第10回目のお浚い会を終えて | 地唄舞 吉村ゆかり 粋・はんなり日記

第10回目のお浚い会を終えて






日曜日は私の地唄舞教室の第10回目のお浚い会でした。

地唄舞が好きという気持ちしかないこんな拙い私が10回もお浚い会を開くことができたこと、信じられない気持ちですし、生徒さん始め、支えて下さった方々に感謝の気持ちでいっぱいです。

本当に有難うございました。

お浚い会ではお開きに「茶音頭」と最後に「世界」を舞わせて頂きました。

ここ数年のコロナ禍で外出が儘ならないこと等色々なことがあり、地唄舞を本当に好きなのか?と自問自答する日々でしたが、

良い年をして本当に本当に恥ずかしいのですが、アイドルであるキンプリの髙橋海人君のプレミアムミュージックでの「ツキヨミ」のダンスを見て感動し(海人君のダンスは本当に素晴らしいので皆に見てって言いたい!)、海人君のダンスにかける情熱が私の心を動かし、お浚い会では近年にないくらい充実した楽しい気持ちで舞うことができました。

そして楽しく舞えたのは二演目共、死ぬほど稽古を積んで来た演目ということもあります。巧く舞えたかといえば、動画を見ると目も当てられない出来だと思いますが、もの凄い稽古量=楽しく舞える ということなのだと改めて思いました。

腰痛や足の痺れは相変わらずですが、気長に治し、これからも精進して参りたいと思います。

第1回目のお浚い会で私が舞った「雪」を教室開設当初からお稽古を続けて下さり、第1回目のお浚い会からずっとご出演下さっている生徒さんの ゆいか さんが今回のお浚い会で舞って下さったことが嬉しくて…感無量でした。

教室開設当初に入って下さった生徒さんがずっと続けて下さり、名取にもなって下さったこと、それは講師としてとても幸せなことで私は本当に恵まれていると思いました。

思えば「高砂」しか教えられないのに、実力も全く無いのに師匠である吉村輝章先生から勧められるまま教室を開き(今から考えると本当に無謀でした)12年後には「江戸土産」「八島」「雪」を教えられるようになり、芸の力ってすごいな、と。

21年間勤めた会社を辞めたのが、2010年10月…あのまま会社員を続けていても不器用な私はずっと成長のないままこの年を迎えていたと思うと、この職業を選んで身体はキツいし、芸を磨くためにお金もものすごくかかりましたが(計算するのが怖い)、きっとこの選択は正しかったのだと思います。

最後に素敵なプログラムを作って下さった幼馴染の美保ちゃん、着付けを引き受けて下さった福川様、服部様、梅本様、撮影をして下さった宮本様、アナウンスの山口様今回も本当に有難うございました。

ご出演下さった生徒さん、受付、後片付けまで有難うございました。感謝の気持ちでいっぱいです。

一.茶音頭 ゆかり
一.高砂  
一.鶴の声 
一.高砂 
一.菜の葉 
一.京の四季 
一.御所車  
一.春日影 
一.ひなぶり 
一.松づくし 
一.すり鉢 
一.竹の縁 
一.口切り 
一.ぐち 
一.黒髪 准名取 ゆか鈴 
一.菊の露 
一.東山 
一.寿(欠席)
一.露の蝶 
一.小簾の戸 ゆめか
一.由縁の月 ゆか帆
一.名護屋帯 ゆか葉
一.水鏡 ゆづき
一.閨の扇 ゆりな
一.鐘ヶ岬 ゆか乃
一.雪 ゆいか
一.世界 ゆかり