DHでCPってみよう SH編 | Shudder Log

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* このブログの内容はすべてフィクションであり、実在の人物や団体とは一切関係ありません。

確かに、朝からご機嫌な様子だった。
 
『電車も久しぶりだね』
 
野球を見に行きたい、という話は前からしていて。
 
「向こうでもなかなか乗らないしね」
 
実現することになった時点で、かなり喜んではいた。
 
『応援グッズ何があるかな』
 
準備をばっちり整えて、そわそわしながら部屋の中を跳ね回る。
 
「うーん、帽子とか?」
 
ドンホは立ち止まり、俺の顔を見た。
 
『ペンライトとかないよね』
 
コンサートじゃないのに?
 
「ナイトゲームだけど、客席も明るいと思うよ」
 
そう答えたところで、マネージャ兄から、出るぞ、と声がかかる。
 
『はーい』
 
元気よく返事をして、ドンホは真っ先に玄関を飛び出していく。
 
鍵をかけるマネージャ兄をおいて、俺は早足でその後に続く。
 
すぐに追いついて、歩みを緩めた俺の左手の中に、ドンホの右手が滑り込んできた。
 
俺はその手をしっかり握りながら、自分の頬が緩むのを感じた。