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昔むかし、赤子の命はそれはそれは儚いものだったそうな。



やっと世に出た命がわずか2~3日にばかりで果ててしまうなんてことが日常茶飯だったとか。



何とか赤子が天に召されることがないよう、悪霊の目につかないように



人々は必死で祈ったのだそう。




わざとぼろ着物を着せ、自分たちが産んだ子ではない、拾ってきたと言うために「お捨て」などと呼んだらしい。



何とか人生を自分の力で生きていける気配が見えた時に



氏神様に御参りをして氏子となるそうな。




優しく



美しく



凛々しく



逞しく




初着に願いを込めて。




最近観たテレビに生後間もないエチオピアの赤ん坊が映っていて



その赤ちゃんが強烈なインパクトでして



灼熱の50~60度の気温のなかで



全裸の赤ちゃんが



うんしょうんしょ



と、濡れた布に自分でコロコロ転がっていき涼んでる光景。



オムツも履いてない赤ちゃん。



逞し過ぎて、唖然呆然!




自身で獲得する「獲得免疫」は適度に外敵と接して戦い学ぶことで力が高まっていくという


なので病気にならないようにと神経質になりすぎるよりも、外気に触れて生活することが大切となってくるらしい



現代の日本人は過保護過ぎて他人の子育てにもかなり手厳しいけれど




多分それぞれの親の価値観はバラバラなので




きっと子育てに正解はないんだろうなあ




私はエチオピアの赤ちゃんまではいかないにしても



強く逞しく育って欲しいなと



初着を着て思いました。




でも、世界一周に行くと言い出したら




きっと私は




大泣きして




全力で引き止める。笑






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