初回利用後の聞き取り
おはようございます
ショートでもデイでもそうですが、お試し利用前に伝えていることや反応の何を見るかについて、↓でお伝えしました。
さて、ではケアマネとして私が何に気を付けていたのか?についてお話しします。
利用者さんの中には、ご家族の前では、
「文句みたいに思われて、余計なことは言えない」という方がいます。
みてもらってるんだから、それくらい我慢しな!というご家族側の思いですね。
ですので、
私の話の流れは、利用後の利用者さんの表情などの印象がフラット以上で、まあ・・・ね、位の感じであれば、
実際、何をしてきたのか?楽しかったのか?などのプラス面の答えが来そうな質問から引き出してみて、その後、さて本音はどうなのかな?という流れで訊いていました。
「何か気になることあったと思いますが・・・、ありませんか?施設に直接言うわけではないので、何かあれば教えてほしいんですが・・・」と伝え、確認をしていました。
その過程で、ご家族が話に茶々を入れる様子があれば、
「施設のためにもなることだから、細かく聞かせてもらいたいんですよ」と、口に出して、話してもらうことに意義があるということを説明します。
大抵、ぼろぼろと・・・次々出てきます。
気になることがないはずがないと思います。
また、逆に
最初から、嫌だった!!が前面に出ている場合は、
嫌だった話を細かく確認してみて、良かった点(利用者さんにとっても許容範囲)についても引き出していく、そんな作業です。
利用者さんの印象は、人それぞれですが、
忘れてはいけないのは、前提として、行きたくない気持ちがある、ということです。
そこに理解力、認知機能、性格など様々な要素が入るわけです。
ショートにいる間は、
楽しそうに過ごしていても、家に帰ると「ひどいところだった」という方もいます。家族に、「じゃあ、もう行かなくていいよ」と言ってほしいわけです。
その逆もあります。
ショート中は、静かに存在感もない感じで迷惑をかけないように
息を潜めてすごしていて、家に帰ってから「楽しかったよ」と家族のことを思い我慢して言う、という方もいます。
ケアマネとしては、そのあたりの温度感、
ご家族の思いや負担、利用者さん本人の本当の思いと負担、
このあたりの調整をすることが大事だと思っていました。
家族の思いを優先させすぎると利用者さんは疲弊しますし、
本人の思いだけでは、家庭が破綻する恐れもあるわけですから。
私にできることは何かな?と思いながら、話を聞いたり、提案したり、励ましたり、時に諭したり?をしてきました。
デイよりもショートの方がハードルが高いですよね。
抵抗感がえげつないですから(笑)