「生きてるだけで100点満点」
～99歳の日野原重明先生が教えてくれる命の授業～
昨日、タイトルに惹かれて何気なく読んだ本に感銘を受けました。
明治から平成という激動の時代を医師として走り抜けた日野原先生の人生が非常に読みやすく書かれています。
著者は10歳の時に医師になるという夢を描きました。
猛勉強の末、京都大学医学部に入りますが当時不治の病と言われていた結核にかかり一年間療養生活を送り、一度は医師への道をあきらめかけたこともありました。
その後、もう一度医師への道を志し、医師としての人生をスタートさせます。
それから60年以上の間、医療に携わりながら第二次世界大戦で傷ついた人々を救い、よど号ハイジャック事件に遭われてしまったり、地下鉄サリン事件で次々と運ばれてくる人々を救ったりと…様々な時代の渦に巻き込まれながら人間の命の尊さをその度に考えさせられていくのです。
そして、聖路加国際病院の理事長をボランティアで務めながら、子供たちへ命の授業を始めました。
10歳の子供たちへ、「命とは何ですか？」と聞くと子供たちは、「心臓！」と無邪気に答えるそうです。
先生は子供たちに、
「それぞれに与えられた時間が、すなわち命なのです。」
と答えます。
10歳にはまだ難しいかもしれないけれど、激動の時代を99年間生き…たくさんの命を救ってきた日野原先生の生き様はゆとり世代の私には考えさせられるものでした。
オススメの一冊です。
昨日は他にも二冊、計三冊を読みました。
しかし、本を読んでいるとあっという間に時間が経ってしまいますねー
もっともっと色んな本を読んでみたいです
そして、今日は土用の丑の日ですよ
吉野家で550円、安い
みなさん夏を乗り切る為にスタミナつけて鰻を食べてみてはいかがでしょうか
