前回のお話からの続きです。



年中が終わり、春休みに入りました。春休みになって、息子は幼稚園から解放されてのびのびするかと思っていたのに、いつもの明るさがありません。

遊びに出掛けても「お腹が痛い」と立ち止まったり、電車で出掛けても「いつ帰る?」「お腹が痛い」と元気がありません。表情も力がなくて、何事にも楽しそうでなくて…。


そして、春休みが終わり新学期がスタートしました。いよいよ年長さんです。泣いて行きたがらないのは想定内でしたが、ここから体への異変が始まりました。


頻繁にトイレに行くようになったのです。


1時間に1回とか、10分と経たないうちにまたおしっことか。家にいるのに忙しなくトイレのことで頭がいっぱい。

不安によるストレスがあるのは明らかでしたが、ここまで頻尿だと園での生活にも支障が出てきます。給食が始まる前にメソメソと泣き始め、給食の途中で多い時だと4回もトイレに行きます。

遊びの途中にも何度もトイレに行き、遊びにも集中できません。


新学年の新しい担任の先生とは連絡を密にしていました。

「今日は給食の時に4回トイレに行きました。」

「今日は給食の時に1回だけでした。」

「今日は遊びの活動にとても集中していて、1時間トイレに行きませんでした。」

「お散歩に行く前に2回連続でトイレに行きました。」


先生もとても心配していました。もちろん、給食への配慮は続けていましたが、もっと心のケアが必要だと感じました。


私は、息子にどのようなフォローが必要か分かっていました。なぜなら、私自身がパニック障害だからです。つづく…