だいぶ続きをお待たせしてしまってごめんなさい(・・。)ゞ
前回はインドのデリーで政府の人間だと名乗る謎の紳士に案内され、、
メインバザールの宿からコンノートプレイスの宿へと移動したところで終わってましたね!
これから旅話を書いていくうちに「コイツ馬鹿か?」と思われることが多々あると思うんですけど、、今無事に生きてるのでその辺はスル~っと右から左に受け流してください。笑
そしてこれから旅に出るみなさん、くれぐれも真似せずに私の馬鹿な行動・失敗談を旅の糧にしてください(・∀・)
つづきをどーぞ♪
☆☆☆
紳士と”スイカのお種さん”に礼を言って、部屋でゆっくり休息をとることにした。
とにかく日本を出てから、ろくに寝てない、食べてない、灼熱の暑さで体が疲れきっていた。
南京虫に刺されないように注意しながらベッドに横になり、泥のように眠りについた。
そのうち、お腹がすいて目が覚める、、
とにかく外に出てこの辺りでゴハンを食べようじゃないか。
しかし宿の外に出てみると、店らしきものが何も見あたらない。
いや、ここはコンノートプレイスだからちょっと歩けば何か店があるはずだ。
でもやみくもに探して宿に帰れなくなったら困る。
宿の受付に行って住所と電話番号を書いてもらった。
もし迷ってもリキシャに住所を見せて自力で帰れるように、、
でも、リキシャも住所通りに連れて行くとは限らないし、念の為、住所をガイドブックの地図に印つけておこう。
デリーの地図でコンノートプレイス周辺を探す。
ん?
いくら探しても見当たらない。。
どうやら地図圏外のようだ。
あの紳士、コンノートプレイスの中心と言ってたのに、、これじゃ周囲の様子が分かるまで、1人で出歩くのは辞めたほうがいかもな。
まだインドに着いて2日くらいしかたってないし、何も状況がわかってないんだからじっくり状況をみないと。。
でも、、腹減った。
部屋でお腹をグーグー言わせてると、電話のベルが鳴り響く。
例の紳士だ。
「お腹が空いただろうから夕飯をご馳走しよう。今から迎えに行くから。」
まるで私が何もゴハンを買えなかったのを見透かすような電話だ。
政府の人間ということは可能性が薄れてきたような気がするが、悪人ではない、、だからゴハンを食べに行こう。
紳士は運転手1人を引き連れ、割といい車に乗り、お洒落して現れた。
ヒンドゥー語、英語、日本語を自由自在に操る紳士は知性に溢れていたし、、物腰も柔らかだ。
紳士は運転手にここで待つように言うと、とあるバーに連れて行ってくれた。
日本で言う会員制バーみたいなかんじ。
ものすごく重厚なドアをドアマンが開けると、これがインド人か?と目を疑うような人種が集まっていた。
私がインドに着いてから見てきたインド人は、ボロボロの衣服をまとい、道でゴロゴロ寝たりしている人たち。
それが、ここでは高級スーツや高級ドレスを見にまとい上品に会話を楽しむ、金持ちインド人たち!
葉巻なんか吸っちゃってるし、、英語で喋ってるし、インド訛りがひどいインド英語ではなくアメリカ留学しただろ?というようなかんじの発音である。
なんだ!ここは!
ここはインドじゃない。
黄金印度だ!!
「何でも好きなものを頼みなさい。」
という紳士。
何でも、、目の前のいろんな光景に驚いていた私は思わず、、
「じゃ、カレーで。」
と言ってしまった。
カレーならこの先たぶん毎日食べることになるんだから他のものを頼めばよかった。
生野菜とかインドじゃ100パーセント下痢間違いないだろうから、この先一切食べれそうにないし、、
こんな高級な店なら生野菜も安全だろう。
あぁ、生野菜、、と後悔しつつもカレーが運ばれ、それを口にした瞬間、生野菜の後悔もぶっ飛んだ・・・
ままま、まいう~♪
これはたぶんインドカレーじゃない。
なんか日本でも美味しいと言われるような、カレーの味だ。
チャパティやナンではなく、ちゃんとゴハンだし。
外国人を意識したお味だ。
なんかこの紳士の正体が何だろうと、こんな自分じゃたどりつけないような場所に来れて結構得した気分だ。
紳士は「もっとすごいところへ連れて行ってあげよう。インドには貧しい場所・贅沢な場所が両極端に存在している国なんだ。」
つ☆づ☆く