蹴りたい背中 読みました!
予約制ではないいつもの美容室に平日の朝早く9時過ぎに行ったらすでに年配の先客が二人ばかり・・しまった!田舎の美容室は朝早いほど込み合うのでした・・・ソファーで待っている年配の方がラベンダーハウスのチラシを見ていたので 「あ、それうちの店です」と突っ込み話に花が咲いていると間もなくその方の番になり暇になったので 軽く読める本はないかと備え付けの本棚を物色していたら少し前に芥川賞を受賞した綿矢りさの蹴りたい背中を見つけ読み始めました 美容室にいる間に3分の1くらい読みましたオーナーが「よかったらお貸ししますよ」と言ってくださったのでお借りして続きをその日のうちに読み終えました今時の高校生の日常や心理を描いていますまずは今時の若者の人間関係って複雑で大変なんだなぁと驚きましたその当時の自分自身を振り返ると自意識が強くカッコ悪いことが嫌いで余裕がなくプライドばかり高くて自分の尺度でしか他人を見られない未熟で幼稚な・・・・・ああ、思い出すのも恥ずかしい たぶんそれは時代が変わっても同じではないかと思います仲良しのクラスメートはいました。(今でも心は通じ合っていると勝手に思っています!あまり会えないけれど)B型の私としてはグループで行動するとか派閥に入ったりとかはしなかったけれどだからと言って 無視されるとかみじめに思うようなことは無かったと思います修学旅行のグループ決めの時も自然に任せていたら私たちのグループだけ変わりものばかりの男女混合グループになっていましたそれでも 「奇妙な顔ぶれだけど面白そう」とその偶然の組み合わせを結構楽しんでいたように思います女子の中にはお昼机を向かい合わせに並べ替えてお弁当を食べているグループもありましたがそれはそれで特別軽蔑もしなければうらやましいとも思えず、かといってそのグループのメンバーと話さないこともなくみんながそれぞれ好きにやっていたように思います大らかな時代だったのでしょうか?そんなことはなかったと思うのですが・・・いつから大人も子供もグループ作りに躍起になるようになってしまったのでしょう?それまでは主人公の価値観や言動に共感できなかったのですが「自分は人にして欲しいことばかりで 人にしてあげたいことは一つも思い浮かばない・・・」(この通りの表現ではないかもしれませんが)という一文を読んで ハッとさせられました。この一言でこの小説の価値がぐっと上がりましたこんなふうに自分を客観視できるのってすごいことです!よくある青春恋愛小説ではないことだけは確かですところで「失われた時を求めて」はようやく7巻目に突入しました・・・・感想はまたいずれ・・・