京都人の密かな愉しみ | 地唄舞 吉村ゆかり 粋・はんなり日記

京都人の密かな愉しみ






大好きなドラマ「京都人の密かな愉しみ」の文化人類学者エドワード•ヒースロー役団時朗さんが亡くなられたとのこと。

阿部海太郎さんの音楽と共に

京都 なんと蠱惑的な響きを持つ名か
これは私の持論だが、
文化人類学的に言うと、
日本には二種類の人間が存在する
「日本人」と、そして「京都人」だ

という団さんの語りを聞くと

ああ、今シーズンも「京都人の密かな愉しみ」が始まったなあ…と京都の風景がはんなりと脳裏に浮かび、幸せな気持ちになったものです。

和菓子屋の若女将 三八子とエドワード•ヒースローが織りなす京都の様々な物語も好きでしたし、京都の街に生きる5人の若き職人の修行、恋愛を描いたBlue修行中編も爽やかで好きでした。

三八子さんも5人の若き職人達もこちらが満足の行く結末という感じの描き方で幕を閉じたので、とても名残惜しかったのですが、もう続編はないのだなあと感じました。シーズン毎ですが、7年間も続いたこと、いかに多くの人がこの上質なドラマを愛し心待ちにしていたことが窺えます。

団時朗さん、「京都人の密かな愉しみ」ではいつもとても幸せな気持ちにして頂きました。本当に有難うございました。

心よりご冥福をお祈り致します。