Cheer Back (Jaevin) | Shudder Log

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* このブログの内容はすべてフィクションであり、実在の人物や団体とは一切関係ありません。

「気をつけて帰れよ」
 
AJは僕の肩を叩いて、ふと眉を寄せた。
 
「いや、行く、のか」
 
僕は首を振って答える。
 
「ううん、帰るであってる」
 
アメリカにも、久しぶりに戻ったけど。
 
「U-KISSは韓国に帰るよ」
 
一人だけ、この国に残して。
 
「気をつけて」
 
今度は頷く。
 
「うん。ジェソプも大学がんばって」
 
照れくさそうに、けれど得意気な笑顔になる。
 
「もちろん」
 
つられて笑って、僕も軽口を叩く。
 
「惚れ直させてよね」
 
まあ、彼女くらいつくっても許すけど。
 
「覚悟しとけ」
 
覚悟はもうしてる。
AJに関しては、何が起こっても驚かない。
だって。
この気持ち以上に予想外だったことなんてないから。
 
「待ってるから。ジェソプが韓国に帰ってくるの」
 
真面目な顔をしてそう言えば、真剣な視線でしっかりと首を縦に振った。
 
「ファイティン」
 
人がたくさんいたので、さすがにキスをするわけにはいかなくて。
 
「ファイティン」
 
代わりに僕らは、自分の拳に唇をつけて。
その拳を合わせた。