#200 初回利用後聞き取り | Rie's messages

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初心者の頃から、家族、介護士、ケアマネとしての、介護の体験談をエピソードを交えて書いています。何を見てどう判断しているかなど、ヒントになればと思い書き始めました。

 

 初回利用後の聞き取り

 

おはようございますニコニコ

 

ショートでもデイでもそうですが、お試し利用前に伝えていることや反応の何を見るかについて、↓でお伝えしました。

 

 

 

さて、ではケアマネとして私が何に気を付けていたのか?についてお話しします。

 

利用者さんの中には、ご家族の前では、

「文句みたいに思われて、余計なことは言えない」という方がいます。

みてもらってるんだから、それくらい我慢しな!というご家族側の思いですね。

 

ですので、

 

私の話の流れは、利用後の利用者さんの表情などの印象がフラット以上で、まあ・・・ね、位の感じであれば、

 

実際、何をしてきたのか?楽しかったのか?などのプラス面の答えが来そうな質問から引き出してみて、その後、さて本音はどうなのかな?という流れで訊いていました。

 

「何か気になることあったと思いますが・・・、ありませんか?施設に直接言うわけではないので、何かあれば教えてほしいんですが・・・」と伝え、確認をしていました。

 

その過程で、ご家族が話に茶々を入れる様子があれば、

「施設のためにもなることだから、細かく聞かせてもらいたいんですよ」と、口に出して、話してもらうことに意義があるということを説明します。

 

大抵、ぼろぼろと・・・次々出てきます。

気になることがないはずがないと思います。

 

また、逆に

最初から、嫌だった!!が前面に出ている場合は、

嫌だった話を細かく確認してみて、良かった点(利用者さんにとっても許容範囲)についても引き出していく、そんな作業です。

 

利用者さんの印象は、人それぞれですが、

忘れてはいけないのは、前提として、行きたくない気持ちがある、ということです。

 

そこに理解力、認知機能、性格など様々な要素が入るわけです。

 

ショートにいる間は、

楽しそうに過ごしていても、家に帰ると「ひどいところだった」という方もいます。家族に、「じゃあ、もう行かなくていいよ」と言ってほしいわけです。

 

その逆もあります。

ショート中は、静かに存在感もない感じで迷惑をかけないように

息を潜めてすごしていて、家に帰ってから「楽しかったよ」と家族のことを思い我慢して言う、という方もいます。

 

ケアマネとしては、そのあたりの温度感、

ご家族の思いや負担、利用者さん本人の本当の思いと負担、

このあたりの調整をすることが大事だと思っていました。

 

家族の思いを優先させすぎると利用者さんは疲弊しますし、

本人の思いだけでは、家庭が破綻する恐れもあるわけですから。

 

私にできることは何かな?と思いながら、話を聞いたり、提案したり、励ましたり、時に諭したり?をしてきました。

 

デイよりもショートの方がハードルが高いですよね。

抵抗感がえげつないですから(笑)