぐりこむ。
当然のように絡んできた腕に、少し戸惑う。
あの夜もこうだった。
キョンジェは俺を抱きしめて、
そして、向かい合って、
――キスしたんだ。
 
「フンミン」
「何?」
 
その時と同じ体勢になり、キョンジェはまっすぐ俺を見る。
 
「キスしていい?」
 
その問いは、前回はなかった。
いい、と答えるのも気が引けて、俺は口を噤む。
 
「嫌だって言ってくれなきゃ、するよ」
 
嫌じゃない。
嫌じゃないけど。
ダメだ。きっと。
 
「嫌じゃない」
 
じゃあ、する。
小さな声がすると同時に、唇が重なる。
啄むように触れるだけのキス。
軽すぎるそれに驚いて、唇が離されると同時に目を開けると、キョンジェの顔が飛び込んでくる。
 
「この前、いなくなって驚いた?」
「ああ、無事でよかった。また会えて嬉しいよ」
「本当に?」
「もちろん」
 
その瞳は真剣そのもので、見つめるだけで呑み込まれそうになる。
 
「この前、出てったのはさ」
「うん」
「この続きがしたくなったからなんだ」
「続き」
 
それはつまり。
 
「でも、受け入れてもらえないと思って、だから出たんだ。
 1日一緒にいただけだから、すぐに忘れると思って。
 けど無理だった。
 どうしてだろうね?
 フンミンのことが頭から離れなかった」
 
熱っぽく話す様子に、酔ってるのかな、と他人事のように思う。
いや、酔ってるのは自分かもしれない。
こんな危ない言葉に、心を高鳴らせている。
 
「フンミンは、何もしなくていいから」
 
キョンジェは表情を和らげた。
 
「愛させてくれない?」
 
どうして頷いたのか、自分でも分からない。
三度目のキスは深く、信じられないほど甘かった。
 赤い爪と安物の指輪
 傷付く度 増えるピアス

 
「すれいる」と読む。
のりPの右肩の蝶でパラレル。
相手はピアノ弾けるからHM。
 
ある雨の日、HMは道に倒れているELを見つけて助ける。
聞けば、養ってくれてた人に捨てられたという。
当てがないならしばらくいてもいいとHMは言うが、翌日にELは消える。
数日後、HMが夜遅く帰ってくると、部屋の前でELが待っていた。
2人はその夜に関係を持ち、ELはそのまま転がり込む。
 
HMの住んでる建物の1階には音楽教室があって、防音室もピアノもある。
オーナーのアジュンマはHMと仲が良くて、空いてる時間にピアノ弾いたりとかする。
アジュンマはELとも仲良くなり、最終的には職を紹介したりなんかしたり。
 
爪が赤いのは喧嘩して人を殴って血で染まったから。
直接HMに手出しはしないけど、短気だから怒鳴ったりはするだろうな。
仕事が忙しくて一緒にいる時間が減ると、金持って消えては男ものだか女ものだか分からない香水の匂いさせて帰ってくる浮気性EL。
でも一緒にいれば優しくて可愛くてご存知のとおりのイケメンなんだけど。
だんだん本格的なDVになり、1階のアジュンマにも心配されるように。
最終的には耐えられなくなったHMがELを追い出して、3ヵ月後くらいに花屋してるELと偶然再会して、またくっつく? くっつかない? みたいな微妙なところでエンド。
 
普通に考えたらより惚れてるのはHMなんだろうけど、ここではELの方が入れ込んじゃったってことで。
今回は、俺=HM、オレ=EL。
 
 
 ***
 
階段を上りきると、廊下に人影があった。
部屋のドアに向かい合うように座り込み、深くうなだれていて顔は見えない。
俺は足を止め、薄暗い蛍光灯の下で目を凝らす。
くたびれた服、明るい色の髪。
頭を抱える指に光るのは――、
見覚えのある指輪。
 
「キョンジェ?」
 
声をかけたが、その影は動かない。
俺は近付いて膝をつき、身体を揺する。
 
「大丈夫か?」
 
ようやく頭をあげたキョンジェは、眠そうに目をしばたたいて笑顔を見せる。
 
「フンミン、お帰り」
「びっくりさせないでくれよ」
「遅かったな。仕事お疲れ様」
 
時計を見ながら、大きくあくびをする。
 
「いつからここに?」
「んー覚えてない。寝てたし」
 
手を貸して立ち上がらせると、ビニール袋が床で音を立てた。
俺の視線に気付いて、キョンジェは言う。
 
「夕飯作ろうかと思って買ってきた。もう食べた?」
 
答える前に、顔に書かれていたらしい。
キョンジェはまた笑みを浮かべる。
 
「じゃあ、明日の朝飯にしよう」
「お前は食べてないだろ」
「なんか食欲なくて」
 
つまり、ずっとここにいた間、何も食べていないのか。
どこに行っていたのか分からないが、数日で痩せたような気がしてしまう。
そういえば、時間が空いたときに、AJと話していた。
そこにスヒョン兄が来て、僕らに話しかけようとした。
そして、僕が気付いた。
僕が気付いたことにスヒョン兄は気付いて、話しかけるのを止めた。
そのまま背を向けて、何も言わずにその場を去った。
僕は一瞬上の空になって、AJに怒られた。
 
 *
 
「今日、ご飯でも食べていく?」
 
一日のスケジュールを終える頃、僕は隣に座ったスヒョン兄に尋ねた。
快諾されることを予想して。
 
「いや、やめとく」
 
間髪入れずに返された意外な答えに、思わず顔を覗き込む。
 
「調子悪い? 気付かなかった」
「そういうことじゃなくて」
 
僕が言うと、スヒョン兄は鬱陶し気に首を振る。
目は合わせずに。
ああ、もしかして。
 
「予定があるんだ?」
 
この後、誰かと。
だとしたら仕方ない。
そう思ったが、スヒョン兄は驚いたように顔をあげた。
 
「違うよ」
 
その表情が疲れて見えて、少し心配になる。
 
「本当に大丈夫?」
 
僕がヒョンの肩に手を回せば、ヒョンの腕は僕の背中に回される。
 
「話せることなら聞かせてよ」
「別に何もないって」
 
額をぶつけて、上目遣いに視線を合わせる。
もちろん笑みなく、口はまっすぐ結ばれている。
 
「なら、いいけど」
 
それが本当なら。
たまたま疲れてるだけなら、いいんだけど。
 
「ゆっくり休んで」
「ああ、そうする」
 
言ってから、スヒョン兄は急に顔を離した。
 
「お前は?」
「僕?」
「俺は行かないけど、誰かと食べて帰るのか?」
 
不機嫌さの滲み出た声が、ゆっくりと発せられる。
 
「いや、帰ることにするよ」
 
答えると、スヒョン兄の表情が緩んだように見えた。
 
「ふーん。行けばいいのに」
 
ほっとして僕は笑みを作り、ヒョンに寄りかかる。
 
「ヒョンと食べたかったんだよ」
「え?」
 
返された意外そうな言葉に、僕はヒョンを見上げた。
 
「何?」
 
その顔は柔らかいというよりむしろ、気恥ずかしささえ浮かべているようで。
 
「いや、別に」
 
逸らされた視線の横で、耳が赤く染まっていた。
 
ああそうだ、スヒョン兄にはこういうところがあって。
力いっぱい引き寄せたがるくせに、僕から近付けば後退りする。
そのまま放っておけば不機嫌になり、さらに放っておけば我慢しきれずにまた引き寄せる。
 
食事を断ったのは、元気がなかったのではなくて。
単に拗ねていたんだ。
 
「飯、やっぱり食べて帰ろうかな」
 
ほら、やっぱり。
素直だね、良い心にも、良くない心にも。
 
「そうこなきゃ」
 
勝手にほころぶ顔を隠すように、僕はスヒョン兄に寄りかかる。
ヒョンの唇が僕の額に落とされて、小さく幸せな音を立てた。
 
 *
 
AJとくっつきすぎだと怒られたのは、その後の話。
と思ったけど、Soohoonはチーム物よりバディ物のほうがしっくりくる。
ELはハイウェイパトロールかなんかで制服着てるといい。白メット絶対似合う。
KEは監察医。KSは作業着で現場に這いつくばる鑑識。
JSはずっと白衣でラボからほとんど出てこない人。
DHはSHの甥っ子で両親なくして同居してる。
もちろんそのうちDHの親を殺した犯人がまた事件を起こし、Soohoon刑事が捜査するのだ。

軽くなった缶を振ったら、欄干に当たって甲高い音がした。
夜の漢江は暗く、その音さえも吸い込んでしまいそうだった。
 
最後の一口を呷って、ゆっくりと飲み込む。
これで終わり。
アルミ缶を潰し、ゴミ箱がないか探そうと振り向いて、俺は向かってくる人影に気付いた。
 
公園の街灯は少し遠く、目を凝らしてもその顔は見えない。
 
「ジェソプ!」
 
投げかけられた声に、俺は答える。
 
「フンミン? 驚かすなよ」
 
充分に近付くと、フンが怪訝そうな顔をしていることが分かった。
 
「それは僕が言いたいんだけど」
 
確かに、暗い公園で何をするでもない人間がいたら、不審者には違いない。
 
「お酒、飲んでたの?」
「酒じゃない。ただの炭酸」
 
潰した缶を掲げて見せる。
本当はアルコールでも飲みたいが、残念ながら公共の場所での飲酒は禁止されている。
見つからなければいいのだろうが、それを気にするのも面倒臭い。
それに、缶1本の酒で酔えるとも思えない。
 
漢江に向き直り、俺は聞かれる前に言った。
 
「もう帰るよ」
 
飲み終わったし。
見つかっちゃったし。
明日ももちろん、仕事があるし。
 
「車で来てるだろ? 乗せてってよ」
「うん」
 
振り返ると、物言いた気なフンと目が合う。
 
聞きたければ聞いていいんだぜ。
何してた、って。
 
煽る代わりに見つめ返せば、その目は僅かに細められ、伏せられた。
 
「次は」
 
少しの沈黙の後、フンは顔を上げる。
 
「僕も誘ってよ」
 
自然と口角が上がるのを感じて、俺は唇を噛んだ。
 
「分かってないな。独り寂しく飲むのがいいんだよ」
 
酒なんてなくたって。
一緒にいたら、考え事なんてできないだろ。
 
缶を捨てるのは諦めて、バックパックのポケットに突っ込む。
川を背に歩き出し、俺はフンの手を取った。
手が握り返されたら、せっかく冷やした頭がまた熱くなるな、と俺は他人事のように思った。
ちくたく英語版もそういえばPartyしてたよなーっていう。
JSがPartyしたらSooli巻き込んで悪ノリはげしそうだよな。
Donghoonは適当にしててKSがしっかりいじめられてKEが眉をひそめるんだきっと。
 
あるいは漢江岸に缶ビール持ってって独り飲みすることをPartyと称している、とか。
それをELかHMに見つかって
「次は呼んでよ」
「ひとりで飲むのがいーんだよ」
とか。
KE > Dongli > KS > Soojaehoonの順に、ファンは甘いのではないかという憶測。
KSよりDongliに甘いのは、どう考えても日頃の行いのせいではないよね、不公平なことに。
 
で、KE視点だと Dongli > KS > HM > SH >>> JS だと思うの。