珍しく真面目に活字ばっかり長文です(笑)
紅茶先に入れてから、時間がある時によかったらお読みください…笑
2022/03/31
マルエイ ガレリア オープン初日!
前通ったけどそんなに並んでなかったなぁ
パントリーいきてぇー!
並んでなかったから、行きたかったぁ…
今日は寄る時間がないなぁ。。。
名鉄の大北海道物産展もいきたぃ…
さてさて、今日はなんだか考える日だったわ…
ろう友と、カフェで話ししてたのよ。
打ち合わせも兼ねて。
でね、マスクは外すわよね。飲食もしてるし、
なにより、手話で会話してるから。
サークルの時は声出してるし、透明マスクしたりして感染対策するんだけど、この日はサークルでもないし、ろう者はもちろん、RIEも持ってなかったのよ透明マスクや透明マウスシールド。。。
でね、事件は起こったの…
入店して15分ぐらい経ったかな。
ろう者との会話も盛り上がってきて、ろう友の声漏れが何回かあって、、、
えーっっと、補足説明w
サークル以外で、RIEとろう友が話しする時、基本声は出さない。
でも、感情音的な声は出したりするけど、(はぁ?まぢで?!とかそんな感じの)まだまだコロナ禍、色々みんな配慮してる。
ろう者も、基本、RIEとの会話は発声はしない。
だから、RIEもろう者だと思われることがある。
それは別に何の問題もない。
でね、ろう者に限らないとは思うけど、
その日打ち合わせしていたろう友は、感情が高まったり、興奮すると、声が漏れるの。
声が漏れるっていうのは、突然『あっ!』とか『んっ』とか、言葉ではなくて、息と共に声が乗って出た感じっていうのかなぁ
まぁ、小さい音ならいーんだが、大きい音で出ちゃうこともあって、、、
んー。。。ついでに真面目に聴覚障がいについて説明しちゃおっか
一般的に馴染みのある「聴覚障がい者」には、大きく「難聴者」「ろう者(聾者)」「中途失聴者」があって、
日本では「聴覚障がい者」という単語にまとめられがちだけど、難聴者、中途失聴者、ろう者は大きく異なるのよ。
「難聴者」を分類すると「軽度難聴者」「中等度難聴者」「高度難聴者」「重度難聴者」「老人性難聴者」と5種類に分類されてるのね。(ただし老人性難聴者は加齢により耳が遠くなった人であり障がい者には分類されない)
「軽度難聴」から「重度難聴」までは、聞こえるdBの範囲で定義が変わって、言葉の通り障がいの程度で分類されるの。
「中途失聴者」は、聞こえの程度とは関係なく、
事故や病気によって音声言語獲得後に失聴した場合に分類されて、
もともとは聴者であったので発話は比較的に問題がないケースが多いけど、聞き取りに関しては聴力次第では極めて困難だったりするの。
『中途ろう』と呼ぶ人もいるわね。
「ろう者」の定義は「難聴者」とは大きく異なっていて、
医学的には「100dB以上の最重度の聴力レベル」のことを言うんだけど、
聴覚障がいの中では最も重い「身体障がい者二級」に値するのね。
でも、一般的には「手話を母語として使用する聴覚障がい者」を「ろう者」と定義していて、
つまり、「難聴者」は聴力の程度はあるが聞こえにくさによって定義されて、
「中途失聴者」は失聴した時期で定義されるのに対して、
「ろう者」は使用する言語によって区分されるの。
「難聴者」と「中途失聴者」は日本語がベースになっているという意味では、根本的にコミュニケーション方法は違い、日常的に手話を利用するのかどうかによって「ろう者」が区分される。つまりは「言語の違い」「文化の違い」となってくる。
社会構造的にも「難聴者」と「中途失聴者」は同じ当事者団体として活動をしているが、「ろう者」は別の当事者団体を作る活動をしていて、同じ聴覚障がい者といっても、コミュニケーション方法が大きく変わっているの。
まず言語の獲得、
健聴者(聴者という言い方もあります)は、乳児期から両親や周囲の会話や音声から自然に言葉(言語)を獲得するけど、聴覚障害児はそれができないから、視覚的に言語を獲得しなければならなくて、
視覚的な言語獲得手段として、おおまかに分けて口話(読話・発語)によるものと手話によるもの、残存聴力の活用(補聴器・人工内耳)、そしてこれらの併用があるんだけど、
口話の場合はある程度しゃべれるようになるけど、
コミュニケーション手段としては問題が多いから、母語の確立がなかなか難しくて、
その結果、学力が低くなったり、文章の読み書き能力に若干問題が生じることがあるみたい。
手話によるものは我が国では研究が遅れたこともあって、まだ十分に普及していないけど、
海外では手話を母語として言語を獲得する方法の有効さは実証されているらしい。
特に、戦時中や戦後の混乱期が学齢期だった高齢ろう者は十分な言語獲得環境がなかったため、文章の読み書きが苦手な人が多いらしい。
そのため、書物や新聞等による知識や情報を得ることができず、だれもが知っているような一般的な知識を持っていなかったり、
打ち消しのような複雑な言い回しは手話通訳を通してでもなかなか理解できないというような問題があるんだわ。
5~7歳以上のある程度母語が確立した後での失聴の場合だと、
教育環境にもよるけど、文章の読み書きはほぼ問題のないレベルで、声も普通と変わりないか、慣れれば判別できる程度の方が多い。
しかし、学力や読み書きに問題はなくても、その成育環境からの精神的な影響が見られる傾向があるって聞いたことがある。。。
説明が真面目に長くなってまったすまぬ。
で、
『あ゛っ…』『んっっ…』『あ゛』っと声漏れしてて、
漏れている声の大きさを彼女はわからないから、あまりにも大きい時は、RIEが注意するのよ。
したくないけど、まわりのお客さんも急にビックリするだろうしさ
でも、そこまでまだ大きくなかったから、周りの雑音と変わらないからRIEはスルーして話をしてたわけ手話で。
そしたらね、RIEの斜め後ろに座ってた40歳後半ぐらいの男性が急に机叩いて、
『うっせーんだよ!日本語しゃべれよ!マスクしろよ!しゃべれねーんだったら消えろよ!』
って叫んできたのよ
その瞬間、RIEは振り返って
「あ゛ぁ゛ん?」顔で睨む(笑)
その時いたろう友3人のうち2人は全く音を聞き取れなくて、1人だけ音声は認識できないが、『音』っというのは認識できる人がいて、急に机を叩く『バンっ』って音にビックリしてて、RIEに『どーしたの?なにがあったの?』っと。
ろう者は、音がわからないでしょ?だから、よく手話通訳士さんとかが情報保証?情報提供って感じで、救急車が通って行ったりしたら、ろう者に向けて、今、救急車が通っていきました。とか教えるんだけど、
もちろん、RIEもろう者といる時は、そーいう聴こえる人にとって当たり前の音を、教えるわけさ。
だから、瞬時にオッサンにガン飛ばして、
手話で説明
『今、斜め後ろに座っている男性が急に机叩いて、うっせーんだよ!日本語しゃべれよ!マスクしろよ!』って。
消えろは言えんかった…
で、伝えた後、オッサンに物申すっと立ちあがろうとしたら、
ろう友『RIEちゃん、ダメよ。』っとRIEの手を引っ張って、
自分が立って、そのオッサンに向かってろう友が『すみません。ごめんなさい。』って
RIEには、聞き慣れてるから?ろう友が手話を使わずに一生懸命発音した言葉を聞き取れたけど、男性には聞き取れず、
ムカつく男性『何言ってんだよわかんねーよ。うっせぇ』
って。。。
ブチっ…
はいRIEちゃんキレたー
ろう者はね、表情、感情を読み取るプロなのよ。
だから、RIEがキレたのも、すぐ感じとって…
3人がRIEを押さ込むっていう状況に
オッサンは、その後2、3分経たずに出ていったんだけど、聞こえないと思って言っているのか、RIEに喧嘩売ってんのか、、、
まぁ、腹立つ腹立つ
もちろん手話で説明するわなRIE。
ろう友たちは、笑いながら
『こんなこと珍しくない!RIEちゃんが怒る必要ない!』って…
いやいやいやいや、怒るところやろがーぃァァァァヽ(o`Д´o)ノァァァァ!!
ろう友『私らより厄介だわRIEちゃんは』
あのね、マスクすると、口話読み取りできないわけさ。
例えば、『同じ』って手話には、
一緒(の、に)
共通
同一
同然
だよね
って意味があって、
話の流れで判断も出来るけど、口話を見て判断するわけさ。
『同じ』なのか『だよね』なのか。。。
だから、手話は非手指要素(NM)も大切な言語の一部なわけょ。
マスクを着けると鼻から下、つまり顔の半分が隠れて、頬や口が見えないじゃんね。
例えば、頬は膨らませたりすぼめたりすることで、人や物の太さや厚さを表すという重要な役割を担っていて、
口には、「マウスジェスチャー」と言われる手話独特の口型(パ・ピ・ポ など)を表したり、
固有名詞や同音異義語(同じ手話で複数の意味を持つもの)を区別する時に日本語の口型を表すなどの役割があるんだわ
それを隠してしまうマスクは天敵そのもので、
聴にとっても、ろうにとっても、コミュニケーションを取るうえで今までにはなかった負荷がかかるわけさ。
RIEも帰り際とか、ろう者同士がマスクしたままで話したりもするんだが、
顔半分隠れても問題ないってことは、鼻から下のNMは重要度が低いんじゃないの?って矛盾してんぢゃない?って思うと思うんだが(笑)、
実はそういうことではなく、ろう者に裏技?(笑)があるのよ。
例えば傘を持っていて片手しか使えないときは、片手手話で伝わるような工夫をするように、顔半分が隠れていたら、その状態でも伝わるような工夫をするのょ。
同音異義語の使用を避け、
別の表現に変えたり、
どうしてもその手話を使いたいときは、前後に別の手話や指文字を追加して補足するのよ。
ただ、やっぱり表情が伝わりきらないから、やっぱり100%の気持ちを伝えるのは難しい。
だからね、コロナ禍ではあるけど、こーいう問題もあって、なんか改めて今日考えたわぁ
今日の話を簡潔にまとめると、
ろう者のこと何にもわかってないおっさんにムカついたってこと
ま、生きてりゃ、色々あるわな
でも、そんな時、心中で、
『耳聞こえなくなったらいーんだわ罰当たりゃーえーんだわ
』
っと願ってしまうRIEは腹黒ちゃん
100%理解するのは、当事者じゃなきゃ難しいかもしれないけど、同じ人間として歩み寄るのは大事だと思うんだけどなぁ
まぁ、おバカなRIEが言っても説得力ないんだがな
長々と、わかりずらい文読んでくれてぁりまと