Don't (Sooseop) | Shudder Log

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* このブログの内容はすべてフィクションであり、実在の人物や団体とは一切関係ありません。

薄暗い部屋に、丸まった背中が見えた。
手にタブレットを持っているようで、その光がぼんやりと髪を照らしている。

「目が悪くなるぞ」

俺は静かに近付いて、その手からタブレットを取り上げた。
 
「スヒョン兄」
 
首だけで振り返り、キソプは俺を見上げた。
黒い大きな瞳が潤んでいる。
 
「泣いてたのか?」
 
キソプはすぐに俯いて、鼻をすする。
 
「泣いてないよ」
 
バレバレな嘘に、俺は溜め息をついた。
 
「何かあったのか」
 
訪ねながら、スリープにしようとしたタブレットの画面が目に入った。
突き刺さるような言葉。
痛烈な、痛切な叫び。
 
「これ、もう読むな」
 
画面を消すと、キソプの手が奪い返しに伸ばされる。
 
「ダメだよ、見なきゃ」
 
その手からタブレットを遠ざけ、俺はキソプの肩に手を置く。
 
「ダメ。兄さんの言うことを聞きなさい」
 
顔を覗き込めば、その目は再び伏せられる。
 
「ちゃんと受け止めないと」
 
唇を噛んで、震える声で言う。
 
「受け止められる状況じゃないだろ」
「でも」
 
肩を抱き寄せて、視線を合わせる。

「暗い顔より、笑顔を見せろよ」
 
もう一度鼻をすすって、キソプはぎこちなく笑う。
 
「分かった」
 
その目には涙が浮かんでいて、大きな目を一層大きく見せた。
俺はこつり額をぶつけ、笑顔を作る。
ふ、と息を漏らしたキソプは、さっきよりも自然な笑みを浮かべていた。