「報酬はスイスにある口座に振り込んでくれ」
などと、ルパン三世、ゴルゴ13などに登場するスイス銀行。
でも、実際にスイス銀行って名前の銀行はあるの?
答えはNO!
スイス銀行という名前の銀行は存在しません。
世界一の顧客情報厳守と名高いスイスの銀行ですが、かつてのロシア皇帝が莫大な財産を凍結させているとか!
一般的にもちろん、普通の銀行口座としても機能しているわけですが、資産管理のほうで有名なのではないでしょうか?
citybankなどのように銀行口座作れないかしら?
とスイスで最も有名な銀行UBSを訪ねてみることにしました!
持ち物はパスポートとスイスフラン少額。笑
まずは、総合案内らしきカウンターに向かうと、すでに係員のするどい目線が突き刺さってくる。
いかにも、およびでないって雰囲気だ。
U:「どのようなご用件で?」
り:「あの私、日本から来てるんですけどこちらで銀行口座作れませんか?」
U:「スイスに住所がないと作れませんが、住所はお持ちですか?」
うーむ、これはもう退散だ。作れないことはもうこれで分かったから試しにあれこれ聞いてみよう!
り:「もうすぐスイスに留学するんです。住所があれば作れるんですよね?」←ハッタリ。笑
U:「外国籍の方はスイスの住所と、学校またはお勤め先の同意書が必要になります。」
り:「その2点があればいくらからでも口座を作れるんでしょうか?日本は1円からでも口座持てますが、スイスではどうでしょうか?」
U:「いくらからでも作ることができますよ!」
り:「ありがとうございました~。また来年来ます!」←ハッタリ。
と、こんなかんじで退散。
受付の男女2人は最初から最後までかな~り冷ややかな目線で、シッシッってかんじでしたが、必要なことは聞けたのでなんだか勉強になったかんじ。
私の勝手なイメージは3000万ぐらい資産がないと銀行口座すら作れないイメージだったんだけど、1CHFからでも口座持てるなんて意外だわ。
よく昔から映画やドラマ、アニメや漫画などに登場するスイスの銀行の謎がちょっと解けた気分!
ちなみにスイスの銀行はなぜ信頼できるのか?というと…
・古くから欧州の十字路として交易が盛んに行われていた。
・国民皆兵制、精強な軍隊を保有する重武装の永世中立国である。
・国連をはじめとした国際機関の本部が多数ある。
・各国の王族、貴族、富豪の資産を保全・保管していることから他国からの侵略を受ける可能性が非常に低い。
スイス銀行という俗称はスイスプライベートバンクを指しているらしく、口座の顧客の身元を知っているのは担当とごく一部の上層部だけで、口座番号が漏れてもそこから身元を割り出すことはできないみたい!
入金は口座番号さえ知っていれば誰にでもできるが、万が一入金先を間違えると、守秘義務により入金した代金の返還は受付不可。
プライベートバンクにおいて、顧客は来訪の前に申請し、必ず決められた時間に来訪しなくてはならず、他の顧客や自分の口座の担当以外の従業員との接触を避けるためである。
エレベータは担当が待つ階にしか停まらないようにしてあり鍵も備えられているそう。
秘密口座では有価証券を除けば預金の引き出しの6週間前に申請しなくてはならない。
また、公共料金支払いや給与振り込みは取り扱い不可。
口座維持費もかかることから最低預金は1000万円ほど預けなければならないんだって!
うーん、実に興味深いスイスのプライベートバンクなのであります!!
ではここでQ.40!
その高い守秘性から俗に独裁者の○○○、犯罪者の○○○などと言われるようになったスイスのプライベートバンクですが、○○○の中に当てはまる言葉は?
①貯蓄庫
②金庫番
③凍結金