身体は1つです。




頭のてっぺんから足のつま先まで、

一切の隙間や隔たりもなく繋がっています。




お手入れでは足を触っているだけで

背中や腰や肩に変化が現れることもあります。




足が緩むだけで、それに連動して

背中や腰や肩が緩むのです。




身体のどこかに歪みや痛みが出ると、

身体がバランスを取ろうとして

起因となった歪みや痛みとは別の場所が

歪んだり痛み出したりします。




そして、

その別の場所の歪みや痛みをかばって、

さらに別の場所が歪み痛む。




そうやって無限ループにはまっていくと、

起因となった歪みや痛みが

分からなくなっていく。




だから、今、痛みや歪みがある箇所だけを

ケアしても対処療法にしかならず、

根本原因の解決にならない場合もあります。




お手入れでは、今、痛みがあったり

歪みが生じている場所だけを

ケアするのではありません。




余計な力が入っていたり、

偏ったりした身体全体を緩めて

本来の姿に戻るよう促していきます。




その際、リンパを流し、

気を流し、骨格等を微調整し、

さらには足りない気を補充して

その人本来の身体に戻るお手伝いを

していくのです。




なぜ『お手伝い』なのか?




それは、人の身体はそもそも

良くなろう(元に戻ろう)とする力が

元々備わっているからです。




しかし、元に戻ろうとする力よりも

悪くなってしまう力が強いと

元に戻れなくなり、痛みや歪みが

生じてしまうのです。




そのため、

身体が元に戻りやすくなるよう

余計な力や歪みや痛みを取り除き

全身を緩めていくのです。