寒い日が続きます。

最近はうつわの撮影をしたり、

スローペースながら制作したりしています。



自分が冬モードで動いているせいなのかもしれませんが、

身近な友人の変化を聞いたり、

知り合いの作家さんの新作を見たりすると、

変わらない自分に少し焦りも感じたりして。



こんな時、

思い出すのが学生時代に受けた特別講義。

「こんな田舎の学校に!」と当時驚いた、

著名グラフィックデザイナーの講義で、

普段スカスカの教室が立ち見まで出るような注目度。

内容は、その方の今までの作品(主にポスター)を、

プロジェクターで映しながら話を聞くというものでした。



おびただしい数の作品、

驚いたのはその中の多くは、同じパターンから作られていたということ。

ベースが同じなので、続けて見ていると

だんだん間違い探しをしている気分になりました。

今となっては、ハッキリと話の内容は覚えていませんが、

『ここまでやって「このデザインは●●さんのだね」と言われるようになる』

~というようなことを話されていたのが印象的でした。



その講義と直結している訳ではないですが、

きっかけになった事は確かで、

「変わらないこと、続けることも大切」

と意識するようになりました。

制作をしているとあれこれ変化を求めたくなります。

変わらないでいるっていうのも意外と難しい。



焦った自分に

「変わらないことに焦らなくてもいい」

と言い聞かせつつ、

私にとっての「続けること・もの」の模索は続きます。